2014年8月11日月曜日

アタマにくる一言をかわすには



 

アタマにくる一言をかわすには

 


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デンマンさん。。。 今日は、あたくしのために記事を書いてくださるのですかァ~?


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。。。ん? 卑弥子さんのためにぃ~。。。?

そうですわァ~。。。 最近、あたくしはムカつかされることが重なっているのですわ。 アタマにくることばっかし、言われるのでござ~♪~ますうゥ。

たとえば。。。?

例えば、あたくしのお腹がチョ~出ているとか。。。


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あれっ。。。 卑弥子さんは妊娠しているのですかァ~!?



あたくしは まだ結婚してないのですってばあああァ~! んもおおおォ~!!

あのねぇ~、結婚もしてないのに妊娠してしまうから問題なのですよう。 

そのように言われると、ますますムカつくのですわァ~!

だから、このようにアタマにくる一言をかわすには、どうすればよいのか? そのことについて卑弥子さんと語りたいわけなのですよう。

どうすると、アタマにくる一言をかわすことができるのでござ~ますかァ?

あのねぇ~、夕べ本を読んでいたら次の箇所にぶち当たったのですよ。

無視して空回りさせる


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相手を無視してから回りさせればよいのです」と言うと、クリスティアーネさんは意外だったらしく少しおどろいたようでした。
あの不愉快な同僚の挑発を完全に無視することなど、とてもできないと彼女は言うのです。
あの男の挑発に乗る気はさらさらないけれども、無神経な言葉で攻められたらやはり何か言い返してやりたい、と彼女は思うのです。

そこでクリスティアーネさんと私は、黙って信号を発する身振り言葉のリストに目を通しました。
そのなかで「目配(めくば)せする」というのが一番いいように思われました。

さっそく彼女は次の機会に、同僚が不快な言葉を浴びせたときをねらって、陰謀でもくわだてるような目配せをして返しました。
むろん相手の挑発に対して言葉で突っかかっていくようなことはしませんでした。
彼女は、こんな結果報告をもってやってきました。

「彼はまた例によって私をからかいに来たのです。
『何だその顔は、まるで化粧品のビンのなかに漬かってたみたいだな』。
私はそれには答えずに片目でウィンクをしました。


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まさか私がこんな反応をするとは思っていなかったらしく、彼はけげんな顔で私をのぞきこみ、『目にゴミでも入ったのか』とたずねました。
私はもう一度目配せをして見せました。

でも、何も言わずに。
『沈黙の誓いでもたてたのか』と彼はさらにたずねてきました。
私は大声で笑い出さずにはいられませんでした。

そして今度は、両目でぱちぱちとまばたきをしてやりました。
彼はもう、うんざりした様子で首を横に振りながら、なにかぶつぬつと独り言をつぶやいていました。
いつまでもそうやってぶつくさぼやいていればいいんだわ、私にはかかわりのないことよ。
そう考えた私は、あの男をほったらかしにしておきました」

こうしたことをクリスティアーネさんはうれしそうに語りました。
彼女はもう「獲物」ではなくなったのです。
挑発のワナから逃れ出したのです。


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赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真とイラストはデンマン・ライブラリーより)



56-57ページ 『アタマにくる一言へのとっさの対応術』
著者: バルバラ・ベルクハン 訳者: 瀬野文教
2003年3月24日 第51刷発行
発行所: 株式会社 草思社



アタマにくるようなことを言われて ムカついているのにウィンクなどできるわけがないじゃござ~ませんか!



だから。。。 そこですよう。 相手を無視して空回りさせてしまうために まず、目配(めくば)せするのです。

ムカついているときには目配せなど、できませんわ。

そういう時には、心を落ち着けて 何が何でも、思わせぶりにウィンクするのです。

あたくしにはできませんわ。

じゃあ、クリスティアーネさんがやったように両目をぱちぱちとまばたきをしてみたらどうですか?

その程度では、あたくしのムカつきは納(おさ)まりませんわァ。

でも、意外に効き目があると思いますよ。 僕も上の箇所を読んで思わず可笑しくなって噴出してしまいましたよ。 クリスティアーネさんに厭味な事を言った男が僕だとしたら、やっぱり、彼女の無言の可笑しなしぐさを見て、バカバカしくなって、首を横に振りながら、“ダメだ、こりゃ~!”とか何とか言いながら去ってゆくと思うのですよ。

でも、あたくしの同僚は、とにかくしつこいのでござ~ますわ。 あたくしが目配せしたり、ウィンクしたり、両目をパチパチしたぐらいでは絶対に引き下がりませんわァ。 効果はないと思いますう。

分かりました。 だったら、絶対に効き目のある仕草(しぐさ)を教えますよ。

どうするのですかァ~?

あのねぇ~、その同僚が嫌味な事を言ったら 卑弥子さんは黙って背を向け、パンツを下げて尻をむき出しにするのですよ。


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このようなハシタナい真似をあたくしに やれと言うのでござ~ますかァ?



だってぇ、同僚を撃退する効き目のある仕草が知りたいのでしょう?

分かりましたわ。。。 それで、その後どうするのでござ~ますか?

