2026年1月31日土曜日

国際平和連合


 


国際平和連合


 



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ケイトー。。。、国際平和連合 という組織の名前は聞いたことがないけれど。。。 そういう団体があるわけぇ~?



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僕の知る限りありません。。。


それなのに、どういうわけで、そういうタイトルを書いたわけぇ~?


だから、そういう連合組織を作るのですよ。。。


誰が。。。?


シルヴィーと僕と賛同者が集まって。。。


マジで。。。? そもそも、国際平和連合ってぇ、どういうものよ?


それに答えるには、まず次の小文を読んで欲しいのですよ。。。


 



アメリカ人は戦争が嫌い


 



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ケント: 基本的にアメリカ人は戦争が嫌いなんですよ。 当たり前のことですけれど、一般のアメリカ人で戦争をやりたいと思っている人なんていません。 どこの国でもそうだと思います。
第一次世界大戦も、アメリカの世論は参戦に反対だったんです。 (略) ウィルソン大統領も「The war to end all wars」、つまり、「すべての戦争を終わらせる戦争だ」と言い、この戦争が終われば、もう戦争は起きないと世論を説得して、第一次世界大戦に参戦したんです。
ところが、大戦が終わってしばらくしたら、またヨーロッパで紛争が始まった。


 (中略)


ケント: アメリカは日本と戦争をする理由があった。 (略) 日本とドイツを放置していたら、アメリカはいずれ間違いなく窮地に立たされる。 政治家とは本来、そこまで将来を見越して対応しなければならない職業なんです。
しかし、国民はなかなかそんなこと理解してくれないんですよ。 やはり「戦争は嫌だ」と。 現在の不戦主義者に似ているような気がします。 だけどね、井上さん。 
国民がやりたくないからといって、一国のリーダーはやるべきことをやらないというわけにはいかないんですよ。 そう思わない?


井上: そうですね。


ケント: だから、ルーズベルトは、相手(日本)が先に手を出すように仕向けたわけです。


 



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(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




17-21ページ 『東京裁判をゼロからやり直す』
著者: ケント・ギルバート 井上和彦
2018年2月5日 初版発行
発行所: 株式会社 小学館


 



つまり、一般のアメリカ人で戦争をやりたいと思っている人なんていないのだけれど、国民がやりたくないからといって、一国のリーダーはやるべきことをやらないというわけにはいかない。 それで、アメリカ合衆国としては戦争をする、とケントさんは言ってるわけねぇ~。。。



そういうことですよ。。。


要するに、世界中の市民は誰もが戦争をやりたくないのだけれど、国を動かしている政治家が国家の安全と威信をかけて戦争をやっているというわけねぇ~。。。


そうなのですよ。。。 そういうわけで、アメリカが世界で一番悪い国になっているのです。。。


 



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■『今、新たな戦前』


  



なるほどォ~。。。 一般のアメリカ人で戦争をやりたいと思っている人なんていないのに、アメリカ合衆国は世界一の軍事費を用意しているのねぇ~。。。



これってぇ~、アメリカ国民の意思を無視しているということだよねぇ~。。。


でも、アメリカの政治家が、戦争を防ぐために万が一に備えているんじゃない。。。 つまり、ウィルソン大統領が言ったように「The war to end all wars」、つまり、「すべての戦争を終わらせる戦争」を起こすための軍事費じゃない?


あのねぇ~、それを口実にして、アメリカの政治家と結託して 大手の軍需産業経営者が武器を作って、アメリカ軍ばかりでなく、世界中の軍隊に最新の武器を売っているのですよ。。。 シルヴィーは『地獄の黙示録』という映画を観たことがある?


あるわァ。。。


 



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この映画の中でヘリコプター部隊がベトコンの村を襲撃するときに、隊長がワーグナーの《ワルキューレの騎行(Ride of the Valkyries)》を襲撃の伴奏にテープデッキにかけさせる。。。


 



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確かに、そういう場面があったわァ! ケイトーは、その襲撃の場面を観ながら、この曲を聴いて戦争反対という思いを実感しわけぇ~?



