2015年5月14日木曜日

日本の失敗


 

日本の失敗

 


(fukujiko.jpg)


(fukujiko2.jpg)






(sayuri55.gif)

デンマンさん。。。 どうして また原発問題を持ち出してきたのですか?


(kato3.gif)

実は、夕べ、バンクーバー市立図書館で日本語の本を借りて読み始めたのですよ。

どの本ですか?

次の本です。


(lib50513a.png)

『拡大する』



赤枠で囲んである本ですか?



そうです。。。 小百合さんは この本に見覚えがありませんか?

ありませんわ。

あのねぇ~、僕も、この本を読み始めるまで、初めて読むような気がしたのですよ。。。 でもねぇ~、本を読み進めてゆくうちに、前にも読んだことがあると解ったのです。

それは、どういうわけで。。。?

実は、この本の中に書いてある文章を引用して記事を書いたことがあるのですよ。

どの記事ですか?

次の記事です。

日本の崩壊


(quake.gif)






(sayuri55.gif)

デンマンさん。。。、なんだか物騒なタイトルですわね?


(kato3.gif)

かつて「日本沈没」という映画がありました。

ずいぶん前のことですわ。 でも、誰も日本が沈没するとは真面目に考えていなかったと思いますわ。

じゃあ、日本が崩壊することは小百合さんには想像もつかないのですか?

日本が沈没することも崩壊することもないと思いますわ。

日本沈没(1973)予告編





例えば、東日本大震災よりも大きな地震が起きて福島原発事故が4つぐらいの規模で起きることを考えてくださいよ。



デンマンさんは、そのような可能性があると思うのですか?

いや。。。実際にそのような大地震が近じか起こることを警告している人が居るのですよ。

誰ですか?

あのねぇ~、たまたま僕はバンクーバー図書館で『原子炉時限爆弾』という本を借りたのですよ。


(lib20614.gif)

『拡大する』



青枠で囲んだ本ですか?



そうです。。。この本の中で著者は次のように書いている。

闇に葬られた秘密報告書

この当時(1960年4月)、わが国最初の商業用原子炉として計画が進められていた茨城県の東海発電所で最悪の大事故が起こった場合に、どれほどの被害が発生し、日本政府がその被害を補償できるか、保険会社がそれを引き受けられるかどうかを、真剣に検討したものである。

秘密報告書であるから、沖縄返還における外務省の「核密約」文書と同じように、私たち国民はまったくその内容を知らされずに今日まできたが、私の知る限り一度、この秘密報告書の存在を毎日新聞が報道した。
この1974年の報道では、これを書いた日本原子力産業会議にその存在を確認しても、外務省と同じように「報告書はない」とシラをきったという。

 (中略)


(japan13b.jpg)

「物的損害は、最高では農業制限地域が長さ1000Km以上に及び、損害額は1兆円以上に達しうる」と小さく書かれており、東海村からの半径が同心円で示されていた。
つまり図にやや濃く描いた園内の矢印範囲は、農業できない地域になる。
日本全土で農業ができないのだから、日本人が日本列島に住めないと考えてよいだろう。

 (中略)

三段論法に従ってここまでの説明をまとめると

①原発の大事故は起こりうる。

②大事故が起これば日本はほぼ壊滅する。

③その可能性が最も高く、こわい原因として大地震が考えられる、という結論になる。

原発震災の被害を誰も償えないので、外国の保険会社は日本との契約を放棄した。
それなのに、当の被害者になる日本人がそれを知らずに生きているのは、大変不思議なことであると、読者はお考えにならないか。

 (中略)

いよいよ迫る東海大地震と、

予期される浜岡原発震災



(hamaoka2.jpg)

日本列島のちょうど真ん中、静岡県の駿河湾に面した御前崎というところに、トヨタ自動車などの名古屋経済圏のために建設された、中部電力の原子力発電所がある。
この浜岡原発には現在、三基の原子炉が稼動している。
浜岡原発は、今を去る34年前の1976年3月17日に、1号機が営業運転を開始した。

その運転開始からわずか5ヶ月後の8月23日に、当時東京大学理学部助手だった石橋克彦氏が地震予知連絡会で「駿河湾でマグニチュード8クラスの巨大地震が起こる」と、東海地震説にもとづく重大な警告を発した。
マグニチュード8.0とは、10万人を超える死者を出した関東大震災の、さらに1.4倍の破壊力を持った大地震ということになる。

 (中略)

