2015年9月5日土曜日

焼き滅ぼさむ再び


 

焼き滅ぼさむ再び

 


(hell100.jpg)


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(merange12.jpg)

デンマンさん。。。 あんさんは、どないなわけで“焼き滅ぼさむ再び”という けったいなタイトルを付けはったん?


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あきまへんか?

そやかてぇ、なんやァ古臭い文語調ですやん。。。

あのなァ~、実は、めれちゃんも覚えていると思うのやけど、『焼き滅ぼさむ』という記事を今年の6月18日に投稿したのやがなァ~。。。

その記事を あんさんはまた取り上げはるのォ~?

いや。。。 わてが取り上げると言うよりも、ネット市民の皆さんの中に 古典に関心のある人が居るのやがなァ~。。。 ちょっと次のリストを見て欲しいねん。


(ame50831c.png)

『拡大する』



これは、アメブロのわてのブログの8月25日から31日までの1週間の「人気検索キーワード」のリストやねん。。。 赤枠で囲んだ 14番に注目して欲しい。



「君が行く、道の長手(ながて)を繰(く)り畳(たた)ね、…」を入れて検索して あんさんのブログにやって来た人が居たのやねぇ~。。。

そういうこっちゃがなァ~。。。

その人が6月18日に、あんさんが投稿しやはった『焼き滅ぼさむ』という記事を読みはったん?

そういうことやんかァ~。。。

。。。で、その人はアメブロの検索エンジンで検索しやはったん?

わても、そう思って検索してみたよってに、その結果を見て欲しい。


(ame50902s.png)

『拡大する』



あらっ。。。 ameba検索では、「一致する情報は見つかりませんでした」と出てますやん。



そういうことやァ~。。。 そやから、GOOGLEで同じ語句を入れて検索してみたのやァ。。。 その結果を見て欲しい。


(gog50902a.png)

『現時点での検索結果』



そやけど、赤枠で囲んであるのは Denman Blog に掲載された『焼き滅ぼさむ』ですやん。。。


(wp50618e.png)

『実際の記事』



残念ながら、アメブロで投稿した『焼き滅ぼさむ』は上の結果には出てきよらん。



それやのに、どないなわけでアメブロのリストに載ってるん?

次のように検索するとアメブロの記事が出てきよる。


(gog50902b.png)

『現時点での検索結果』



「君が行く、道の長手(ながて)を繰(く)り畳(たた)ね ameblo.jp/barclay」と入れて検索すれば、アメブロのわての記事が出てきよる。



そやけど、上のリストのトップに出てきよったのは記事ではのうて、テーマやんかァ~。。。

そういうこっちゃァ。。。 つまり、“テーマ:文芸・文学の教養”というページにアクセスして、そのページに出てきよった『焼き滅ぼさむ』を読んだわけやァ。。。


(ame50902t.png)

『実際のテーマ』



なるほどォ~。。。 “文芸・文学の教養”というテーマのページで『焼き滅ぼさむ』を読んだわけやのねぇ~。。。 そやけど、それがどないなわけで、あんさんの興味を惹きはったん?



あのなァ~、今年の6月16日には、別の人が同じ語句を入れて Denman Blog の『焼き滅ぼさむ』を読みはってん。。。


(wp50616c.png)

『拡大する』



これは、Denman Blog の6月16日の「人気検索キーワード」のリストやねん。



あらっ。。。 “君が行く道のながてを繰くり畳たたね焼き滅ぼさん天あめの火もがも”を入れて検索して あんさんの Denman Blog へやって来たのやねぇ~。。。

そういうこっちゃがなァ~。。。

そやけど、どないなわけで、この和歌が人気があるん?

それに答えるには、ちょっと次の小文を読んでみて欲しいねん。。。


(rajomon1.jpg)


(bigroad.jpg)

1998(平成10)年に復元された朱雀門に立って、南面すれば当時の朱雀大路の景観を実感することができる。

平城京生活者にとって「ふるさと」とイメージされる場所だった飛鳥、都を思い出させる景観として想起された都大路。

それは、紛れもなく「万葉びと」の生活空間の一部であった。

さて、先ほど見た中臣宅守と狭野弟上娘子の贈答歌に、次のような歌がある。


(yamayaki.jpg)

 

