シルヴィーとネット革命
人間の鎖 (Baltic Way)
人間の鎖は別名「バルトの道」といわれ、1989年8月23日当時ソビエト連邦支配下にあったバルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)の独立運動の一環として行われたデモンストレーション。
およそ200万人が参加して手をつなぎ、3カ国を結び、600キロ以上の人間の鎖を形成した。
このデモンストレーションは、バルト三国のソ連併合を認めたモロトフ・リッベントロップ(独ソ不可侵条約)秘密議定書締結50周年を期して行われ、三国が共通の歴史的運命を共有していることを、国際社会に訴えるために行われた。
背景
旧ソ連ではゴルバチョフ政権のもとでペレストロイカ、グラスノスチが進められ、街頭デモが急増し、市民の支持も集めていた。
1986年、3国のそれぞれの首都で、一握りの人々が集まり抗議行動を行ったが、直ちに警察により解散させられた。
1987年には大規模集会が3国の首都で行われたが、当局者に非難され、逮捕者が出て終わった。
一年後、大規模抗議行動が初めて当局の認可を得て、平和裏に行われた。
この「人間の鎖」の一週間前にはソ連政府も秘密議定書の存在を認めたが、バルト3国が自主的にソビエト連邦に加盟したという点については譲らなかった。
集会の数日前、リトアニアの独立運動組織サユディスの委員会の170人のメンバーが、「ソビエト連邦の政治的、文化的、行政的支配を受けない」独立のリトアニア国家をめざすことを議決した。
抗議
「人間の鎖」は地元の共産党当局によって認可され、鎖が切れないよう、周到に計画された。
例えば、各都市や町には担当の場所が割り当てられ、他の交通手段を持たない参加者には無料バスを提供するよう指示された。
参加者は、現地時間午後7時から15分間手をつないだ。
この集会を調整するため、特別のラジオ放送も行われた。
人間の鎖にどれだけの人が参加したかは報道によって異なる。
翌日のロイター通信によれば、エストニア人70万人、ラトビア人50万人、リトアニア人100万人が参加したと報じている。
ラトビアの首都・リガの旧市街
出典:
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『小百合さんとワーグナー』に掲載
(2009年7月4日)
あらっ。。。偶然ねぇ~。。。私も「人間の鎖」に参加したのよ。
知ってますよ。 シルヴィーは当時、小学校の先生をしていたのでしょう?
あらっ。。。ケイトーはよく知ってるわね?
その事については4月29日の記事の中で話したばかりじゃないですか!
『波乱の半生』
(2010年4月29日)
そうだったわね。
シルヴィーは、ラトビア語も話せるんだね。
そうよ、一生懸命勉強したのよ。
ロシア語に似ている?
ロシア文字じゃなくてアルファベットに近い文字を使っているから、ロシア語を覚えるのよりも簡単だと思うわ。
。。。で、ソ連が崩壊する前にバンクーバーへやって来たわけ?
そうよ。。。1986年から独立運動が表面化するようになって、また動乱でも起こるのじゃないかと思って、私は兄弟が残っているバンクーバーへやって来たと言う訳なのよ。 もう動乱なんてこりごりだったから。。。
。。。で、また小学校の先生をしたの?
いいえ。。。大学に行き直すのが面倒だったから語学力を活(い)かしてエアカナダのフライトアテンダントになったのよ。
すごいねぇ~。。。シルヴィーの半生は波乱の連続だよね。 つまらない小説を読むよりもシルヴィーの話を聞いている方がよっぽど面白いよ。
。。。で、ケイトーはどうして「ネット革命」なんていう話題を持ち出したのよ?
あのねぇ~、ソ連が崩壊したのもネットと関係しているんだよ。
まさかァ。。。?
いや、マジな話ですよ。 ソ連が西側からの情報を遮断しようとしたって、そんな事ができるはずもない。 ソ連の人たちの中には西側諸国の衛星放送を傍受したり、ネットを通じて密かに西側の情報をゲットしていた。 だから、ソ連の役人が言ってるよりも西側諸国の生活の方がはるかに豊かなことが見えてくる。
言われてみれば確かにそうだわよねぇ。 特に私なんて西側からラトビアに入ったでしょう。 やっぱり、西側と比べたら生活水準が良くないのよね。 でも、そう言う事を言える雰囲気ではなかったし、言っても信じてもらえないのよ。 だけど、だんだん西側の情報が少しずつ入ってきたわよ。
その西側の情報の何パーセントかは、ネットを通して東側に入ったわけですよ。
それで、ケイトーはマジでネット革命が人類に本当の平和と幸福をもたらすと信じているの?
