2011年5月31日火曜日

性愛の表現

 


性愛の表現











デンマンさん。。。あんさんは性愛にこだわってますねんな?







ん。。。? わてが性愛にこだわってるゥ?



そうですう。 よせばええのに、また「性愛の未来」を取り上げてますやん。



そのことやがなァ~。。。



また「性愛の未来」が問題になりましたのやろう?



あのなァ~、わてのアメブロ(Ameba Blog)のブログに「性愛の未来」を投稿したのやけど、第一部が公開を拒否されてしもうたのやがな。









『性愛の未来(PART 1)』



『性愛の未来(PART 2)』



『性愛の未来(全文)』



 (2011年5月21日)








マジで公開を拒否されてしもうたのォ~?







ウソなどつくかいな! めれちゃんがそう言うだろうと思うたので、わてはちゃんと証拠の画面をソフトカメラで撮っておいたのや。 見てみいなァ!











あらっ。。。マジで『性愛の未来(PART 1)』が拒否されておますなァ。 そやけどPART 2 は表示されてますやん。







そうやァ。。。アメブロの管理人がいい加減な人間やという証拠やァ!



アメブロの管理人がいい加減。。。?



そうやァ。。。コンピューターに任せきりで自分で内容を読んで判断しておらんのやがなァ。。。そやから、ただコンピューターに禁止語を読み込ませて、禁止語が見つかれば記事の内容などお構いなしに無条件で公開を拒否しておるねん。 そないなところがいい加減やと、わては言うてるねん。



そうですやろか?



あのなァ~、わては試しにGOOGLEで検索してみたのやがなァ。。。その結果を見て欲しいねん。











この検索結果がどうやと、あんさんは言わはるの?







あのなァ~、上の検索結果に表示されているエントリーは全部で 19,400件なのやァ。 上のページだけで 10件。。。わては上のすべてのページをクリックしたのやけれど、どのページも公開されてるねん。 つまり、アメブロの管理人だけがコンピューターに勝手に決めた禁止語を探させて、見つけると無条件で公開を禁止してるねん。 要するに、ページの内容など見てへん。 管理人もブログの規則もいい加減やということやんか!



そうやろか?



あのなァ~。。。アメブロでも上の記事は人気があるねん。











つまり、『性愛の未来』を読みたい人がようけいおるのやァ。







そやけど、人気があるのは 5月22日の記事やんか!







うん、うん、うん。。。上の統計を見ると、めれちゃんがそう思うのも無理あらへん。 そやけどなァ、5月22日の記事の人気は前日の記事のタイトルに影響を受けてるねん。 つまり、『性愛の未来』というタイトルに興味をそそられて見に来た人も居(お)るねん。 そやから5月22日のアクセス数は21日の記事の影響を受けているということやァ。



。。。で、5月22日の記事は、どないなタイトルやのォ~?











めれちゃんも読んだやろう!? 次の記事やねん。







『ロマン・ロランも理解した』



(2011年5月22日)








わたしも読みましたわ。 あんさんと小百合さんで語りおうていましたなァ。







うしししし。。。めれちゃんも読んでくれたのかァ!? うれしいなァ。。。



そやけど、5月22日のアクセス数は21日の記事の影響をホンマに受けているのやろかァ?



めれちゃんは信じへんのか?



そやかてぇ、説明がイマイチやん。。。他のサイトはどうなってるん?



だったら、次の統計を見たらええやん。。。







『Denman Blog(デンマン・ブログ)』







5月21日のアクセス数はデンマン・ブログでも多いねん。







つまり、5月21日の記事(『性愛の未来』)を非公開にすることは、日本語が分かる世界の2億のネット市民の「知る権利・読む権利」をアメブロの管理人さんが妨害しているとあんさんは言わはるの?



その通りやァ!



そやけど、アメブロの管理人さんが非公開にしたのは5月21日の記事だけですやろう?



ちゃうがなァ。 4月30日の「天平の裸婦」も公開を拒否したのやがな。



マジで。。。?



