2015年10月16日金曜日

ブスと美人


 

ブスと美人

 


(mayumi40.jpg)


(ogasa22.jpg)


(wigout2.gif)




(himiko22b.gif)

デンマンさん。。。 まさか あたくしを“ブス”だと言うのではないでしょうねぇ~!?


(kato3.gif)

。。。ん? 卑弥子さんは自分がブスだと思っているのですか?

ブスだと思ってないから、デンマンさんに念のためにお聞きしているのでござ~ますわァ?

僕は卑弥子さんがブスだとは思ってませんよ。。。 うへへへへへ。。。

そのヤ~らしい笑いは、心の奥底で、あたくしがブスだと思っている証拠ですわァ~♪~。。。

やだなあああァ~。。。、勝手にそう思い込まないでくださいよう。。。 僕はマジで卑弥子さんがブスだとは思ってません!

それで。。。、いったい、どういうわけで“ブスと美人”というタイトルにしたのでござ~ますか?

あのねぇ~、実は夕べ 本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのですよ。

敵か味方か

 


(tekimikata.jpg)

「佐藤先生、私、先生が教育実習に来たときの中学生です」

もう30年も前になるが、東京・中野にある中高一貫校へ教育実習に行き、数学を教えたことがある。
その時の生徒だった。

老紳士の発言が終わるのを潮に、二人を廊下に続くロビーに案内した。
「そうでしたか、M先生やN先生はお元気でしょうか」などと昔の話をしつつ、その女性の顔を何度も見て、遠い記憶を呼び起こそうとするのだが、30年も前の事、相手は中学1年生だったのだ、簡単に思い出せるはずもない。

お子さんの胸に名札がついているのを見て、いまの名字はわかったが、当時の名字は何だったか。
尋ねて教えてもらっても、やはり何も思い出せない。

 (中略)

だが、思い出せないながらも、何か、その当時、その方に関係する特別な何かがあったのではないかと思わせるようなイメージが、霧の向こう側に現れては、摑もうとするとふわっと消えてしまうような感触があった。 (略)
そして、本当は、思い出せないのではなく、思い出したくない、というのが自分の奥底にじっと潜んでいた気持ちだったと分かったのは、それから2時間後、ひとりになれた帰りのタクシーの中であった。

この続きを書くには、もうひとつ、別の話をしなければならない。
それは、4年前の事である。 
雨がひどく降っていたある寒い日の事、(略) 傘を持って地下鉄の車両に乗り込んだ。
(略) 私は、車両の真ん中あたりに乗っていて、その人は車両の一番端に座っていた。 

 (中略)

ある出版社の方で、私を担当してくれた編集者の上司に当たり、かなり前に二度ほど、お会いしたことがあった。
そんなうちしおれた様子の人を見ても、うれしいという安心というか、そのような感じを持ったのには、実は理由があった。
以前お会いした際、その方は、やはり同席していたその出版社の偉い人に抗し、私の本の装填について、ある建設的な意見を主張したのである。
私は、その一回の打ち合わせで、無意識の内にその人を自分の「味方」と位置させたのである。

 (中略)

話を、最初のシンポジウムの会場から帰るタクシーの中に戻そう。 (略)
その彼女は、頭のいい中学生に時折あることであるが、私の行動の何かに対して、冷ややかなまなざしと辛辣な皮肉を浴びせたことがあったような印象がかすかに蘇ってきた。 (略)
正確には分からないが、確かなのは、批判的な態度を見せた彼女を、私は無意識の内に「味方でない」カテゴリーに勝手に入れてしまっていて、その名残りが30年たった今も残っていたということである。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)



17-22ページ 『考えの整頓』
著者: 佐藤雅彦
2012(平成24)年1月27日 第3刷発行
発行所: 暮らしの手帳社



確かに、このようなことがあると、僕も思ったのですよ。。。 でもねぇ~、僕の場合は、むしろ思い出したくない事の方が印象深く記憶に残っているのですよ。



でも、どこにも“ブス”も“美人”も出てこないではござ~ませんか!