君が行く

道の長手(ながて)を

繰(く)り畳(たた)ね

焼き滅ぼさむ

天の火もがも



あなたの行く

長い長いその道のりを

手繰り寄せ、そして重ねて

焼き滅ぼしてくれるような

天の火が欲しい


(巻15の3724)

狭野弟上娘子は、あなたが行く長い道中を、手繰り寄せて畳んでしまい、焼き滅ぼしてしまう天の火が欲しい、と宅守に歌を送っている。

これは、二人を隔てる物理的、時間的距離をなくしたい、ということを歌っているのであろう。

つまり、歌を交わすことによって心的距離をなくしているともいえるだろう。

物理的、時間的距離を無化させる歌の力のようなものを、私はこの歌に感じている。

もちろん、この贈答歌が、あとから何らかの歴史的事実に基づいて作られた虚構の歌で、実際にやり取りされたものではない、という可能性もあるのだが、そうであるならば、なおさらのこと、この歌の表現が多くの人びとの共感を前提として作られている証拠になるであろう。

上野誠・奈良大学教授

(注:写真はデンマン・ライブラリーから貼り付けました。
赤字はデンマンが強調)



42 - 43ページ
『別冊太陽 日本のこころ156 平城京』
(平城遷都1300年記念)
2010年4月1日 初版第3刷発行
編集人: 湯原公浩
発行所: 株式会社 平凡社



なるほどォ~。。。 あんさんが『別冊太陽』から、引用しやはったのやねぇ~。。。



あきまへんか?

かまへんけど、わたしには、一つだけ大きな疑問がありますねん。

どないな疑問やねん?

あんさんが『焼き滅ぼさむ』の中で引用した次の検索結果をもう一度見て欲しい。


(gog50616a.png)

『現時点での検索結果』



わてが「君が行く道のながてを繰くり畳たたね焼き滅ぼさん天あめの火もがも」を入れて検索した時には、上のような検索結果をゲットしたのやでぇ~。。。 それが どうやと言うねん?



あんさんの Denman Blog へのリンクは 4番目に出てきよる。。。 ということは、“君が行く道のながてを繰くり畳たたね焼き滅ぼさん天あめの火もがも”を入れて検索しやはった人は、当然のことやけど、1番から3番のリンクをクリックして3つの記事を読みはったに違いあらへん。

そうやろなァ~。。。

それやのに、どうして4番目に出てきよる あんさんの Denman Blog を読む必要があるのやろか? つまり、わたしが言いたいことは 1番から3番の記事の中に、“君が行く道のながてを繰くり畳たたね焼き滅ぼさん天あめの火もがも”の和歌の意味がちゃんと書いてありますやん。 わたしやったら、トップの記事を読んで意味が書いてあれば、他の記事など読まへん。。。 それやのに、どうして Denman Blog のあんさんの記事を読む必要があるのやろかァ?

あのなァ~、めれちゃん。。。 ニーチェのおっさんが かつて次のように言うたのやァ~。。。

読むべき書物


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わたしたちが読むべき本とは、次のようなものだ。

読む前と読んだあとでは世界がまったくちがって見えるような本。

わたしたちをこの世の彼方へと連れさってくれる本。

読んだことでわたしたちの心が洗われたことに気づかせるような本。

新しい知恵と勇気を与えてくれる本。

愛や美について新しい認識、新しい眼を与えてくれる本。

 

『悦ばしい知識』 --- ニーチェ



183 『超訳 ニーチェの言葉』
訳者: 白取春彦
2010年3月20日 第11刷発行
発行所: 株式会社ディスカバー・トゥエンティワン



つまり、“君が行く道のながてを繰くり畳たたね焼き滅ぼさん天あめの火もがも”を入れて検索しやはった人は、次のような記事を読もうと思いはったん?


■ 読む前と読んだあとでは
  世界がまったくちがって見えるような記事。


■ わたしたちをこの世の彼方へと
  連れさってくれる記事。

■ 読んだことで
  わたしたちの心が洗われたことに
  気づかせるような記事。

■ 新しい知恵と勇気を与えてくれる記事。

■ 愛や美について新しい認識、
  新しい眼を与えてくれる記事。




その通りやがなァ~。。。 要するに、常識的な、誰もが思いつくような意味だけでは満足できへんかったのやがなァ~。。。

それで、あんさんの Denman Blog の記事を読んで、ようやく満足できる解釈に巡りあったわけやのォ~。。。?