ウソなどつくかいな! めれちゃんがそう言うだろうと思うたので、わてはちゃんと証拠の画面をソフトカメラで撮っておいたのや。











そやから、わたしは言うたやおまへんか!。。。あんさんは裸婦にもこだわりすぎますねん。







そやけどなァ、「天平の裸婦」の公開を拒否されたのはアメブロだけなのやでぇ~。。。




この記事には一部、Amebaの健全なサイト運営にふさわしくない言葉・表現が含まれている為アクセスできません。








『天平の裸婦(2011年4月30日)』より




こないな事が書いてあるけれど、他のサイトではまったく問題がないねん。 つまり、上のメッセージと判断基準は、アメブロの管理人の良識と教養が極めて低級なことを物語っている何よりの証拠なのや。



他のサイトって、どのようなサイトがあんさんの記事を公開しやはったん?



めれちゃんいも、よう分かるようにGOOGLEで検索したよってに、その結果をここに貼りだすから、よう見てやァ。











5月10日に“天平の裸婦 デンマン”と入れて検索したら 851件表示されたのやがな。







つまり、851のサイトであんさんが書きはった「天平の裸婦」が公開されていると言うことやのォ~?



いや。。。851件表示されているのは間違いない事なのやけれど、851のサイトで「天平の裸婦」が公開されていると言う訳ではないねん。



どうして。。。?



たとえば、Twitter には記事のタイトルは表示されているけれど、内容までは掲載されておらん。 また、語数制限があるサイトもあるさかいに、たとえば、GOO や EXBLOG には2部に分けて掲載しているねん。 そう言う訳で、恐らく851件のうちで4分の1から5分の1ほどのサイトが「天平の裸婦」を公開していると思うのや。



5分の1として、170のサイトで「天平の裸婦」が公開されてはるのォ~?



そうやなァ~。。。どないに少なく見積もっても 50のサイトで公開されていると思うのや。



それなのに、アメーバ・ブログでは「Amebaの健全なサイト運営にふさわしくない言葉・表現が含まれている」という理由で公開を拒否してはるん?



そう言う事やァ。



。。。で、どういう所が「ふさわしくない言葉・表現」やのォ?



ちょっと、次の引用を読んで欲しいねん。




息づく女







秋篠寺の技芸天像



高校時代からの仲良しと二人連れ、あちこち旅したあげくに(秋篠寺のこの像に)たどりついたのでした。 友人は美大にすすみ、わたしは詩を書き始めたばっかりでした。



「うちのおかあさんに似ている」と友人が天女像を前にして言いました。 たしかにそのとおり、それは、ふくよかで落ち着いた中年の女に見えました。 表情と、体型と、そして置かれた暗がりが、妙に心に残りました。



それからわたしは、何度ひとり旅してそこに立ち戻ったかわかりません。 何にそんなに惹かれるのか考えぬまま、何度も何度もその前に立ちました。



数年前のことです。 わたしは『日本霊異記』に夢中になり、それを語り直そうと試みていたんです。 その中に、「修行僧が吉祥天の塑像に恋をして、夢の中で交接し、その証拠に、塑像の裳裾に精液がついていた」という話がありました。



まず、思い浮かべたのがこの像です。 もちろんこれは吉祥天じゃなく、技芸天です。 塑像でもなく、乾漆像です。 吉祥天の塑像といえば東大寺ですけれど、なんだかあいまいな顔をしておられたし、浄瑠璃寺のは福々しすぎました。







東大寺の吉祥天像



女の体臭と体温がむんむんして、修行僧の熱意にほだされてつい交接してしまうような人情味のある天女像といえば、やはりこれだと思ったのです。



詩人・伊藤比呂美



(注:写真はデンマン・ライブラリーから貼り付けました。

赤字はデンマンが強調)








158ページ

『別冊太陽 日本のこころ156』

2010年4月1日 初版第3刷発行

編集人: 湯原公浩

発行所: 株式会社 平凡社



『天平の裸婦(2011年4月30日)』より








赤字にした単語が「ふさわしくない言葉・表現」やのォ?







そうとしか考えられへん。



それ以外には考えられへんのォ?