あのねぇ~、実は 僕も教育実習で中学生ではなく、高校1年生に教えたことがあるのですよ。。。 卑弥子さんと対談した記事の中で僕が次のように書いたことがある。

地盤沈下する社会


(ijime.jpg)

世界最高水準だった子供たちの教育水準も急低下している。
OECDにより、15歳児を対象にした学習到達度調査(2009年)では、2000年時点の調査と比較すると、いずれの項目でも低下の一途をたどっている。
日本は、65ヵ国中、読解力8位(200年8位、2003年14位、2006年15位)、数学的リテラシー9位(200年1位、2003年6位、2006年10位)、科学的リテラシー5位(2000年2位、2003年2位、2006年6位)である。

数学的リテラシー、科学的リテラシーと、理系の教育水準の低下が顕著である。
しかも、上海、シンガポール、香港は、3分野すべてにおいて日本を上回り、かつ上海は3分野すべてにおいて世界1位である。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
イラストはデンマン・ライブラリーより)



80-81ページ
『震災で日本経済はどうなるか』
著者: 藤田勉
2011年5月12日 初版第2刷発行
発行所: 日本経済新聞出版社

『名物先生と斜陽日本』に掲載
(2012年9月26日)
 


だから、どうだと言うのでござ~ますか?



石原(慎太郎)さんが辞任の記者会見で「ゆとり教育」の失敗について言及したのですよ。 失敗したにもかかわらず文部科学省は、それを認めていない。 言外に、文部科学省は将来を担(にな)う子供を育てるという新しいビジョンを打ち出してないと示唆している。 即刻、明るい未来の教育方針を打ち出すべきだと石原さんは言おうとしている。 しかし、現実には文部科学省の役人はビジョンを持ってない。 政治主導を謳(うた)った民主党政府も関心を示さず、相変わらず党利党略のことだけしか考えてない。 つまり、石原さんは霞ヶ関の役人の腐敗と民主党政府の無能を指摘したのですよ。

そのような事は石原さんと日本政府に任せて置けば良いではござ~ませんかァ! 無関係な事実を持ち出してきて、あたくしに会えなかった理由をでっちあげないでくださいなァ。

卑弥子さんは無関係と言うけれど、決して無関係じゃない! 僕も記事を書いて日本を良い国にしようと思っているのですよ。

デンマンさんが記事を書いたぐらいで日本が良くなるなら、国会議員など要りませんわ。

その国会議員が日本を良い国にしようと国民の気持ちを考えて誠心誠意政治をしていない。 民主党政府は党利党略のことだけしか考えてないように見える。 それが問題なのですよ。 だから80歳の「暴走老人」が立ち上がらねばならなかった。 石原さんは、そう言ったのですよ。

とにかく、デンマンさんが記事を書いたぐらいでは日本の国は良くならないのですわ。 石原さんに任せておけば良いのです。

でも、その石原さんにも任せて置けないから、こうして記事を書いているのですよ。 石原さんも確固とした教育政策のビジョンを持ってない。

デンマンさんは持ってるのですか?

持ってますよ。 卑弥子さんも知ってのとおり、イジメだとか、不登校だとか、先生に暴力をふるうだとか。。。、最近の青少年は日本の未来に失望したように、なんだか狂い始めているのですよ。

。。。で、デンマンさんは、どうすればよいと考えているのでござ~ますか? 日本の子供たちの学力を上昇させる妙案でもあるのですか?

ありますよ。。。あのねぇ~、学力テストでトップに立っている国はどこだと思いますか?

アメリカですか?

いや、違うのですよ。 意外にも北ヨーロッパの小国・フィンランドなのですよ。

フィンランドですか? ちょっと考えられませんわね。

そうでしょう? 僕もちょっと驚きましたよ。

どうしてフィンランドの子供たちの学力がそれほど素晴らしいのでござ~ますか?

あのねぇ~、OECDが3年に1回実施する学力テストであるPISA(学習到達度調査)でフィンランドはマジで世界のトップに立っているのです。

だから、どうして小国のフィンランドの教育レベルがそれほど高いのですか?

驚くべきことに、日本では学力低下を理由に授業時間を増やそうとしている。 ところが、実はフィンランドでは現在の日本より授業時間が少ない。

マジで。。。?

このような真面目な問題を語る時に、僕は嘘や悪い冗談を言いませんよ。 授業時間を増やせば学力が向上するわけではないのですよ。

授業時間が日本より少ないのに、どうしてフィンランドの子供たちは学力が上なのですか?

先生の質が日本よりも上だからですよ。

つまり、日本の先生方に優秀な先生が少ないというのですか?