もちろんですよ。 あのねぇ、僕は思うのだけれど、人間の文明と生活が飛躍的に進歩した背景には5つの大きな発見と発明があったと思うのですよ。
あらっ。。。ケイトーは、ここで文明論を繰り広げるつもりなの?
いや。。。文明論というほど大げさなものではありませんよ。
それで、その最初の発明・発見って何なのよ?
今から約百万年前に人類が火の利用を思いついたことですよ。 こればかりは他のどの動物も考え付かなかった。 火を利用することによって、それまでは動物的だったヒトが文化的な人間になったのですよ。
確かにそうかもしれないわ。 それで2番目の発明・発見って何なのよ?
今から約1万年前の貨幣の発明ですよ。 これによって人間は物々交換から商業社会、そして将来の国際貿易社会の萌芽(ほうが)を生み出したのですよ。
。。。で、3番目の発明・発見って何なの?
今から約550年前のグーテンベルクの活版印刷術の発明ですよ。 これによって情報が爆発的に世界に広がるようになった。
つまり、情報社会の曙(あけぼの)ってわけね?
そうですよ。 王侯貴族や聖職者だけの手書きの本だったものが、印刷技術によってミーちゃん、ハーちゃんも本を買って読めるようになった。
それで4番目の発明・発見って何なの?
今から約150年前、ジェームズワットによる蒸気機関の発明ですよ。 つまり、産業革命ですよ。 これによって自動化や大量生産が夢ではなくなった。 物を安く生産できるようになって、アッという間に現在のような豊かな物質社会が出現するようになった。
。。。で、5番目の発明がインターネットというわけ?
そうですよ。
ネットによって国際化がますます広まり、ミーちゃん、ハーちゃんが何千キロも離れているのに、まるで隣に住んでいる隣人同士のように交信・交際することが可能になったのですよ。
マジで。。。?
もちろん!
その証拠でもあるの?
ありますよ。 次の画像を見てください。
■http://blog.livedoor.jp/barclay1720/
これはねぇ、4月25日の僕のライブドア『徒然ブログ』の記事なのですよ。
これがその証拠なの?
そうですよ。 ちょっと左のサイドバーを見てください。 Live Traffic Feed という表示が見えでしょう? ここに僕のブログを読んだ最新の10人が表示されるのですよ。
たったの10人だけ?
もちろん、もっと多くの人を見たい場合には、 Real-time view Menu をクリックすると次のような詳しい情報を見ることができるのですよ。
あらっ。。。たくさんの国の人がケイトーのブログを読んでるのね!?
そうなのですよ。 このリストにはバンクーバー時間で4月24日の午前11時29分から午後1時38までの約2時間に訪問した読者が表示されているのです。 このリストのトップの訪問者は僕自身ですよ。 カナダのバンクーバーと表示されてますよ。 その下のカナダからの訪問者はトロントに住んでいる人です。 その下にはアメリカのミズーリ州のセントルイスからやって来た読者が表示されています。
その下の国旗はフランスなの?
いや。。。タイの国旗ですよ。 Alajuela州の Zapote市から僕のブログを読みにやって来たのですよ。 その下にはアメリカのコネチカット州のブリッジポート市の読者が見えます。
韓国のソウル市からやって来た人もいるわね!
そうです。 たぶんソウル市で日本語を勉強している人ですよ。 その下がフランスの国旗です。。。で、その下がこのリストでは一番下だけれど、イギリスのリバプールからやって来た人ですよ。
つまり、アメリカ人やイギリス人もケイトーのブログを読んでいると言いたいの?
いや。。。そこまでは判らない。 おそらく、アメリカやイギリスで読んでいる人は日本人の留学生か駐在員だと思うのですよ。 もしかすると移住者かも。。。とにかく、たった2時間の記録を見ただけでも、これだけ国際色が豊かになっている。 つまり、僕の考えに賛成するか反対するかは別問題としても、僕が言おうとしている事が記事を投稿してから数時間の内に日本語が分かる世界中のネット市民の皆様の目に触れるというわけですよ。 これが国際化でなくてなんであろうか!? 約550年前にドイツのグーテンベルクが印刷した本が当時の日本人の手に渡るまでには、多分4,5年がかかったかもしれない。 でも、現在では地球のどこに居てもネットがある限り 2,3時間で550年前には考えられないほど多くの人に僕の考えを簡単に伝えることができるのですよ。 これは、まさに革命の名前に値しますよ。 シルヴィーもそう思うでしょう?
【卑弥子の独り言】
ですってぇ~。。。
確かに、そうなのでござ~♪~ますわよ。
あたくしはビートルズの熱烈なファンなのですわ。
うふふふふふ。。。
“キャ~ 素敵ィ~♪~”
もし、ビートルズが550年前のグーテンベルクの時代にイギリスに登場したならば、絶対に日本には熱狂的なビートルズファンは出現しなかったと思いますわ。
あなただって、そう思うでしょう?