あとは、めれちゃんが書いた手記しかないなァ~。 めれちゃんが子供の頃に横尾忠則さんのエッチなイラストに目を奪われてしもうたという手記やァ。





読書して怒られる



 





2006/05/11 14:16



子供のころから、

家にはたくさんの本がありました。



わたしは江戸川乱歩の少年探偵団を、

よく読んでいたのですが、

そのうち、飽き足らなくなったのか、

親が持っていた「江戸川乱歩全集」を、

愛読するようになりました。



しかし。

その全集には、

横尾忠則氏の挿絵がついていて、

えっちなんです。

なので、親には読んじゃダメと

言われていました。

(だったら、かくしといてくれ)



わたしはこっそりかくれて、

そのえっちな江戸川乱歩の本を、

読んでいたのでした。

しょっちゅう見つかって、怒られました。



さらに。

印象的なのが

「チャタレイ夫人の恋人」です。

もちろん禁止本です。

禁止されたら、読むに決まってます。



・・・ませガキ。

・・・エロガキ。




by めれんげ








「めれんげの日記」

『だれかつっこみいれて!』より



『エロい文学少女』に掲載

(2007年4月11日)









「ませガキ」、「エロガキ」と書いたんが「ふさわしくない言葉・表現」やのォ?







わては、そうは思わんでぇ~。。。もしかすると、次の手記かも知れへん。




「エログロナンセンス」の時代



特有の、妖しげな表現に



魅せられました。




2007-04-13 13:53







デンマンさん

わたしの言う「エロい」は、

やはり少々お下品だったかな?

この表現って、

わたしにとっては「ギャグ」に近いんですよ

わたしは関西人のなかでも特に?

ウケをねらう傾向が強すぎるものでして、

必要以上に自分をコミカルにデフォルメするという、わるーい癖があるんですよね



で、回答へとまいりますね。。。



江戸川乱歩全集に関してですが、

とにかく横尾氏のイラストが、

エロチックだったのです。







幼いころから、女性の肉体の美しさに

強烈に魅了されていたわたしは、

偉大な画家たちの描く裸婦や、

女性のヌード写真を見て

「わたしも早くこんな風にキレイになりたいなあ!」

と、成熟へのあこがれを強く感じていました。



乱歩の作品自体については、

「エログロナンセンス」の時代特有の、

妖しげな表現に魅せられました。







「人間椅子」での、愛する女性のソファに、

自ら入り込み、悦楽にひたる男の異常な愛などは、

「家畜人ヤプー」に通じるものがあり、

それはむしろ、純粋なものすら感じました。



そういえば…

乱歩の時代のことが知りたくて、

おばあちゃんに

(今は亡き愛するおばあちゃんです!)

「見世物小屋行ったことある?」

「衛生博覧会って、どんなんやった?」

などと、聞きまくっていたものです



「チャタレイ夫人の恋人」ですが…

ぶっちゃけエロい箇所の拾い読み、

というのが事実です!

だってねえ…あの小説の大半は、

ロレンスの思想の

展開だと思いませんか?



小学生のわたしに、

そんなものを理解できるような

知性も理解力もなかったっす…

で、大人になってから読み返したのですが、

森の番人の野卑でありながらも、

深い洞察力に満ちた性格に、

恋愛感情にも似た気持ちを感じました。

おまけに、セックスは上手ですしね(キャー!)



女性が自らの性欲を恥じる必要など

ないということを、

わたしは少女時代に、

あの小説によって知ったのかもしれませんね。




フロイトも、ヒステリーの原因は、

性的欲求不満であると、言ってましたよね?

セックスとは、

愛を基盤とした自由なものであるべきだと、

わたしはずーっと信じてます!
 


 


by レンゲ








『ゴスロリと黒パンツ』より

江戸川乱歩の世界

(2009年5月6日)








この上の手記のどこが「ふさわしくない言葉・表現」やの?







あのなァ~、信じられない事なんやけど、かつて「フルーツブログ」では「セックス」が禁止語になっておったのや。 そのために、わての記事が削除されたことがあった。 その後、わてのブログがすべて削除されてしもうた。



マジで。。。?



わてはウソは言わんでぇ~。 「はてなダイアリー」では、勝手な基準を設けて、わてのブログをプライベートモードにしてブログ全体を非公開にしてしもうたのやァ。



うっそォ~。。。!?



ウソと違うでぇ~。。。ホンマのことやでぇ~。。。この事については、かつて記事に書いたこともあるねん。







『愛と良識と批判』



(2010年04月12日)








。。。で、あんさんは何が問題やと言いたいん?







サイトの管理人の中には相変わらず愚かな言葉狩りをしている愚人が居るねん。 言論の自由と表現の自由がより良い社会をもたらすということが理解できへん。 愚かな事も分からずに太平洋戦争時代の低劣な言論統制の真似をやってるのやがなァ。




言葉狩りをする



未熟な精神構造は、



日本に何をもたらすのか?








生命の危機と言論の自由







知っていますか?