そういうことですよ。。。


 



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僕はこの場面とそれに続く映画を最後まで見て、アメリカ軍はマジで地獄を世界に広めようとしている印象を持ったのですよ。。。



。。。で、国際平和連合というのは、どういう組織なのよ?


だから、戦争をこの世からなくすための組織ですよ。。。


そんなことは不可能じゃないのォ~?


確かに、多くの人がそう思うかもしれない。。。 でもねぇ~、ケントさんも「一般のアメリカ人で戦争をやりたいと思っている人なんていません。 どこの国でもそうだと思います」と言ってるのですよ。。。 要するに、庶民は戦争などやりたくないのです。。。 だから、この庶民の声を集めれば、一部の戦争をやりたい政治家や「死の商人」を退(しりぞ)けることができる。


それでどうするのよ?


各国の軍隊と軍需産業を廃止して、国際平和連合のみが国連軍と軍需工場を持つことにする。。。 そうすれば、この世から戦争をなくすことができるのですよ。。。


でも、各国の軍人と悪徳政治家とペンタゴンが反対するわよねぇ~。。。


そうです。。。 一般の庶民は戦争などやりたくないのだけれど、一部の軍人と政治家が戦争をやらねばならない時がくると信じているのですよ。。。


要するに、そういう一部の軍人と政治家がいるので、戦争がなくならないのねぇ~。。。


そういうことです。。。 だから、ネット市民が団結して国際平和連合を立ち上げる必要があるのです。




初出: 2019年11月21日



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【ジューンの独り言】



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ですってぇ~。。。


あなたも、国際平和連合を立ち上げる必要があると思いますか?


ええっ。。。 「そんなことは、どうでもいいから、他に、もっと楽しいことを話せ!」


あなたは、そのように強い口調で私に命令するのですか?