むき出しの尻を子犬のように愛嬌を出して振るのですよ。


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このような。。。、このような。。。、はしたない事を京都の女子大学で教鞭をとっているあたくしに やれと、デンマンさんは言うのでござ~ますかァ~?



だってぇ~、卑弥子さんは厭味な事を言う同僚を撃退したいのでしょう!? だったら思い切って勇気を出して やってみたらどうですか? これならば、絶対に、卑弥子さんの同僚は バカバカしくなって、首を横に振りながら、“ダメだ、こりゃ~!”とか何とか言いながら去ってゆくと思うのですよ。

むきだしのお尻を出すなんて、そのようなはしたない事は、あたくしにはとてもできませんわァ!

解りました。。。だったらねぇ~、次のようにしてください。

 


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小さめなパンティーを穿いて尻の両方のふくらみに相手に対するアツ~い思いを書き込むのですよ。



自分ではとても書けませんわ。

だから、卑弥子さんのお母さんに頼んで書いてもらうのですよ。

あたくしの母に、このような事を頼んだら、「お嫁に行けなくなるから絶対に お止めなさい!」と言われるのがオチですわァ~。

解りました。 じゃあ、お母さんの手助けがなくてもできることを紹介しますよ。 次の小文を読んでみてください。


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もう昼の時間をとうに過ぎていた。
ここに(マンダレー市内に入る前に)インド人街があるというので、そこへ車をパンパカ走らせ、最もポピュラーなインドカレーの店に入った。

入り口のところに粗末な洗面台があり、そのそばに大きなドラム缶が三つ置いてある。
それぞれに水が張られていて小さなボウルが浮かんでいた。
ドラム缶からそのボウルで水をすくいまず手を洗うのである。

チェッターヒン(とり肉のカレー煮)、肉だんごのカレー、ヤギの睾丸カレー、野菜カレーなどという料理が並んだ。
揚げたナンとごはんはいくらでも食べてよい。
なるほど本場インドカレーで、いかにも奥の深い味である。


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こういうものは当然手で食べた方がうまい。
カレーの手食は指先をひとつにまとめ全体をゾウの鼻のように柔軟にさせてすばやくカレーとごはんを混ぜ合わせ、こねこねさせて口に運ぶというのが正統的インド流の初級ワザであるという。
これまでインドやスリランカなどで何度もこのカレーの手食を体験してきたが、このゾウの鼻のようにしてごはんとカレーをこねこねさせるというのはけっこう難しい。

 (中略)

けれど不思議なことに我々がやるとカレーが勝手に指先をあがってくるようで、気がつくと第二関節ぐらいまでカレーに染まっていたりする。
なんだか気になるので、はい上がってきたカレーを舐めとってしまいたくなる。
しかしカレー国インドなどでは、そんなふうにして食卓で自分の手を舐めるのはたいへんな不作法で、それがどのくらいの不作法ぶりであるかといえば、例えば、日本人の食事の作法で言うと、食事中にいきなり食卓の上に登っておならをぶっぱなすぐらいの不作法にあたるのだという。


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 (中略)

その日食べたカレーの中では、とり肉のカレーがやはり一番味が深くておいしかった。
ヤギの睾丸は、マグロの大トロをもっと固くして、しかもその脂身を凝縮したような感じである。
うまいといえばうまい。
くどいといえばくどい。
野菜のカレーを揚げたナンでくるんで食べるのもなかなかヨイ。

食べ終えると、さっき洗面台に行って、ボウルでまた手を洗う。
考えてみるとこの手食は皿以外の食器は使わない。
今はやりの“地球にやさしい”の論理でいえば、これほど優しい食事の仕方はないだろう。

赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真とイラストはデンマン・ライブラリーより)



134-136ページ 『秘密のミャンマー』
著者: 椎名誠
2003年10月20日 初版第1刷発行
発行所: 株式会社 小学館



つまり、あたくしにオナラをしろと言うのでござ~ますかァ~?



そうですよ。 卑弥子さんにムカつくようなことを言ったら、学食でもいいから、その男が食べているテーブルに寄って行き 無言で尻を向けてぶっぱなすのですよう。

馬鹿ばかしい! そのような事が あたくしにできるわけがないじゃありませんか!

どうして。。。?

だってぇ、お嫁に行けなくなってしまいますわ。

解りました。 じゃあ、これをやっても卑弥子さんがお嫁に行けるという 取って置きの方法があります。

とんちんかんなことわざを使う


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あなたを攻撃しても無駄だということを、敵にわからせてやりましょう。
それはごく初歩的なコミュニケーションの原理を応用すればよいのです。
コミュニケーションが成り立つのは、話す言葉にちゃんとした意味があるからです。
だから私たちの脳は、けんめいに相手の言葉の意味をさぐります。
誰がなにか言うと、私たちの脳はつねに自動的に作用して言葉の意味をわかろうとします。
そしてようやく相手がなにを言ったのかを理解するのです。

こうした脳の自動作用をうまく活用するのです。
つまりこれを逆手にとって、相手に反応してやるのです。
何の意味もないことを言ってみるのです。
たとえば相手の攻撃に対してことわざで返すのです。