太平洋戦争時代、日本帝国政府は今から考えれば愚劣と言えるほどの言論統制で国民をがんじがらめにしたのです。



その良い例が英語を使うな、という規制です。

野球で英語が使えなかった。

ストライクと言ってはダメなんですね。

じゃあ、何と言ったか?



「当たり」「一本」「良し」とか言ったらしい。

「ボール」も使えない。

「はずれ」とか「ダメ」とか言ったらしい。



愚かと言うより、こうなるともう滑稽ですね。

しかし、戦争当時、みんなが真面目にこう言いながら野球したらしい。

いっそのこと野球も敵性スポーツとして禁止すればよかったと思うのですが、帝国政府の親玉の中に野球の好きな人がいたらしい。



それなら、英語も使わせればよいと思うのに、そうはしなかった。こういうところが片手落ちなんですよね。



アメリカはどうだったか?

すっかり逆でした。



日本人が昔から親しんだ「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という『孫子の兵法』の中の有名な格言を忠実に守ったんですね。つまり、戦争に勝つためには日本人を知らなければならない。そのためには日本語を大いに学ばねばならない。と言う事でアメリカ政府は日本語学校を作ってそこで日本語を徹底的に学ばせて、日本人の研究人材を養成したわけです。



『菊と刀』で有名な著者ルース・ベネディクト(Ruth Benedict)さんも政府から依頼を受けて「お国のために」日本人と日本文化の研究をしたんですね。彼女がレポートを提出した時には戦争が終っていた。それで、その研究に基づいて1946(昭和21)年に出版されたのが『菊と刀』です。この本の事を全く知らない人は次のリンクをクリックして僕の書評を読んでみてください。



■ 『「菊と刀」 書評』



現在でも読まれています。すでに90版以上を重ねているはずです。僕は6度程読みましたが、読むたびに新たな感動を受けています。このべネデクトさんは日本で暮らしたことが一度もない人なんですね。もちろん日本へ行ったこともない。そういう人があれだけの研究成果を出したんですから、日本研究がどれだけ進んでいたかが良く分かるんです。アメリカ政府の採った政策は日本帝国政府がやった言論統制と比べると雲泥の差です。



しかし、日本にだって良識を失わない人たちも居たんですね。極めて少なかったですが。。。太平洋戦争下で唯一といってよい言論抵抗事件がありました。このことについて、ちょっと詳しく語ろうと思います。1944(昭和19)年2月23日の『毎日』新聞の竹ヤリ事件というのがこれです。



この記事を書いたのは37歳の新名丈夫記者でした。「竹やりなんかでアメリカに徹底抗戦なんてどうかしている」と言うような趣旨の事を書いてしまったんですね。もちろん、覚悟して書いたんです。うっかりして書いてしまったわけではないんです。



でも、当時の東条英機首相はこれを読んで激怒した。



それで、頭にきたものですから、できれば書いた記者を死刑にしたい。でもいくらなんでもそんな無茶な事は出来ませんから、赤紙で徴兵して南方戦線に送り込もうとしたわけです。当時の常識として、南方戦線に送り込まれれば生きて帰れないということが分かっていました。つまり事実上の「死刑」です。いづれにしても、無茶な事をしたんですね。



当時軍部と帝国政府に真っ向から反対すれば、このような仕打ちが待っていたんです。だから、分かっていた人もおとなしく黙っていた。でも、新名記者はメディア人としての良識を持っていたわけです。アメリカを例に取れば、あのニクソン大統領を退陣に追い込む事になったウォーターゲート事件を暴露したワシントンポスト記者のボブ・ウッドワード(Bob Woodward)のような人だったわけです。



最近、命を懸けて記事を書くような新聞記者が日本にはいなくなりましたね。残念です。



この記事が発表された頃には、もう戦局は悪化していました。問題の記事が発表された前年、1943(昭和18)年には、まず2月、ガダルカナル島で日本軍の撤退が開始されました。これを契機に、米軍は一挙に攻勢に転じたわけです。以後、5月にアッツ玉砕、11月にはマキン・タラワ全滅と戦局は日々悪化していきました。1944年2月17日には「日本の真珠湾」と米軍から呼ばれた作戦の最重要拠点、トラック諸島が米軍の手に落ちてしまいました。



