2011年9月9日金曜日

美尻

  
美尻





広場にいた中年の女性が、1950年代に、ある美しい女性歌手が酔っ払いにからまれた時の話をしてくれた。 酔っ払いは「俺はあんたとやろうかなと思っている」と叫んだ。
歌手は酔っ払いに向かって指を振ると答えた。 「あらっ、そう、知らなかったわ……」さすがである。

ストリの男性たちはこういう女が好きだ。 だが、男たちの関心をひくのはいわゆる美人ではない。 美女には想像力がいらない。 本当の喜びは、誰にも注目されていない女性の中にすばらしい美しさを見出したときに得られるのだ。

広場で一人の女性を見つめている男がいて、その男は本当にその女性のことしか見ていなかった。 いくら想像力を働かせてみても、私は男がその女性のどこにひかれているのかわからなかった。 女性は小柄で、髪は薄くなっていたし、上半身は中世のイタリア女性よりも少年に近いといっていい。 プロポーションは完璧とは言いがたく、しかもどうしたことか尻だけがとても大きいのだった。

日曜日の朝、ニコラーラと一緒に広場にいると、大聖堂から戻ってきたその女性が通りかかった。 崇拝者は広場の反対側にいて、情熱のおもむくままにその女性をじっと見つめている。 いやらしい目つきではなかったが、端から見てもわかるほど堂々と見ていた。
女性がほとんど広場を横切った頃、私はニコラーラが女性に微笑みかけているのに気づいた。 その時突然、私は二人が女性の何にひかれているのかがわかった。
大きな尻だ。
身体のほかの部分とのバランスとか、他の女性の尻との比較ということを考えず、つまりただ純粋にその尻の形だけを見ると、それはすばらしく美しいのである。 そこには秘められた豊かささえ感じられた。

(注: 赤字はデンマンが強調)
 



166 - 167ページ
『イタリアの田舎暮らし』
著者: マイケル・リップス 越智めぐみ・訳
2002年7月20日 初版発行
発行所: 株式会社 角川書店




デンマンさん。。。あんさんは「おいど」に拘(こだわ)ってますやん。



わてが「おいど」に拘っているように、めれちゃんには見えるのか?

そやかてぇ「美尻」というタイトルをつけはって、さらに「大きな尻」を引用してはりますやん。

あのなァ~、わては「おいど」に拘っているのではないねん。 『イタリアの田舎暮らし』を読み始めて上の箇所にたどり着いた時に、ふいに高校時代の英語の先生のことが思い出されたのやがなァ。。。

どないな思いでやのォ~?

すでに記事に書いたことやけど、めれちゃんのためにここに書き出すよってに、じっくり読んでみたらええやん。


自由で開放的な

授業の雰囲気




英文法の先生で、とてもユニークな先生が居ましたよ。ユニークと言っても、このエピソードがあったから、僕はこの先生がユニークだと思うようになったのですよう。寺田先生と呼ぶ事にします。僕は名前を忘れてしまったのですよ。思い出せません。まだ入学して日の浅い頃でした。春から夏になる頃の話です。



その寺田先生は女性でござ~♪~ますか?

もちろん、男の先生ですよ。女性の先生は一人も居ませんでした。当時、埼玉県の有名校は別学だったのですよ。熊校(県立熊谷高校)は男子校でした。

その先生は、どのような感じの先生でござ~♪~ますか?

山岳部の顧問をしている先生でした。また、油絵を描くのが趣味でしたよ。どちらかと言えば寺田先生は、あまりパッとしない先生なのですよ。40代だったでしょうか。。。山岳部の顧問と言う響きから山男か?というと、そういう印象でもない。がさつな感じでもない。そうかと言って繊細で洗練されている印象でもない。ざっくばらんで自然体、と言う感じでしたね。

。。。んで、どのような事があったのでござ~♪~ますか?

いつものように、とりわけ変わった事もなく授業は進んでいったのですよ。僕は、寺田先生の教え方がうまいと思った事もなく、とりわけ魅力的な授業をする先生だ、と思ったこともない。いわば、いつもどおりにマンネリ化した、興味のあまり感じられない授業を進めていましたよ。

それで。。。?

ふと、先生は窓の外に眼をやったのですよ。当時の校舎は木造で、僕のクラスは学校で最も古い昭和の初期に建てられた木造平屋の教室だったのですよ。寺田先生は、しばらく黙って外を見ていた。生徒の幾人かは、オヤっと思って先生の目線の行き着くところを見定めるような風でした。でも、ほとんどの生徒は無関心に教科書を見たりノートに落書きをしているようでした。僕は先生が何を見ているのだろか?と思って窓の外を見たのだけれど、僕の座席からでは窓の外の風景は垣根と空だけしか見えない。

それで。。。?

先生は、感極まったように言ったものですよ。

“う~~ん。。。

いい尻をしているなあぁ~”


つまり、先生は窓の外を通る女性を眺めていたのですか?

そうですよ。生垣(いけがき)の向こうは砂利道になっていて、そこを女性が歩いてゆくのが見えたのでしょうね。僕の座席からでは人が通る様子は全く見えないのですよ。先生は窓辺に立っていたから見えたのでしょう。

それで。。。?

“オイ、いいケツだとよォ~” クスクスっと笑って、僕の後ろに居た原島君などは、ポルノ雑誌を見たようなエロい笑いをもらしながら、僕の背中を小突(こづ)いたものですよ。教室の、そこここで、くすくす笑いが起こりました。先生も皆に聞こえるような声を出した事に初めて気づいたかのようにニヤニヤしながら、教壇の方に歩いてゆきました。

デンマンさんは、どう思ったのでござ~♪~ますか?