そう考えれば、現在の情報革命・ネット革命は、確かにすごいことですわよ。
リバプールで始まったビートルズの熱狂は、日本も含めて世界中に熱狂的な嵐を呼び起こしたのでござ~♪~ますわ。
まるで、その事を物語るように
リバプールの人がデンマンさんのブログを読みやって来ているのですわ。
うふふふふふ。。。
世界がこの数百年の間にものすごく狭くなっているということですわよね。
つまり、国際化がますます加速されているということですわ。
国際化によって日本語が分かる人が、これだけ世界に居るということです。
そうでないとしても、日本人がこれだけ多く世界に飛び出しているということですわよ。
ところで、あたくしは最近何度も何度もビートルズの夢を見るのですわ。
だから、軽井沢の万平ホテルに行くと
ジョンレノンとあたくしがカフェテラスで会うのでござ~♪~ますう。
滞在中のジョン・レノンは朝9時半ごろ、
このカフェテラスに下りてきたのですよ。
わたしたちに「おはようございます」と
日本語であいさつしたものですわ。
いつも庭に面した一番奥の席にすわって、
他のお客様には背を向けるような格好で
腰掛けていました。
ジョン・レノンのお気に入りは
ローヤルミルクティーでしたわ。
『幸福の谷』より
(2008年4月6日)
あたくしは万平ホテルのカフェテラスでマジでジョン・レノンとローヤルミルクティーをいただいている記憶が鮮明に甦ることがあるのでござ~♪~ますう。
あなたは信じられないでしょう?
あたくしだって信じられないのですから。。。おほほほほほ。。。
われわれの記憶が、
真実と作りものによって
構成されていることに似ている。
記憶というのは時間とともに
どんどん変化していく。
横尾忠則さんがこのようにおっしゃったのでござ~♪~ますわ。
そうですよね。
時として記憶というのは変化してゆくものなのですわ。
でも、国際化だけは間違いなく、これからますます進んでゆくと思います。
それに従って世界のネット市民の声が世界の隅々まで浸透してゆき、世界市民のための本当の平和と幸福がもたらされる社会が築かれてゆくと、あたくしも思うのでござ~♪~ます。
とにかく次回も面白くなりそうですわ。
だから、あなたも読みに戻ってきてくださいましね。
じゃあねぇ。
ィ~ハァ~♪~!
メチャ面白い、
ためになる関連記事
■ 『きれいになったと感じさせる
下着・ランジェリーを見つけませんか?』
■ 『ちょっと変わった 新しい古代日本史』
■ 『面白くて楽しいレンゲ物語』
■ 『カナダのバーナビーと軽井沢に
別荘を持つことを夢見る小百合さんの物語』
■ 『今すぐに役立つホットな情報』
■ 『 ○ 笑う者には福が来る ○ 』
■『夢とロマンの横浜散歩』
■『愛とロマンの小包』
■『下つきだねって言われて…』
■『銀幕の愛』
■『パリの空の下で』
■『夢の中華パン』
■『愛の進化論』
■『漫画家と平和(2011年3月6日)』
■『漫画家の壁(2011年3月10日)』
■『漫画家と奴隷(2011年3月12日)』
■『畳の上の水練(2011年3月15日)』
■『畳の上の水練(2011年3月15日)』
■『パール判事とゴーマン(2011年3月18日)』
■『軍隊のない国(2011年3月21日)』
■『士風と「葉隠」(2011年3月23日)』
■『アナクロニズム(2011年3月27日)』
こんにちは。ジューンです。
国際化・グローバル化という言葉が
しばしばマスコミに登場していますけれど、
確かにインターネットの普及は
国際化・グローバル化をすさまじい勢いで
促進しているように見えますわ。
あなたも、そう思いませんか?
もう、猫も杓子(しゃくし)も、
ミーちゃんハーちゃんもネットですものね。
デンマンさんのブログの訪問者を見ただけでも
たった2時間の記録の中に国際化が
塗りこめられているように見えます。
世界のネット市民の皆さんが
戦争の無い平和で幸福な社会を望み
やがてネットの世界で「人間の鎖」が広がり
戦争の無い平和で幸福な世界が
実現することを望みたいものです。
ところで、卑弥子さんが面白いサイトを
やっています。
興味があったら、ぜひ次のリンクをクリックして
覗いてみてくださいね。
■『あなたのための笑って幸せになれるサイト』
とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。バーィ
0 件のコメント:
コメントを投稿