こうして、石橋氏の警告は、後年に確立されるプレート運動の理論によってその正しさが、次々と実証されてきた。
ところが、その警告が発せられて以来34年間にわたって、浜岡原発はこのとてつもない巨大地震の危険性と同居しながら、綱渡りの原子炉運転を続けてきた。
石橋氏は東京大学理学部で地球物理学課を学んだ屈指の地震学者であり、神戸大学の教授として、浜岡原発の危険性を裁判で訴え続けてきた。

(中略)

2004年には、浜岡原発を止めるために起こされた「原発震災を防ぐ全国署名」の賛同人に、京セラ創業者の稲盛和夫氏が名を連ねた。
「東海地震が今後30年間に起こる確率は87%」というのが、政府の地震調査研究推進本部の判断である。
これは、30年後に起こるということではない。
30年後かそれとも明日か、確率は発生時期を教えてくれない。
しかし87%なのだから、必ず起こる、ということは断言できる。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています
写真と地図はデンマン・ライブラリーより)



12-21ページ、28-29ページ
『原子炉時限爆弾』 著者: 広瀬 隆
2011年4月28日 第6刷発行
発行所: ダイヤモンド社



これを読んで小百合さんはどう思いますか?



大変なことですわね。 でも、今日、明日ということではないのでしょう?

だから、書いてあるじゃありませんか! 「30年後かそれとも明日か、確率は発生時期を教えてくれない。 しかし87%なのだから、必ず起こる、ということは断言できる」と。。。つまり、東海大地震が明日起こる可能性が全く無いわけではないのですよ。

ええ。。。分かりますわ。。。でも、それほど大変な事を新聞やテレビはどうして報道しないのでしょうか?

あのねぇ~、新聞やテレビの大口スポンサーは電力会社なのですよ。 電力会社からプレッシャーがかかるので新聞・ラジオやテレビが思うように発表できない。

まさかァ~。。。?

あのねぇ~、電力会社が「今後そのような事を発表したら一切の広告を載せるのを止める」と言ったら、それこそ新聞会社、テレビ会社の死活問題ですよ。

でも、政府が日本国民のために、そのような原発震災が無いように手を打ってくれると思いますわ。

あのねぇ~、小百合さんは現在の日本政府や政治家がそれほどまでに日本国民のために考えているとマジで信用しているのですか?

だってぇ~、政治家は私たち国民のために良かれと思うことをやってくれるはずですわ。 そう思って私たちは選挙の時に候補者の中からふさわしい人を選ぶのですから。。。



『日本の崩壊』より
(2012年6月17日)



あらっ。。。 私も記事の中に出てくるのですわねぇ~。。。



そうですよ。。。 僕と小百合さんで日本が崩壊するかもしれないということを話したのですよ。。。 上の本は、東日本大震災が起こる前、つまり、2010年8月26日に第1刷が発売されたのです。

。。。で、今日は、何を話すのですか?

だから、日本が犯した大きな失敗の話ですよ。

具体的にはどういう失敗なのですか?

ちょっと次の文章を読んでみてください。

浜岡原発の危険性について、運転停止を求める住民訴訟が起こされ、機械工学の立場から住民側の証人として立ち、中部電力の耐震性についての弁明を、
「機械工学・材料工学が何も分かっていない」として批判してきた元原子炉設計者の田中三彦氏が、駿河湾地震が起こったあと、
もう分かったはずだ。 まともな人間であれば、やめるはずだ」と静かにつぶやいた言葉が、私には最もおそろしく感じられた。
電力会社は、まともな人間の感覚を持っていないために、3・4号機と次々に運転を再開したのである。

 (中略)

東海大地震は、地震の専門家にとって「間違いなく起こる巨大地震」であることに誰もが異論はないので、中央防災会議がその被害予測を立てて、警戒を呼びかけてきた。
そして2003年3月の中央防災会議・東海地震対策専門調査会が出した「東海地震に係わる被害想定結果」では、「本物の東海地震」で、浜岡の震度が六弱になると予測していたのである。



えっ? 実際に起こった駿河湾地震は、その700分の1の小地震だったのに、浜岡のある御前崎市が震度六弱だったのだよ。
この700倍の地震が起こっても、同じ揺れですむのか?
安政東海大地震では、浜岡は震度(旧震度階)七の最大の揺れがあったと記録されているではないか。

『実録 安政大地震』(阪神大震災直後の1995年再版、静岡新聞社発行)でも、想定される東海地震における浜岡の想定震度は七であると、理学博士・松田磐余(いわれ)氏が書いている。
2009年に政府の地震調査研究推進本部が公表した「全国地震動予測地図」の最新版では、浜岡は震度七の地震に見舞われやすい地域に含まれているが、それが正しいのである。

中央防災会議に臨んだ地震の専門家たちが、「住民に一片の危機感も与えないよう冷静な配慮をしてきた」大変立派な人たちだと尊敬しなければならないと、読者は思うかもしれないが、実は専門家でもなんでもなく、当時の総理大臣・小泉純一郎を筆頭として、無知をきわめる政治家ばかりがその大半のメンバーだったのである。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています
イラストはデンマン・ライブラリーより)



78-80ページ
『原子炉時限爆弾』 著者: 広瀬 隆
2011年4月28日 第6刷発行
発行所: ダイヤモンド社



どうして上の文章を引用したのですか?