分かりましたわ。


シルヴィーさんが出てくる面白い記事は たくさんあります。。。


次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。



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■『角さんと原発と天罰(2013年1月5日)』


■『真紀子落選(2013年1月14日)』


■『野火(2013年1月18日)』


■『タイタニックと国際化(2013年2月1日)』


■『宮澤理恵@Macao(2013年2月28日)』



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■『チョコレートと軍産複合体』


■『チョコレートと甘い権力』


■『CIAの黒い糸』


■『美しい日本語再び』


■『宮沢りえブーム?』


■『また、宮沢りえ?』


■『浅間山噴火とフランス革命』


■『なぜアクセスが急増したの?』


■『気になる検索ワード』


■『なぜ塩野七生批判』


■『その検査、ムカつく!』


■『宮沢りえと床上手な女』



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■『MH370ミステリー』


■『なぜ死刑廃止?』


■『真犯人はそこにいる』


■『MH370ミステリー裏話』


■『お裁きを信じますから』


■『ジャルパックと国際化』


■『古代ローマのセックス』


■『CIAとノーパン』


■『エロいローマ再び』


■『エロいけれどためになる話』


■『えろあくにめ温泉』



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■『エロいけれどためになる』


■『地球上のネット普及率』


■『原発はダメだったのに』


■『スカートをはいた兵隊』


■『行田シンドローム』


■『幻の暴走機関車』


■『CIA@NOパンツ』


■『やっぱり、セックス』


■『セックス風呂具村』


■『CIAの黒い手再び』



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■『アダムとイブは何を食べたの』


■『舞踏会 明子』


■『波乱の人生』


■『国際化だよね』


■『イングナさんを探して』


■『美しい日本語 チェーホフ』


■『横の道@ニコライ堂』


■『また塩野七生批判』


■『日航スチュワーデス』



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■『クレオパトラ@塩野批判』


■『テルモピュライの戦い』


■『思い出の蓮』


■『角さんと天罰』


■『ラーメン@リガ』


■『角さんと天罰がなぜ?』


■『南京事件と反知性主義』


■『あけびさんの卒論』


■『愛は降る星の彼方に』


■『サイバー戦争』


■『エロくて、ごめんね』


■『モバイル社会とガラケー』


■『元老のアメリカ』


■『ケネディ家の呪い』


■『欧米を敵に回す』


■『ソフィアからこんにちわ』


■『ドイツが原爆をロンドンに』


■『いまだに謎』


■『さらば大前研一』



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■『空飛ぶスパイ』


■『愛情はふる星@ベトナム』


■『ヒラリーと塩野七生』


■『ケネディ夫人@インドネシア』


■『究極の大前研一批判本』


■『フェルメールの謎』


■『女に文句を言う女』


■『あなたの祖国』


■『宮沢りえ@韓国』


■『正しい戦争』


■『ゴールデンシャワー』


■『死刑廃止』


■『かまびすしい』


■『今、新たな戦前』


■『クレオパトラ@アラビア』


■『政府は嘘をつく』


■『犬と人間と戦争』


■『未来予測』


■『知られざる悲劇』


■『量子活動家』


■『アンネの運命』


■『10次元の世界』


■『ポーランドの犬』


■『熟女ヌード@デンマン』


■『ロッキード事件の真相』


■『政府と役人と嘘』


■『ジュンガル』


■『地球温暖化は避けられない』


とにかく、今日も一日楽しく愉快に


ネットサーフィンしましょう。


じゃあね。 バーィ。



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ィ~ハァ~♪~!


メチャ面白い、


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平成の紫式部、橘卑弥子でござ~ます
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2026年1月30日金曜日

カンダハル現実とフィクション


 


カンダハル現実とフィクション


 





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ケイトー。。。カンダハルというのはアフガニスタンの都市よね。。。



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そうです。。。首都のカブール、それにヘラートについで人口では第3の都市です。。。


戦乱で破壊されたカンダハルの街のことについて語り合うのオ〜?


いや。。。実は最近、バンクーバー市立図書館でDVDを借りて次の映画を観たのですよ。。。


 




■『拡大する』


■『実際のページ』


 



 



カンダハルを舞台にしたアクション・スリラーねぇ〜。。。



そうです。。。


アフガニスタン戦争をドラマ化した映画なのォ〜?


いや。。。アフガニスタン戦争そのものではないのですよ。。。


でも、上の予告編を見ると戦争そのものじゃない。。。


CIAのエージェントだとか、イギリスの諜報機関MI6だとか、ISISがからんでいるのですよ。。。僕も疑問に思ったので ChatGPT に尋ねてみたので シルヴィーも読んでみてねぇ〜。。。


 




『カンダハル 突破せよ』という映画を観ました。
とても良くできたスリラーです。
原題はKandahar。
2023年公開。


あらすじは次の通りです。


 




 


アメリカと多国籍軍は2021年にアフガニスタンから完全撤退したが、「影の戦争」は続いていた。
MI6の秘密工作員であるトム・ハリスは、CIAの要請を受けてイランに潜入し、地下核施設のシステム情報をCIAに送るミッションに成功した。
CIAは遠隔操作によって原子炉のメルトダウンを引き起こし、核施設は崩壊した。


空港に向かい、娘の高校卒業式に間に合うようにロンドンに帰ろうとするトム。
だが、乗り継ぎのドバイ国際空港まで来たところで、指示役のローマンに呼びつけられた。
CIAは、イランの核爆弾製造を阻止するために、さらにダイバードにある秘密滑走路を奪うことを計画していたのだ。


中東の女性ジャーナリストであるルナ・クジャイは、「影の戦争」に反対するアメリカ国防総省の協力者から、CIAの中東での全作戦の情報を入手し、ドイツの新聞社に連絡した。
だが、電話を盗聴したイランの手先に拉致され、核施設爆破の犯人名を尋問された。


 



トム・ハリスとモー


 


アフガニスタン人のモハメド(通称モー)は、祖国を逃れて今はボルチモアに住んでいるが、身分を偽って帰国した。
ヘラートの町で教師をしている妻の妹が行方不明になり、捕まれば拷問死と承知で探しに来たのだ。
偽のパスポートなどを調達するために、モーは地下組織の力を借り、ヘラートで通訳の仕事をするよう指示されていた。