そういうこっちゃがなァ~。。。 その人は、わての解釈を読んで読む前と読んだあとでは 世界がまったくちがって見えるようになったのやァ。。。

。。。で、上の和歌の意味は。。。?

次のような意味やねん。。。


(yamayaki.jpg)

 

君が行く

道の長手(ながて)を

繰(く)り畳(たた)ね

焼き滅ぼさむ

天の火もがも




文字通りに解釈すれば
「あなたの行く長い長いその道のりを
手繰り寄せ、そして重ねて
焼き滅ぼしてくれるような
天の火が欲しい」という意味になるけれど、
そんな事を言うために上の和歌を詠んだわけじゃない。

私の父・旅人(たびと)は
729(神亀6)年2月に起こった「長屋王の変」で
涙を呑んで藤原氏の専横に屈しなければならなかった。

しかし、藤原氏の専横がいつまで続くわけではない。
いつか 必ずや 天の火が天罰のように
藤原氏を見舞うことになるだろう。


(巻15の3724)



そやけど、そないな解釈をこれまでに 見たことあらへんわァ~。。。



あのなァ~、めれちゃん。。。 最初に引用した小文の中に 「この贈答歌が、あとから何らかの歴史的事実に基づいて作られた虚構の歌で、実際にやり取りされたものではない、という可能性もある」と書いてあるやろう。。。

確かに、そないに書いておますなァ~。。。

そやから、実際の作者は「長屋王の変」と藤原氏の専横に事寄せて上の和歌を詠んだのやがなァ~。。。 

つまり、“君が行く道のながてを繰くり畳たたね焼き滅ぼさん天あめの火もがも”を入れて検索しやはった人は Denman Blog の「長屋王の変」のタグ(tag)のページをマジで見やはったん?

そうやァ。。。 すると次のページが出てきよる。


(wp50905t.png)

『実際のテーマのページ』



上のページの2番目に出てきよる記事が『萌える恋歌の裏に』というタイトルやねん。



検索した人は、その記事をよみはったん?

そうや、次の記事を読むと、上のように解釈した理由が書いてあるねん。 それで読む前と読んだあとでは 世界がまったくちがって見えるようになるねん。


(rengfire.jpg)

『萌える恋歌の裏に』



(laugh16.gif)

【レンゲの独り言】


(manila07.gif)

ですってぇ~。。。
あなたも、上の記事を読めば
もしかすると、読む前と読んだあとでは 世界がまったくちがって見えるようになるかもしれません。
うふふふふふ。。。

ところで、めれんげさんはボダを克服して
健康も回復して元気になりました。
これからも、『即興の詩』を更新して欲しいですよね。

あなたも、めれんげさんの日記と“即興の詩”に興味があったら、ぜひ読んでみてくださいね。

めれんげさんは 2013年の6月に『即興の詩』サイトを再開しました。

めれんげさんの『即興の詩』サイト

再開して間もないのに 検索結果 3,960,000件中の 9位に躍り出るなんてすごいですよね。


(gog30703.gif)

『現時点での検索結果』

現在、めれんげさんは お休みしています。
でも、これからも、ブログを通して「愛のコラボ」を続けて欲しいですよねぇ~。。。

かつて めれんげさんの「即興の詩をはじめました!」の『極私的詩集』サイトは 次の検索結果で見るようにトップを占めていたのです。


(gog30928a.png)

でも、現在は、6位です。

また、ブログを更新して トップに返り咲いて欲しいものです。

ところで あなたは「どうしたら、上位に掲載されるのォ~?」と考えているかもしれません。

その秘訣を知りたかったらデンマンさんが面白い記事を書いていますわ。

次のリンクをクリックして読んでみてください。


(seo001.png)

『おばさんの下着に見るSEO』

話は変わりますけれど、めれんげさんは可愛い猫を飼っています。

あなたも、猫ちゃんを飼っていますか?

ええっ。。。 ワンワンちゃんを飼っているのですか?

そういえばデンマンさんが『ワンワンちゃん』という面白い記事を書いていました。

気が向いたら下のリンクをクリックして読んでみてください。


(dog202.jpg)

『ワンワンちゃん』

とにかく、次回も興味深い話題が続きます。

あなたもどうか、また読みに戻ってきてくださいね。

では、また。。。


(hand.gif)


(surfing9.gif)

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卑弥子さんが面白いお話を集めて

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とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。バーィ



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