軍部でも、帝国政府でも太平洋戦争の敗北はすでに決定的となったと考える人がでてきました。しかし国民には「勝った、勝った」という虚偽の情報以外は一切知らされていなかったんですね。そのためにも言論は厳しく統制されたわけです。



新名さんは海軍記者となって以来半年間にわたって主力艦隊に乗り組み、戦況を自分の目で確かめていた。戦況が悪くなっていた事も充分に知っていた。陸海軍が対立し、飛行機生産のためのジュラルミン三十万トンの大部分を陸軍が本土決戦用に抑えて出さないという内幕もキャッチしていたほどです。



マーシャル陥落の発表を大本営が20日間もためらって大騒動を演じているのを見た新名記者は決意を固め、一大プレスキャンペーンを社に上申しました。メディア人としての良識です。「日本の破滅が目前に迫っているのに、国民は陸海軍の醜い相克を知りません。今こそわれわれ言論機関が立ち上がるほかはありません」

そのように便せんに書いて、吉岡文六編集局長に上申したのでした。

「よし、何とかして国民に知らせるほかない」と決意した吉岡局長は社外の大物に書かせようと、まず元中国駐劉大使・本多熊太郎氏に交渉しました。しかし、「検閲があっては書けない」と断わられてしまいました。



結局、編集会議の結果、新名さんが指名されました。当時の記事は、もちろん検閲を受けなければならなかったのです。しかし、海軍担当の新名記者が執筆したものは海軍省の検閲だけでよく、各社のキャップの書くものは無検閲でよいという紳士協定になっており、その特典を利用したのです。



「書けば東条から懲罰召集を喰らうかも知れない。社もつぶされるかも知れない。殺されるかも知れない」

新名記者は悲壮な覚悟で執筆したのでした。実際、その通りになってしまい、ハチの巣をつついたような騒ぎとなったのです。新名記者は責任を感じ辞表を提出しました。しかし、吉岡局長は突き返し、逆に金一封の特賞を出したのです。その代わり、3月1日に吉岡局長、加茂勝雄編集次長兼経理部長は責任をとって辞任しました。



しかし、こんなことで東条首相はおさまりません。東条さんは情報局次長村田五郎を呼びつけて「竹ヤリ作戦は陸軍の根本作戦ではないか。毎日を廃刊にしろ」と指示したのです。村田さんは答えました。「廃刊するのはわけありません。紙の配給を止めれば、毎日は明日から出ません。ただし、よくお考えになってはいかがですか。毎日と朝日は、いまの日本の世論を代表しています。その新聞の一つがあのくらいの記事を書いた程度で、廃刊ということになりますと、世間の物議をかもす、ひいては外国から笑われることになるでしょう」



東条首相も馬鹿ではありませんから、この説得が効いたのでしょう。廃刊は引っ込めました。しかし、陸軍からの新名さんへの執拗な処罰要求が出されたのです。そういうわけで、新名記者に対して陸軍から懲罰召集が強行されたわけです。



極度の近視ですでに徴兵検査で兵役免除になっていた37歳の新名さんへの再度の徴兵でした。海軍省は「新名は報道班員としてパラオ派遣が決定しているので、召集を延期されたい」と陸軍省に申し入れたのです。陸軍省はこれを突っぱねました。しかし、海軍も負けてはいられないと大運動を展開して、なんとか召集を解除させたのです。



ところが、陸軍中央から絶対に還すなという厳命がきており再度召集があり、丸亀連隊へ一人だけの中年二等兵の入隊になったのです。これはもう、海軍と陸軍の対立というところまでエスカレートしてしまったわけです。



これに対して海軍が再び抗議しました。「なぜ、中年二等兵が一人だけ入隊するのか?」

陸軍も黙っては居ません。何とかしようという事で、新名さんと同じく大正生まれの兵役免除者二百五十人を召集したのです。つじつまを合わせたわけですね。「新名記者憎し」の陸軍の執念はすごかった。



さらに、陸軍中央は新名さんを最激戦地の沖縄、硫黄島方面の部隊へ転属させろと厳命してきたのです。やることが汚いです。生きて帰さぬ方針を取ったわけです。こうなると、もう、無茶苦茶ですね。



しかし、陸軍の思い通りには行きませんでした。三ヵ月がたち、結局新名さんは他の戦友と除隊になりました。丸亀連隊報道部の香川進大将は 「この召集は東条大将の厳命だったんだよ。新名は絶対に還すな、重労働を課せとね。海軍や軍令部からもなんども人がきた。われわれは自分らの正しいと思う判断で君を扱った。善通寺師団司令部でも見て見ぬふりをしてくれた」と除隊の真相を説明したのです。