新たな作戦の遂行のために、まずアフガニスタンに移動し、ヘラートで通訳のモーと落ち合うトム。
そこから砂漠を超えてイランに入る予定だったが、その前にルナが得たCIAの秘密情報が全世界のニュース番組で報道された。
核施設破壊の犯人として、トムの顔写真も公開され、イランはトムを捕えるためにアフガニスタンに人員を送った。
アフガニスタンで互いに殺し合っている様々な勢力も、トムを高額でイランに売りつける機会を狙い始めた。


脱出地点を求めるトムに、640キロ離れたカンダハルの基地に輸送機が一分間だけ着陸するとの情方が入った。
英国の特殊部隊がアルカイダの高官を追ってアフガニスタンに入っていたのだ。
タイムリミットは30時間と聞き、車でヘラートからの脱出を図るトムとモー。
だが、直後からイランの追跡が始まった。


隣国パキスタンのISIに所属するナズィールはアフガニスタンでタリバンの指導者たちと対等に話し、金や名誉をチラつかせてタリバン兵を動かすコツにも通じた男だった。
イランの動きを盗聴したISIは、トムを高値で売るためにナズィールに捕獲を命じた。得意のバイクで砂漠を疾走し、単独でトムを追うナズィール。


町なかでイランの車とカーチェイスし、砂漠に逃れるトムとモー。
妻の妹を探すためにヘラートの町に戻ると言い張るモーに、トムは必ず一緒に探すと約束し、今は共にカンダハルを目指すことを納得させた。
しかし、深夜にはヘリコプターが急襲してきた。なんとか撃墜したが車が大破し、歩いて先を急ぐトムたち。


CIAは無人偵察機のカメラでトムの行動を追っていたが、夜のうちに見失った。
トムの指示役であるローマンは単身で救助に向かい、かねて共に戦ったアフガニスタンの特殊部隊と合流した。


砂漠でタジク人の軍閥を率いるラバニに助けを求めるトム。
金のためなら、どの組織とでも組むラバニはトムを歓迎したが、モーはラバニを裏切り者と呼んだ。


金のために人を殺すラバニのせいで、モーの息子は死んだのだ。
だが、敬虔なムスリムであるモーは教えに従って敵を許し、トムたちは車を得て出発した。
誰でも裏切るラバニはISIにトムの情報を売り、バイクで追跡するナズィールは、トムの目的地がカンダハルであることを知った。


ナズィールに使われているタリバン兵に急襲され、捕らわれるトムとモー。
彼らはアメリカヘ逃げたモーを許さず、痛めつけた。


そこへ駆け付け、トムたちを救出するローマンとアフガニスタン特殊部隊。
タリバン討伐のために戦い続ける特殊部隊と別れて、トムたちは3人でカンダハルを目指した。


だが、追跡してきたナズィールとの銃撃戦でローマンが射殺された。
さらに50台以上のタリバンの部隊が迫って来た。
目指す基地を目の前にして車が大破し負傷するトムとモー。


ナズィールを銃撃戦で倒したが、タリバンが迫り覚悟を決めるトムとモー。
その様子を無人偵察機のカメラで見ていたCIAの副長官は条約を無視して偵察機からの爆弾投下を命じた。


 




 


突然の空爆で全滅するタリバン軍。
トムとモーはタリバンの車を奪って輸送機に急ぎ、間一髪で飛び立った。


イランに囚われていた女性ジャーナリストのルナは用済みで釈放され、トムは卒業式前に帰国して愛する娘と再会し、モーはボルチモアの家族のもとへ帰り着いた。



 



この映画はどこまでが事実でしょうか?



とても丁寧に整理されたあらすじですね。この映画を真面目に観た方なら、まさに抱くべき問いだと思います。


結論から言うと、


『カンダハル(Kandahar, 2023)』は「実話ではないが、事実に強く依拠したフィクション」です。


以下、「どこまでが事実で、どこからが創作か」を層ごとに分けて説明します。


 



① 事実に近い、または


   現実に存在する要素


■「影の戦争」は実在する
これは完全に事実です。


米国・英国・イラン・イスラエルなどは
公式には戦争状態でないまま、秘密作戦・サイバー攻撃・破壊工作・暗殺を行ってきました。


特に


イランの核施設へのサイバー攻撃(スタックスネット)