そうですよ。 日本では先生がサラリーマン化している。 食べるために教師をやっている人が圧倒的に多いと思います。 中には麻薬に手を出して警察に逮捕される先生まで出てきた。 これでは、日本の将来を担う優秀な子供が育ちませんよ。

フィンランドの先生はどのような人たちなのですか?

フィンランドの先生は授業についていけない子どもを出さない。

マジで。。。?

あのねぇ~、フィンランド政府は教育の現場を信頼し、優秀な教師を育て、教育現場には口をださない。 日本の文部科学省に当たる教育省は、教育条件の整備にあたるけれど、教育内容には全く口は出さないのですよ。 カリキュラムづくりは、国家教育委員会という専門家集団に任せます。

日本の場合には、確か、教育現場に立つことのない文部科学省の役人が中心になってカリキュラムの方針を作成するのですわよね?

その通りですよ。 日本では教育の現場を知らない素人の委員たちが教育に口を出すのですよ。 フィンランドでは、教科書検定は、かつては実施していたけれど、現在は廃止しています。 教科書は出版社が独自に作成する。 その教科書を採用するかは、各学校あるいは個々の先生に任されている。

あらっ。。。ずいぶんと民主的なのですわね。

そうです。 現場への信頼は教師に対する信頼でもあるのですよ。 校長は、教師の勤務評定をしない。 すべて教師任せです。

でも、どうしてフィンランド政府も国民も、それだけ先生を信頼できるのですか?

あのねぇ~、フィンランドの教師は高い能力が求められている。 大学院で修士号を取得しなければ教師になれないのですよ。 しかも、大学では計300時間を越える教育実習を経験します。 僕も教育実習で仙台商業高校の1年生のクラスで教壇に立ったことがあるのですよ。 数学を教えました。 でもねぇ、実習の時間は、たったの1時間だけだったですよ。 レポートを書いたり指導教諭との話を含めても5時間以上は時間をかけなかった。 

それだけ。。。?

そうなのです。 ところがフィンランドでは、教師になっても、実践的な研修を絶えず受けるのですよ。 教師は、各学校が独自に採用します。 校長と地域の父母代表が面接する学校もある。 もちろん、最終的には校長が責任を負います。 しかも、面接に合格しても、1年間は仮採用。 他の教師が研修で休む間に代理で授業をし、その教え方を見て、正式に採用するかどうかを決めるのです。

あらっ。。。先生を選ぶのにずいぶん厳しいのですわね。

そうですよ。 日本のようなサラリーマン先生では勤まらないのですよ。 

でも、「授業についていけない子どもを出さない」というのはマジですの?

あのねぇ~、1クラスの生徒は20人前後。 少しでも授業についていけない子どもがいると、その子だけの補習授業をすぐに設けるのですよ。 しかも、先生は雑用をしなくてもいいので子供の教育に専念できるのです。

日本の場合だと、授業が終わっても先生はクラブ活動の顧問として遅くまで学校に残ったりしますよね?

フィンランドでは、そのような事は一切ないのですよ。 進路指導も選任のカウンセラーが居る。 一般の先生は生徒の進学先の相談に応じる必要もない。 先生の仕事は授業をすること。 落ちこぼれのないように生徒の面倒をとことん見るのですよ。 しかも、生徒に勉強に対する熱意を植え付けてゆく。

要するにフィンランドの先生には、生徒にやる気を起こさせる先生が多いのですわね?

その通りですよ。 日本も何とかしなければ、未来の日本を背負う人材が育ちませんよ。

日本も独創的で教育熱心な先生が増えなければならないのでござ~♪~ますわね。 デンマンさんはカナダでも学生に教えたことがあったのでしょう? どうして辞めてしまったのですか?

初めのうちは面白かったけれど、そのうち熱意を失ってしまった。 僕には教えることは適していないと感じてきた。 だから、もっと面白い仕事をしようと思って辞めてしまったのですよ。



『日本を良い国に…』より
(2012年10月30日)



あらっ。。。 こんな事をデンマンさんと話したのですわねぇ~。。。



そうなのですよ。。。で、改めて上の小文を読んでみて、僕は間違いに気づいたのですよ。。。 僕も教育実習で仙台商業高校の1年生のクラスで教壇に立ったことがあるのですよ。 数学を教えました。 でもねぇ、実習の時間は、たったの1時間だけだったですよ。 レポートを書いたり指導教諭との話を含めても5時間以上は時間をかけなかったと書いていた。

どこが間違ったのでござ~ますか? 