海軍は直ちに新名さんを報道班員としてフィリピンへ送り、陸軍の再召集を防いだのでした。新名記者がフィリピンに出発した直後、新名さんの“とばっちり”を喰らって再召集された丸亀連隊の中年二等兵たち二百五十人は硫黄島に送られ、全員玉砕してしまったのです。全くこれでは、この二百五十人の人たちの魂は泣き切れないでしょうね。ひどいものです。



言論統制から、人の命までが軽々しく一部の人間の思うように処分されてゆく。死ななくても良い人たちまでが、とばっちりを受けて250人もが硫黄島のチリとなって消えてしまう。もし、あなたがこの250人の中に選ばれたとしたらどう思いますか?



ええっ?現在、そんな馬鹿げた事は起こらない?

そうでしょうか?

太平洋戦争が終って戦争放棄を謳(うた)った憲法が出来た時、いったい誰が自衛隊が出来ると考えたでしょうか?

その自衛隊が、イラクに派遣されると誰が考えたでしょうか?



ええっ?でも徴兵なんて日本には絶対にないから、戦争で死ぬ事はない?

そうでしょうか?

あなたと私が声を大きくして、表現の自由と言論の自由のもとで戦争反対を訴えない限り、

一体、誰が徴兵の無い時代を保障しますか?



これまで読んできて、表現の自由と言論の自由の大切さが分からないとしたら、あなたも、あの250人の中に選ばれて硫黄島へ送られるということが、また起こるかもしれないですよ。

そう思いませんか?

ええっ?あなたは女だから心配ない?



しかし、アメリカを見てくださいよ。

アメリカ女性兵士がイラクで救出されたことがありましたよね。あなただって知っているでしょう?

日本はアメリカの真似をしますからね、志願だけではなく女性だって徴兵される時代が来るかもしれませんよ。現在の日本の自衛隊にも男性と同様に実戦訓練を受けている女性自衛官が結構たくさん居るんですよ。



ええっ?もう兵隊にとられるような年齢じゃない?

あなたの子供の事、あなたの孫の事を考えてくださいよ!

表現の自由、言論の自由のもとで、平和な国にしようと主張しましょうね。

とにかく、表現の自由、言論の自由を守りましょうね。








『少しでも日本を良くしたいと思いませんか?』より

(2005年7月3日)








言論統制の真似をして「言葉狩り」している管理人さんは自分が愚かな事をしていると分かりはらへんのやろか?







分からんのやでぇ~。。。



それで、あんさんはどないしやはるつもりやのォ~?



馬鹿に言うても分からんやろから、こうして記事を書く他に仕方があらへん。。。そやけど、愚かな管理人も、いつの日にか分かる時が来るとわては思うねん。



そうやろか?



わては人間の良識を信じるでぇ~。。。




【レンゲの独り言】







ですってぇ~。。。

そうですよね。

「言葉狩り」をするなんて時代錯誤もはなはだしいと思いますわ。

あなただって、そう思うでしょう?



いづれにしても女性が自らの性欲を恥じる必要などないのですよね。

めれんげさんが赤裸々に“女のエロス”のあるべき姿を宣言している様子がたくましいと思いましたわ。

あなたは、どう思いますか?



とにかく、次回も面白くなりそうですわ。

あなたもどうか、またあさって読みに戻ってきてくださいね。

では、また。。。








メチャ面白い、



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下着・ランジェリーを見つけませんか?』




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こんにちは。ジューンです。



そうですよね。



「セックス」を禁止用語にするなんて、



ちょっと考えられませんよね。



呆れて開いた口がふさがりませんわ。



「セックス」を禁止用語にしたその管理人さんは



性的不能者なのでしょうか?



そのようにかんぐってしまいますよね。



あなたも、滑稽な事をすることはあっても、



そのような愚かな事だけはしないでくださいね。



うふふふふふ。。。




 


ところで、英語の面白い話をまとめました。



興味があったら、



次のリンクをクリックして



読んでください。



■ 『あなたのための 楽しい英語』







■ 『性の俗説 (2008年3月4日)』



とにかく、今日も一日楽しく愉快に



ネットサーフィンしましょうね。



じゃあね。