科学者暗殺


内部協力者の利用は実際に起きています。


映画の「核施設のシステム情報を盗み、遠隔操作で破壊」は、ほぼ現実を下敷きにした描写です。


 



 


■ イラン核施設への破壊工作


これも事実ベースです。


2010年:スタックスネットによる遠心分離機破壊


2020年以降:複数の爆発・火災・停電事件


内部協力者・二重スパイの存在は公然の秘密


ただし映画のような


「即座にメルトダウンを起こす」


という描写は誇張です。
現実ではもっと段階的・隠密的に行われます。


■ アフガニスタンの権力構造
映画はここが非常にリアルです。


タリバン


地方軍閥(民族単位)


密輸ネットワーク


外国諜報機関(ISIなど)


「金で寝返る」「敵味方が流動的」


これは現地を知る人ほど納得する描写です。


■ パキスタンISIの暗躍
これも事実にかなり近い。


ISIはタリバンと深く関係


アフガニスタンを「緩衝地帯」として利用


表では米国の同盟国、裏では独自行動


映画のナズィール像は、
複数の実在人物を合成したキャラクターと考えられます。


② 半分事実・半分


  フィクション


■ MI6工作員がCIAの命令で動く?
実際には


MI6とCIAは協力関係


しかし指揮命令系統は厳密


映画のように


「CIAが直接MI6のエージェントを使う」


のはやや単純化されていますが、
共同作戦としては十分あり得る範囲です。


■ 無人機による追跡と“見失う”描写
これも現実的です。


夜間


砂嵐


地形の影


では、完全な監視は不可能です。
映画ほどドラマチックではないものの、
「見失う」こと自体は珍しくありません。


③ フィクション色が強い部分


■ 30時間で640kmを突破
理論上は可能


しかし現実では


検問


燃料


通信遮断


地雷原
などで成功率は極めて低い


ここは完全に映画的です。


■ 最後の「条約無視の空爆」
これはかなり誇張されています。


無人偵察機からの即断爆撃


条約を無視して副長官が独断命令


現実では


法的・政治的リスクが大きすぎ


もっと「否認可能な形」を取ります


ただし
過去に似た事例が全くないわけではありません。


■ 主人公が全世界に顔バレ
実際の諜報員は、もっと複層的なカバーを持つ


写真公開は通常「最後の手段」


これは観客に分かりやすくするための演出です。


④ もっともリアルな部分(重要)


この映画で最も現実的なのは、


■ 誰も「正義」ではない
CIAもMI6も自国利益優先


ジャーナリストも利用される


現地の人々が一番犠牲になる


同盟は簡単に切り捨てられる


特にモーの存在は、
現実のアフガニスタン人協力者の典型像です。


「命を賭けて協力したが、祖国にも米国にも完全には守られない」


これは実話レベルで繰り返されてきました。


総合評価


①影の戦争 ★★★★★


②核施設破壊 ★★★★☆


③アフガニスタン情勢 ★★★★★


④逃走劇の時間感覚 ★★☆☆☆


⑤クライマックス空爆 ★★☆☆☆


一言で言えば「事実を知っている人ほど、怖くなるタイプのフィクション」です。


ドキュメンタリーではありませんが、「荒唐無稽な作り話」でも決してありません。



 



もしご希望でしたら、


実際のモデルになった事件


スタックスネットとの対応関係


現実のアフガニスタン協力者の末路


なども、具体例で解説できます。



実際のモデルになった事件は…?