確か、少なくとも1週間は仙台商業高校に通ったのですよ。 2週間だったかもしれません。

仙台市立仙台商業高等学校


(senmap09.png)

『拡大する』

全国的には「仙台商(せんだいしょう)」と仙台都市圏では「仙商(せんしょう)」と略される。

1999年(平成11年)までは仙台二高に南接する青葉区川内地区(仙台市都心部の西側、広瀬川右岸)にあったが、老朽化のため現在地(泉中央副都心の西側)に移転した。

校舎およびグラウンドの跡地は青葉山観光駐車場及び仙台二高の南校地の一部、そして仙台市地下鉄東西線・国際センター駅(仮称)の建設地となり、宮城県スポーツセンターの西側にあったプールの跡地は埋め立てられて仙台市博物館の臨時駐車場となり、宮城県美術館の西隣のグラウンドはテニスコートになった。

仙台市教育委員会では、統合と校名変更のあった2009年(平成21年)4月1日を設立年月日としている。

1896年(明治29年)7月1日 - 遠藤庸治初代仙台市長が市会にはかり、商業教育学校設立の認可をうける。 東北初の近代商業教育学校として、仙台市立町小学校の校舎内に間借りして創立。校名は「仙台市簡易商業学校」。

1899年(明治32年) - 校名を「仙台市商業学校」と改称

1900年(明治33年) - 校名を「市立仙台商業学校」と改称

1945年(昭和20年)7月10日 - 仙台空襲により校舎を全焼。北三番丁を挟んで南側に隣接する上杉山通小学校の一部で授業を継続

1948年(昭和23年) - 学制改革により仙台女子商業学絞を合併し、「仙台商業高等学校」と改称。市内長町鹿野屋敷(現・太白区鹿野1丁目)に校舎を新築移転。しかし女子部は従来の通り仙台市五橋中学校の一部に置かれる

1957年(昭和32年) - 女子部が独立し、仙台女子商業高等学校となる

1964年(昭和39年) - 市内川内に校舎を新築移転(地図)

1985年(昭和60年) - 生徒服装の制服化実施

1994年(平成6年) - 学科改編(国際経済科1学級、情報管理科1学級、商業科5学級)

1996年(平成8年) - 創立100周年

1999年(平成11年) - 市内泉区七北田に校舎を新築移転(現校舎)

2006年(平成18年) - 創立110周年

2007年(平成19年) - 2007年度募集から国際経済科及び情報管理科の募集を停止

2009年(平成21年) - 仙台女子商業高等学校と統合し、「仙台市立仙台商業高等学校」を新設。同時に校訓・校章・校歌を制定。



出典: 「仙台市立仙台商業高等学校」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



調べたら、結構 古い歴史のある学校なのですよ。。。 僕が教えた当時は現在の市内泉区七北田にある新しい校舎じゃなくて、上の地図に書き込んだ赤点についた場所にあった。



仙台二高と道路を挟んで反対側にあったのでござ~ますわね。

そうなのです。。。 東北大学の川内キャンパスのすぐそばにあったので、僕は出身高校の埼玉県立熊谷高校ではなく、仙台商業高校を選んだのですよ。

でも、タイトルの“ブスと美人”がまだ出てきませんわァ~。

だから、その教育実習の時に“ブスと美人”を持ち出したのですよ。

どのように。。。?

次のように。。。


(set03.png)



商業高校の“数学I”の教科書だったのだけれど、ブーリアン代数、セット理論、集合論、ベン図などが出てくるところだったのですよ。。。 僕は工学部だったけれど、数学は中学生の頃から好きだったので、技術家庭科ではなく数学を教育実習で教える教科に選んだのですよ。。。 それで実習のときに上のようなベン図を黒板に描いた。



いったい上の図は、どういう意味なのでござ~ますか?

これはセット理論の基本的なベン図というものなのですよ。。。 卑弥子さんだって、高校1年生のときに勉強したはずですよ。

いいえ。。。 あたくしは、上のようなベン図というものを覚えておりませんわ。

とにかく、当時は男子だけの高校だったので、なるべく生徒が面白がって興味を示すように、例として“ブスと美人”を持ち出したわけですよ。

美人のことを仙台地方では“シャン”と言うのでござ~ますか?