けれども、それは相手の攻撃とは まったくなんの関連もないことわざでなければなりません。
たとえばこうです。

攻撃側 「いったいなんてまぬけなことを考えているの。 もうすこしましな頭だと思っていたのに」

あなた 「それだったら、おあつらえむきの言い方があるわ。 早起きは三文の得って言うでしょ」


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何の意味もありません。
とくにそれが午後だったりするとなおさらです。
敵はなぞをかけられたような気がするでしょう。
ふつう敵は私たちがまっとうな反応をするものと思っています。
けれども敵が受け取る言葉はことわざで、しかも状況にそぐわないものなのです。

当然のことながら、むこうはその意味をさぐってきます。
けれども、なんのことだかわまりません。
これであなたは敵を精神的混乱におとしいれたことになります。

赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
イラストはデンマン・ライブラリーより)



88-89ページ 『アタマにくる一言へのとっさの対応術』
著者: バルバラ・ベルクハン 訳者: 瀬野文教
2003年3月24日 第51刷発行
発行所: 株式会社 草思社



どうですかァ、卑弥子さん!。。。 これならば卑弥子さんだってぇ、お嫁に行けないと心配する必要はないでしょう!?



そうですわねぇ~。。。 確かに、これは面白そうですわねぇ~。。。 でも。。。、でも。。、もし、相手がことわざの意味をきいてきたらどうするのでござ~ますか?

そしたら、また、とんちんかんなことわざで答えるのですよ。 例えば、「あのねぇ~、あたくしが言いたかったのは、“家に斧があれば大工はいらないってことなのでござ~ますわァ。 わかったァ~!?”」。。。 こう言って相手を更に煙に巻いてしまうのですよう。



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【卑弥子の独り言】


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ですってぇ~。。。
確かに、とんちんかんなことわざで応じるというのは面白そうでござ~ますわァ。
あたくしも試してみようと思います。

あなたも、もし誰かにムカつくような事を言われたら、
この方法で相手を無視してくださいませ。

ところで、たまには、古代史の記事も読んでくださいね。
参考になるような ことわざが見つかるかもしれません。

そういうわけで あなたのために平安史、古代史の記事を用意しました。
ぜひ 覗いてみてください。
では。。。

定慧出生の秘密 

藤原鎌足と長男・定慧 

渡来人とアイヌ人の連合王国

なぜ、蝦夷という名前なの?

平和を愛したアイヌ人

藤原鎌足と六韜

古事記より古い書物が

どうして残っていないの?


今、日本に住んでいる人は

日本人でないの?


マキアベリもビックリ、

藤原氏のバイブルとは?


とにかく、次回も興味深い記事が続きますわ。
だから、あなたも、また読みに戻ってきてくださいね。
じゃあ、またねぇ~。。。


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ジューンさんの熟女下着 June Adams 下着美人
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ところで、卑弥子さんは見かけによらず、京都の女子大学で腐女子に「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授という肩書きを持っています。
卑弥子さんの面白い話をもっと読みたい人は
下のリンクをクリックして読んでみてくださいね。


『曲屁(きょくべ)』

『天神様と東日本大震災』

『日本は良い国か?』

『日本を良い国に…』

『エロい熟女』

『アッと驚くマキアベリ!』

『良寛さんの顔』

『あなたの中の阿修羅』

『蝦夷って悪い意味?』

『伎楽は呉の音楽?』

『呉越の謎』

『紅のボートピープル』

『蕎麦屋と忠臣蔵』

『ピンクと桃色』

『妻の不貞』

『卑弥子さん、ご指名ですよ!』

『カン違い大岡越前』

『ロマンのカシオペア』

『カシオペアの現実』

『エロい徳子を探して』

『紫式部と皇国史観』

『エロい道鏡と薬師如来』

『天平の麗しき淑女』

『元からの饅頭』

『なぜ唐に留まったの?』

『下着美人』

『一所懸命』

『ねぇ、ねぇ、ねぇ効果』

『遊女と三つ子』

『布袋さんの魅力』

『今、エジプトに?』

『鍋かむり祭り』

『日本人はどこから来たの?』

『卑弥子も待ってます』

『卑弥子の源氏物語』

『源氏物語もエッチなのに』

『失意の紫式部』

『めちゃムカつく足枷』

『床上手な女になりたい』

『日本へ、紀元前のメイフラワー号』

『日本の死海文書』

『今さら聞けない、床上手』

『兄妹の恋と大乱』

『えっ、ヒトラーはベジタリアン?』

『外人に乗っ取られた日本?』

『失われたバレンタイン』

『軽井沢夫人@日本王国』

『都知事になれなかった男』

『落選男の正体?』

『カナダはカエデの国なの?』

『海外飛躍遺伝子』

『ふるさとは遠きにありて…』

『芭蕉と遊女の出会い』

『芭蕉と遊女が…あれぇ~!』

『宮沢りえと3723人の観客』

『血のつながり』

『チョー有名な三角関係』

『日本の真ん中』

『デンマンの死@玉淀』

『血の絆』

『イジメられたら?』


軽井沢タリアセン夫人の小百合さんが扮するゴディバ夫人 Sayuri
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