この映画には「単一の元ネタ事件」はありませんが、複数の実在事件を意図的に合成した構造になっています。
以下が、はっきりと対応関係が見える「実際のモデル」です。


 



① 最大のモデル:


 イラン核施設破壊作戦


(スタックスネット)


● 実在事件
2010年頃
イラン・ナタンズ核施設で遠心分離機が大量破壊


原因は
👉 米国(CIA)+イスラエル(モサド)によるサイバー兵器「Stuxnet」


内部協力者・USB経由・現地工作員が関与


● 映画との対応
映画 現実
地下核施設の情報を工作員が送信 内部協力者+諜報員が関与
遠隔操作で施設破壊 サイバー攻撃で物理破壊
実行犯が追われる 実際に関与者は次々暗殺・粛清
👉 映画の「核施設破壊」は、ほぼスタックスネットの物語を映画的に単純化したものです。


② 実行犯が“切り捨てられる”


  モデル:協力者粛清事件


● 実在事件
イラン国内で


核科学者暗殺


内部協力者の逮捕・処刑


同時に


協力した外国人工作員が“存在を消される”


● 映画との対応
主人公の顔写真が世界に出回る


同盟国からの十分な保護なし


現地勢力全員が「賞金首として狙う」


👉 「任務がバレた瞬間に全方向から命を狙われる」構図は完全に現実的


③ アフガニスタン撤退後の


  現実(2021年以降)


● 実在事件
米軍撤退後


アフガニスタンに残された協力者


MI6・CIA関係者の緊急脱出作戦


空港・秘密滑走路・短時間着陸による救出


● 有名な実例
カブール陥落時の空港脱出


民間人・協力者が


偽名


偽パスポート


民間車両
で移動


● 映画との対応
1分だけ着陸する輸送機


特殊部隊が別任務で侵入している


地上で合流できなければ置き去り


👉 脱出条件の厳しさは、ほぼ実話レベル


④ パキスタンISIの影:


  実在の「二重ゲーム」


● 実在構造
パキスタンISIは


表:米国の同盟国


裏:タリバン支援


「捕まえて高値で売る」行為は日常的


● 映画のナズィール
特定人物ではない


実在する複数のISI工作員の合成像


👉 この描写は、専門家ほど「やりすぎていない」と評価する部分です。


⑤ 現地協力者(モー)のモデル


● 実在の人々
通訳


ガイド


情報提供者


特殊部隊協力者


多くが


家族を失う


国を追われる


米国に渡っても差別・貧困


● 映画との対応
モーの息子が死亡


祖国では裏切り者


米国では完全な市民ではない


👉 モーは「実在する無数の協力者の集合体」


⑥ フィクションだが


 「現実の恐怖」を


 象徴する部分


無人機からの爆撃
副長官の独断命令 → 誇張


だが


国際法グレー


否認可能な形での空爆
は現実に存在


👉 「公式には存在しない爆撃」は実際に行われてきた


まとめ(核心)


この映画は、「1つの実話」ではなく「過去15年の中東・諜報戦争を圧縮した再現ドラマ」です。


特に


①スタックスネット


②アフガニスタン撤退


③協力者の切り捨て


④ISIの二重ゲーム


この4点は、ほぼ事実そのものです。


だからこの映画は、派手なアクションなのに観終わると後味が悪い


それは現実のやり方を、あまり誤魔化していないからです。



 



ご希望でしたら「この映画で一番“現実より甘い”点」や「実際なら主人公は生き残れたか」といった切り口でも解説できます。



実際なら主人公は生き残れたのか?



とても核心を突いた問いです。
結論から率直に言います。


「実際なら、生き残れる確率は極めて低い。
ただし “例外条件”がそろえばゼロではない」
これが専門家の現実的な答えになります。


以下、感情論を排して、映画の状況を現実の諜報・戦場条件に照らして分解します。


 



結論サマリー


①任務露見後の生存 ★☆☆☆☆


②640km横断 ★☆☆☆☆


③複数勢力からの同時追跡 ★☆☆☆☆


④最終脱出成功 ★☆☆☆☆


⑤ただし「初期対応が完璧なら」 ★★☆☆☆


⑥総合生存率:5〜10%以下


① 顔写真が公開された


  時点で「ほぼ詰み」


現実の原則


諜報の世界では、身元が確定した瞬間=作戦は終了です。


写真


実名


国籍


所属


このうち2つ以上が公になったら、即座に「救出対象」ではなく「損失扱い」になります。


映画ではCIAが追跡、救助を試みるが描かれますが、現実ではここまでリソースを割かれない可能性が高い。


👉 この時点で生存率は10%以下。


② アフガニスタン横断は


  「運ゲー」


現実の問題点


検問の多重構造


非公式民兵


地雷原


衛星・携帯の傍受


密告文化


さらに


懸賞金がかかる


写真が出回っている


=全員が敵になる


映画では「偶然、協力者に会える」が連続しますが、現実では裏切りの方が圧倒的に多い。


👉 生存率:数%


③ 追跡者(ISI・イラン・タリバン)