いや。。。 “シャン”というのは決して仙台方言ではありません。。。 卑弥子さんは聞いたことがありませんか?

ありませんわ。。。 デンマンさんとは世代が違うからですわよ。

でもねぇ~、ネットで調べれば次のようにちゃんと出ているのですよ。

バックシャン


(back007.jpg)

バックシャンとは、後姿が美しい女性のこと。

【年代】 昭和初期(大正時代?)

【種類】 和製英語(英語+独語の合成語)
 
『バックシャン』の解説

バックシャンとは後ろ・背中(背部)といった意味の英語"back(バック)"と、美しいという意味のドイツ語"schön"の合成で、後ろ姿が美しい女性を意味する。
ただし、後姿だけが美人(後姿で期待したほど顔は良くない)といったニュアンスが強く、褒め言葉として使われたもんではない。

当時、正面から見ても美人という意味の対語:トイメンシャンという言葉もあった。
しかし、シャンという言葉自体が使われなくなり、バックシャンも死語となっている。



SOURCE:
http://zokugo-dict.com/26ha/back-schon.htm



ずいぶん昔にはやった言葉ではありませんか! あたくしが知らないのも無理ござ~ませんわ。



でも、この説明は生徒にウケたのですよ。。。 生徒も僕の話に興味を示してくれた。 でも、生徒の中から質問だ出た。。。

どのような。。。?

ブスと美人が交わるのはどういうことかと。。。? 確かに、ブスと美人が交わるのは、ちょっと考えると理解に苦しむ。。。 例えば、次のようなベン図ならば、すぐに理解できる。


(set02.png)



これならば、美人のグループとブスのグループが別々ですからね。。。 すぐに見てわかりますよ。 でもねぇ~、このベン図だと、セット理論と集合論を説明するときに役に立たない。 だから、次のように2つのグループが交わっていないといけない。


(set03.png)
 


。。。で、交わっているピンクのグループはどういう女性のグループなのか? 卑弥子さんは、どう思いますか?



ブスでもあり、美人でもあるということでござ~ますか?

その通りですよ。。。 “痘痕(アバタ)も笑窪(エクボ)!”と昔の人は言ったでしょう! だから、性格の良いブスに一目惚れするヤバイ男も出てくるのですよ。 そういうちょっとオツムが足りない男の目にはブスのアバタもエクボに見えて、まるで“美人”のように輝いて見えるわけです。。。 そういう女性のグループが上の図の ピンクのC のグループですよ。

。。。で、その“セット理論”というのは、どういうことなのでござ~ますか?

次のような公式が成り立つのですよ。

C = A ∩ B (積集合)

A ∪ B (和集合) = A + B - C

。。。で、この事を言うためにわざわざ“ブスと美人”を持ち出してきたのでござ~ますか?

いや。。。 この時、授業参観にやって来た担任の先生や、他の先生に混じって教頭先生もいたのですよ。。。 授業が終わってから、この教頭先生が僕のそばにやってきて、“デンマン君。。。、(笑い) ブスと美人の話は実に面白かったですよ。。。 君の話を聞いて、初めて集合論という意味が分かりましたよ。。。 君は教え方がうまいねぇ~。。。 実に愉快でした。”

あらっ。。。 デンマンさんは教頭先生に褒められたのでござ~ますか?

そうなのですよ。。。 やっぱり、褒められれば嬉しいですからねぇ~。。。

つまり、この事を自慢するために、“ブスと美人”を持ち出してきたのですか。。。?

いや、そうではないのですよ。。。 実は、僕の指導教諭というか。。。 僕が教えた1年3組の担任の先生が数学の先生で、この先生が僕に対して嫌悪感を露(あらわ)に示したのですよ。。。 言葉には出さないけれど、その表情も 僕に対するものの言い方も、いかにも“気に喰わない奴”という感じを持ったことが 手に取るように分かったのですよ。

どうして、デンマンさんに対して嫌悪感を持ったのでござ~ますか?