あのねぇ~、「中央防災会議に臨んだ地震の専門家たちは、実は専門家でもなんでもなく、当時の総理大臣・小泉純一郎を筆頭として、無知をきわめる政治家ばかりがその大半のメンバーだったのである」と書いてある。 確かに、そうなのかもしれないけれど、無知な政治家も、馬鹿じゃないから。。。、もちろん、政治家の中には、馬鹿もいますよ。。。 でもねぇ~、小泉純ちゃんは馬鹿じゃない。

その証拠でもあるのですか?

ありますよ。。。 次のYouTube のビデオ・クリップを見てください。


(koizumi90.jpg)

小泉純一郎・元首相

「原発即ゼロで日本はよみがえる!」

渋谷ハチ公演説(2014-01-23)






分かるでしょう!? 上の本の中でも書いてあるけれど、「もう分かったはずだ。 まともな人間であれば、やめるはず」なのですよ! 小泉純ちゃんはまともな人間だから、かつては原発推進派だったけれど反省して、原発をゼロにすべきだと演説していた。



マジで、そう思っているのかしら?

マジだろうが、フマジだろうが、とにかく、原発ゼロ!を掲げて小泉純ちゃんは細川さんを応援したのですよ。

それで、デンマンさんは何が言いたいのですか?

あのねぇ~、小泉純ちゃんは非常にまともな事を言ったのですよ。。。 でもねぇ~、まともじゃないのは多くの東京都民ですよ。

あらっ。。。 それは どういうわけですか?

ちょっと次のグラフを見てください。


(tochiji4.jpg)


(tokyo90.png)

『実際の記事』



あらっ。。。 投票率が50%以下だったのですわねぇ~!



そうですよう。。。 東京都民には、選挙に無関心な人が半分以上いたわけですよ。。。 だから、原発ゼロだろうが、どうだろうが、自分には関係ないと思って選挙に行かなかったのですよ。

だから、デンマンさんはどうだと言うのですか?

あのねぇ~、日本のダメな政治家も悪いけれど、政治に参加しない、選挙などどうでもいいと思っている日本人も悪いのですよ。。。 だから国民のためなど考えない悪い政治家が原発を56基も造ってきたのですよ。 もともと造ってはダメなものなのですよ。

どうして。。。?

だって、高レベル放射性廃棄物の置き場所がないのですよ。。。 つまり、日本人はトイレのないマンションに住んでいるようなものですよ。。。 まともな人間ならば、トイレのないマンションなど買うはずもない! どうりで、日本に住んでいる人は幸福感を感じてないはずですよ。

その証拠でもあるのですか?

ありますよ。。。 次のリストを見てください。

世界158カ国の幸福度調査

(10点満点) 第3回国連調べ



(engbay02.jpg)

1 Switzerland (7.587)

2 Iceland (7.561)

3 Denmark (7.527)

4 Norway (7.522)

5 Canada (7.427)

6 Finland (7.406)

7 Netherlands (7.378)

8 Sweden (7.364)

9 New Zealand (7.286)

10 Australia (7.284)

11 Israel (7,278)

12 Costa Rica (7.226)

13 Austria (7.200)

14 Mexico (7.187)

15 United States (7.119)


(engbay03.jpg)



『市長選挙とおばさんパンツ』より
(2015年4月26日)



上のリストを見れば分かるように 日本は15番以内に入ってませんからね。。。 僕のいるバンクーバーは幸福感を感じている人がたくさんいますよ。。。 僕も幸せな気分です。。。 去年のバンクーバー市長選挙では10人が立候補したけれど、僕も投票しましたよ。



つまり、日本人の政治意識が低いので、福島の原発事故が起きたとデンマンさんは言うのですか?

そうとしか考えられないでしょう? 政治家ばかりが悪いわけじゃないのですよ! 半分以上の国民が政治に無関心だから、悪徳政治家が先導して56基もの原発を造ってきたのですよ。 小百合さんもそう思いませんかァ~?



(laugh16.gif)

【卑弥子の独り言】


(himiko22.gif)

ですってぇ~。。。
そうでござ~ますわよねぇ~。
あなたは、最近 選挙で投票しましたかァ~?