  が現実的すぎる


これは映画の中でもかなりリアルです。


ISI:金目的、冷酷


イラン:国家威信を賭ける


タリバン:見せしめ処刑


この3者に同時に狙われるケースは、実際にはほぼ生存者がいない。


 



 


④ 「無人機が最後に助ける」は


  最大のフィクション


ここが最も映画的です。


現実では無人機は救出用ではない


命令系統が長すぎる


副長官の独断はほぼ不可能


さらに重要なのは、


目標の至近で爆撃するリスクは取らない


誤爆=外交破綻だからです。


👉 この展開がなければ、100%死亡または捕縛。


⑤ それでも「生き残る可能性」


  があった唯一の分岐点


● 核施設破壊直後に:
連絡を完全遮断


すぐ第三国に逃亡


任務放棄を宣言


● 顔写真公開前に:
地元ネットワークから即離脱


山岳ルートでパキスタン側へ


● 条件
CIA・MI6が即座に「作戦中止」


主人公が命令違反をしてでも消える


この場合のみ
👉 生存率:30〜40%


ただし、任務失敗扱いは、組織的には「消された存在」


⑥ 現実の「生存者」は


  どうなったか?


実際に生き延びた人々は:


名前変更


国籍変更


家族と永遠に別離


公式記録から抹消


勝者でも英雄でもない
「生き残っただけの人間」


映画のように


娘の卒業式に間に合う


家族と再会する


これはほぼ100%フィクションです。


最終結論(率直)


映画の主人公は、現実では
・捕らえられる
・処刑される
・密かに消される
のいずれかが90%以上。


それでもこの映画が評価される理由は、「助かる話」にしたからではなく「本来は助からない状況」を正確に描いたからです。


だから観終わったあとに残るのは、カタルシスではなく、静かな違和感と後味の悪さなのだと思います。



 



ここまで付き合われたあなたは、もうこの映画を「娯楽」としてだけは見られない側に来ています。



確かにそのとおりです。解説ありがとうございました。考えさせられる素晴らしい映画でした。



そう言っていただけて嬉しいです。
この映画は本当に、ただのアクション・スリラーの皮を被った哲学的な問いかけなんですよね。


観客として「見てしまった側」に突きつけられるのは、単なる娯楽ではなく、現実の戦争・諜報の冷酷さや、人間の選択の重さ。
その余韻があるからこそ、映画館を出た後も考え続けてしまうんです。


もしよければ、次の視点としては、


モーやトムの行動を現実の諜報員・軍事専門家がどう評価するか


映画の描写と現実の戦争倫理の差


なども深掘りできるので、さらに考察が広がります。


この映画を通して考えたことを整理して書き出すと、より現実感が増して面白いですよ。


あなたは、観終わった後、どの場面が一番印象に残りましたか?



モーとラバニの対決です。



あそこは本当に印象的ですよね。映画の中でも、モーとラバニの対決シーンは、ただのアクションではなく、精神的・倫理的な対決になっています。


整理すると、この場面の意味は二重になっています。


 



① 表層:物理的対決


ラバニはモーの息子を死なせた張本人


金で動く非情な男


武力・権力・影響力でモーを脅す


ここだけ見ると、「復讐か協力か」の選択の場。
映画的には、観客は「モーがどう反撃するか」に緊張します。


② 深層:精神的・倫理的対決


モーは信仰と倫理に従い、ラバニを許す


許すこと=「怒りに支配されない生き方」


ラバニは金と権力に支配される生き方


ポイント


復讐しても、息子は戻らない


許すことで、モー自身の精神が守られる


戦争や暴力の中で生き残るための哲学的判断


③ 映画的意味


アクションとドラマの融合


主人公トムの物語は派手な脱出劇


モーは「人間であり続けることの勝利」を示す


つまりこのシーンは、映画全体のテーマ(大国の陰謀と戦争の犠牲者の人間性)を象徴しています
。



 



もしよければ、次は「モーがラバニを許した後の行動が、現実の戦場でどれだけ生存率に影響するか」も解説できます。
それを見ると、単なる倫理判断ではなく、戦略的生存術としての許しだと分かります。


続けて解説しますか?