あのねぇ~、僕は この指導教諭に、“どのようにして教えたらいいのでしょうか?”とか、そういうことを一度も尋ねなかったのですよ。。。 別に無視していたわけではないのだけれど、その指導教諭にしてみれば、僕に無視されていると受け取ったようなのです。

誤解したのでござ~ますか?

そうなのです。。。 つまり、批判的な態度を見せた僕を、指導教諭は無意識の内に「味方でない」カテゴリーに勝手に入れてしまって僕に対して嫌悪感を持ったようなのですよ。



(laugh16.gif)


(himiko22.gif)

ですってぇ~。。。
確かに、思い違いということは誰にでもありますよね。

でも、その思い違いが、30年にも渡って持続するということもあるのですわよねぇ~。。。
本当に人間関係というのは難しいと思いますわ。

だから、なるべく誤解がないように、思いを伝えるということは大切なのでござ~ますわ。
誤解を受けないように、どのように思いを伝えればよいのか?

あなたも考えてみたらいかがでござ~ますか?

ところで、現代に生きている人のお話も面白いですけれども
古代にも いろいろな不思議な謎がございますわァ。
お時間があったら、古代の人間の謎も 探求してくださいませぇ。

平安史、古代史の記事を用意しましたわァ。
ぜひ お読みくださいまし。
では。。。

天武天皇と天智天皇は

同腹の兄弟ではなかった。
 

天智天皇は暗殺された 

定慧出生の秘密 

藤原鎌足と長男・定慧 

渡来人とアイヌ人の連合王国

なぜ、蝦夷という名前なの?

平和を愛したアイヌ人

藤原鎌足と六韜

古事記より古い書物が

どうして残っていないの?


今、日本に住んでいる人は

日本人でないの?


マキアベリもビックリ、

藤原氏のバイブルとは?


とにかく、次回も興味深い記事が続きます。
だから、あなたも、また読みに戻ってきてくださいね。
じゃあ、またねぇ~。。。


(hand.gif)

ジューンさんの熟女下着 June Adams 下着美人
(30june.jpg)


(surfing9.gif)


(sayuri5.gif)

ところで、平成の紫式部こと、卑弥子さんは見かけによらず、京都の女子大学で腐女子に「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授という肩書きを持っています。

卑弥子さんの面白い話をもっと読みたい人は
下のリンクをクリックして読んでみてくださいね。



(miya08.jpg)

『外人に乗っ取られた日本?』

『失われたバレンタイン』

『軽井沢夫人@日本王国』

『都知事になれなかった男』

『落選男の正体?』

『カナダはカエデの国なの?』

『海外飛躍遺伝子』

『ふるさとは遠きにありて…』

『芭蕉と遊女の出会い』

『芭蕉と遊女が…あれぇ~!』

『宮沢りえと3723人の観客』

『血のつながり』

『チョー有名な三角関係』

『日本の真ん中』

『デンマンの死@玉淀』

『血の絆』

『イジメられたら?』

『アタマにくる一言をかわすには』

『顔文字がダメなら?』

『日本の一番長い日』


(annasalleh.jpg)

『オルフェと聖徳太子』

『寅さんの本棚』

『平成の紫式部』

『心にしみるウンチ』

『念願のトップページへ』

『愛とロマンの昔話』

『愛とロマンのアクセス解析』

『兄妹の恋のつづき』

『源氏物語エロいの?』

『酒が行って着物目変境』

『日本は外人に乗っ取られたの?』

『ん?ヒトラーはベジタリアン?』

『ふるさとの選挙と黒い霧』


(hama10.jpg)

『ハマグリにハマる』

『ハマグリの誘惑』

『ハマグリの足跡を追って』

『芭蕉と遊女』

『光源氏もビックリ』

『エロエロ源氏物語』

『悲痛の紫式部』

『卑弥子のえっち』

『白妙の和歌を探して』

『キーワード診断』

『紅のボート難民』

『ん?ネトウヨ』

『下衆のかんぐり』

『桓武天皇のママがネットで』

『ござが天皇とGOOGLE』

『エロ 建礼門院』

『一敗が三人に!』

『行田の黒い霧をはらう』

『ペルシャ人が飛鳥に』

『小柴垣草子』

『後白河上皇ダントツ』


軽井沢タリアセン夫人の小百合さんが扮するゴディバ夫人 Sayuri
(godiva05.jpg)


(byebye.gif)

0 件のコメント:

コメントを投稿