ええっ。。。 あたくしですかァ~?
うふふふふふ。。。 この10年ばかり選挙で投票したことがありませんわァ~。。。

ごめんあそばせぇ~。。。

でも、とにかく、あたくしは最近 人気が出てきたのですわよう!
あなたは、信じられないでしょう?!

じゃあ、次の検索結果を見てくださいましなァ~。。。


(gog50104a.png)

『現時点での検索結果』

あたくしの熱烈なファンが上のようにして検索したのですう。
ご覧のようにトップに、あたくしの「卑弥子さんの下着姿」が出てくるのですわよう。
うふふふふふ。。。


(himiko32.jpg)

この写真いかがでしょうか?
けっこうイケテルと思いませんかァ~♪~?

ええっ。。。? やっぱり、小百合さんの「おばさんパンツ姿」の方がいいのでござ~ますか?


(sayuri31.jpg)

んもおおおォ~。。。
そのような事を言わないでくださいましなァ~。

ところで、どうして小百合さんが「軽井沢タリアセン夫人」と呼ばれるのか?
あなたは ご存知でござ~♪~ますかァ?

実は簡単な事なのですわよう。
小百合さんは軽井沢に別荘を持ったのですわ。
小さな頃から軽井沢に住むことが夢だったのですってぇ~。。。
分からない事ではござ~ませんわァ。

そもそも小百合さんが軽井沢に興味を持ったのは、朝吹登水子のエッセーなどを読んだことがきっかけだったとか。。。
現在、朝吹登水子の山荘、睡鳩荘(すいきゅうそう)は軽井沢タリアセンに移築されて公開されています。


(suikyu9.jpg)

それで、小百合さんは軽井沢タリアセンを訪れては睡鳩荘に足を運んで少女の頃の事を思い出すのが楽しみなんですってよ。

そういう訳で、デンマンさんが小百合さんのことを「軽井沢タリアセン夫人」と呼ぶようになったのですわ。

軽井沢・雲場池の紅葉



軽井沢のイルミネーション



秋の旧軽井沢銀座ぶらり散歩



とにかく、明日もデンマンさんが興味深い記事を書くと思いますわ。
だから、あなたも、お暇なら、また読みに戻ってきてくださいまし。
じゃあねぇ~~。


(hand.gif)

メチャ面白い、

ためになる関連記事




(linger65.gif)

■ 『きれいになったと感じさせる

下着・ランジェリーを見つけませんか?』


■ 『ちょっと変わった 新しい古代日本史』

■ 『面白くて楽しいレンゲ物語』


(house22.jpg)

■ 『カナダのバーナビーと軽井沢に

別荘を持つことを夢見る小百合さんの物語』


ジューンさんの熟女下着 June Adams 下着美人
(30june.jpg)

■ 『月夜のベリー@バレンタイン』

■ 『カナダのマルサの女』

■ 『思い出を食べる@麻布』

■ 『バレンタイン焼きそば』

■ 『串カツと黒豚』

■ 『阿蘇山@栃木県』

■ 『焼きそばソース@バレンタイン』

■ 『鶏肉ダメなの?』

■ 『泰国酸辣醤のロマン』

■ 『豆腐がチーズに?』

■ 『猫と柚子とロマン』

■ 『トリュフと軽井沢タリアセン夫人』


(fragran11.jpg)

■ 『ロマンの香り愛のスパイス』

■ 『愛と人生のスパイス』

■ 『愛と人生の陰で』

■ 『愛のポテトチップサンド』

■ 『インドカレー@熊谷』

■ 『スープカレー@行田』

■ 『軽井沢タリアセン夫人@Bike』

■ 『かねつき堂と亀姫』

■ 『甲斐姫と軽井沢タリアセン夫人』

軽井沢タリアセン夫人の小百合さんが扮するゴディバ夫人 Sayuri
(godiva05.jpg)

■ 『蕎麦屋と軽井沢タリアセン夫人』

■ 『おしまいでございます』

■ 『軽井沢タリアセン夫人 愛の写真』

■ 『菊ちゃんと阿部忠秋』

■ 『菊ちゃん、知恵伊豆、忠秋』

■ 『丸墓山は誰の墓?』

■ 『外国人SEXデンマン再訪』

■ 『日本最高?』

■ 『短歌に込められた愛の真実』

■ 『3月のバレンタイン』

■ 『かぎろいミステリー』

■ 『40代女性の魅惑』

■ 『私のバレンタイン』

■ 『バレンタイン@4月』

■ 『豆まき@バレンタイン』

■ 『夢のココナッツ』



(curryind.jpg)


(byebye.gif)

0 件のコメント:

コメントを投稿