けっこうです。これまでの解説で十分納得がゆきました。ありがとうございました。



了解です。
こちらこそ最後までお付き合いいただきありがとうございました。🙏


映画を観て映画の派手さと現実の合理性の差を冷静に整理して議論する力は、ネット上でも現実でもすごく役立つので、今回の整理はきっと今後にも活きます。


ゆっくり休まれて、また必要なときにこの知識を活用してください。



 



なるほどォ〜。。。つまり、CIAが企んだ陰謀の中で翻弄されるトム・ハリスと通訳者・モーの人間性を描いているのねぇ〜。。。



そういうことです。。。アクション続きで、ハラハラしながら観せられる演出のうまさは、見るだけの値打ちがありますよ。。。シルヴィーも図書館でDVDを借りて全編を観たらいいよ。。。


さっそくDVDを予約してみるわ。。。



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【ジューンの独り言】



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ですってぇ~。。。


あなたも、近くの図書館でDVDを借りて観てくださいねぇ〜。


図書館で借りることができなかったら、宅配レンタルサービスを利用してDVDを取り寄せてください。。。


 



 


ええっ。。。 「そんなことは、どうでもいいから、他に、もっと楽しいことを話せ!」


あなたは、そのように強い口調で私にご命令なさるのですかァ~?


分かりましたわ。


シルヴィーさんが出てくる面白い記事は たくさんあります。。。


次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。


 



(sylvie500.jpg)




(sunwind2.gif)


■『サイバー戦争』


■『エロくて、ごめんね』


■『モバイル社会とガラケー』


■『元老のアメリカ』


■『ケネディ家の呪い』


■『欧米を敵に回す』


■『ソフィアからこんにちわ』


■『ドイツが原爆をロンドンに』


■『いまだに謎』


■『さらば大前研一』



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■『空飛ぶスパイ』


■『愛情はふる星@ベトナム』


■『ヒラリーと塩野七生』


■『ケネディ夫人@インドネシア』


■『究極の大前研一批判本』


■『フェルメールの謎』


■『女に文句を言う女』


■『あなたの祖国』


■『宮沢りえ@韓国』


■『正しい戦争』


■『ゴールデンシャワー』


■『死刑廃止』



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■『かまびすしい』


■『今、新たな戦前』


■『クレオパトラ@アラビア』


■『政府は嘘をつく』


■『犬と人間と戦争』


■『未来予測』


■『知られざる悲劇』


■『量子活動家』


■『アンネの運命』


■『10次元の世界』


■『ポーランドの犬』



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■『熟女ヌード@デンマン』


■『ロッキード事件の真相』


■『政府と役人と嘘』


■『ジュンガル』


■『地球温暖化は避けられない』


■『国際平和連合』


■『鬼島』


■『悪徳サイト』


■『あげつらう』


■『過ちを犯す』


■『三島由紀夫の謎』


■『ヒラリートランプ現象』


■『ノーパン@CIA』


■『未開人と文明人』


■『オセロの失敗』


■『サン・ラザールの裏路』


■『「夜と霧」を観た?』


■『虫酸が走る』


■『大空に乾杯』


■『ターバンを巻いた少女』


■『美しい日本語を探して』


■『アダムとイブのバナナ』


■『宮沢りえ@サンタフェ』


■『ネットの主要言語』


■『NETの主要言語』


■『ソーステルベルグのUFO』


■『廃人の検索解析』


■『スターリンの暗い影』


■『JFK暗殺仮説』


■『JFK新証言』


■『トランプがバットマンに』



とにかく、今日も一日楽しく愉快に


ネットサーフィンしましょう。


じゃあね。 バーィ。



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ィ~ハァ~♪~!


メチャ面白い、


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