女性の尻を見て、その素晴しさに感極まるような感嘆を漏らす人が僕以外にもやっぱり居るものだ、と僕は半ば同志に巡り会ったような気持ちでしたよ。

つまり、高校1年生のデンマンさんは、すでに女性のお尻を見て“う~~ん。。。いい尻をしているなあぁ~。。。”と、感嘆したことがあったのでござ~♪~ますか?

ありましたよ。声には出さなかったけれど、まさに声に出てしまうほど感嘆したことが何度もありましたよ。

。。。んで、そのように感嘆してしまう素晴しいお尻って、一体、どのようなお尻なのでござ~♪~ますか?

これは個人、個人によってだいぶ違うと思うのですよゥ。美意識の問題ですからねぇ。でも、卑弥子さんが僕にマジで尋ねるのならば、僕はシャロンさんの次の写真を見せる他に思い浮かびませんよう。





うふふふふ。。。このようなお尻が素晴しいのでござ~♪~ますか?



卑弥子さんは、同性として何か感じるものはないのですか?

確かにシャロンさんは、きれいな方だとは思いますわ。でも、特にお尻に魅力を感じる事はござ~♪~ませんわ。

そうですかぁ~。。。でも、着こなしがセクシーだとか。。。そのように思うことはありませんか?

う~♪~ん。。。確かに、着こなしが洗練されていると思いますわ。でも、芸能人の写真を見るようで、身近な美しさを感じませんわ。

なるほどねぇ~。。。そういうものですかぁ~。。。確かに人体の一部に感じる魅力は人によって違うのでしょうね。寺田先生も、クスクス笑う生徒を見て次のように言ったものですよ。

“まだ、君らには分からないかもしれないなぁ~”

「いえ、先生、僕には分かりますよ」 僕は手を上げて寺田先生に、そう言いたい衝動に駆られたものですよう。

そのようなエピソードがあったので、デンマンさんは寺田先生がユニークだと思うようになったのでござ~♪~ますか?

そうですよ。思っていても、なかなか生徒の前で口に出せるものではないですよ。それを自然体で感嘆し、自然に口に出す。凡人には、なかなかできない事だと僕はその時に思ったものですよ。考えてみたら、寺田先生は油絵をやりましたからね、当然デッサンなどで女性のヌードを描いていたと思うのですよ。

つまり、生垣の外を歩く女性を、寺田先生はヌードをデッサンするような目で眺めていたと。。。デンマンさんは、そう思うのでござ~♪~ますか?





そうですよ、常日頃から美術的に女性の美しさを見出そうとしているような習慣ができていない限り、授業中に窓から見えた女性の尻の美しさに感嘆できる人はまず居ないですよ。しかも、生徒の前で、自然に感嘆の言葉を漏らすのですからね。



その事がデンマンさんには、とっても感動的だったのでござ~♪~ますか?

そうですよ。




『あっちかち (2008年3月25日)』より

『悔恨の気おくれ(2011年7月25日)』にも掲載




デンマンさん。。。あんさんは「おいど」に拘(こだわ)ってえ~へんと言うたけど、高校生の頃から拘ってますやん。



あのなァ~、めれちゃん。。。「おいど」に拘(こだわ)ってるのではのうてぇ、美しいものに拘っているのではないかいなァ。

そやけど、その美しいものが「おいど」やんかァ。

ちゃうねん。。。 次のデッサンを見ればわてが「おいど」に拘ってないのが判るやろう?





上のデッサンはマジで、あんさんが描きはったん?



そうやァ。。。

。。。で、女性の尻の美しさに共鳴する人がイタリア人にも居る事が分かったので「美尻」について書く気になりはったん?

いや。。。そればかりではないねん。

他にも思い出したことがあるの?

そうなのやがなァ。。。わては2002年9月26日に旧石器時代の突き出た尻を持っている女性たちのことを記事に書いたのや。





“Sticking-out Buttocks”

(2002年9月26日)




要するに、あんさんはずいぶん以前から「おいど」に拘ってますやん。



そう見えるか? うへへへへへ。。。

笑ってごまかさんで欲しいわあァ~~。 旧石器時代の「おいど」の大きな女性に、どないな訳であんさんは魅力を感じはったん?

実際に、このような女性が地球上に存在したのやろか?。。。わては不思議に思うたのやがなァ~。。。

旧石器時代のヤらしい男たちが想像して作りはったのやんかァ。

そやけど、エジプトの遺跡にも尻の突き出た女性が出てくるねん。

どの遺跡やのォ~?

紀元前15世紀に建てられたハトシェプスト女王の神殿の壁に次のような女性が描かれている。





これは写実的に描いたのやのうて、誇張して描きはったんと思うわァ~。。。



わては実際にこのような女性が生きていたと思うねん。

その根拠は。。。?

現在でも尻の突き出た女性がおるねん。

どこに。。。?

アフリカに。。。





あんさんがコラージュして、でっちあがましたのやろう?



いや。。。わてがコラージュしたものではのうて、マジで本物やァ。 実際に写真を撮った人の許可をもろうて記事に掲載したのやァ。

そやけど、実際にこないな人が居るなんて信じられへんわァ。

そやろう? わてだってぇ初めて見た時には信じられへんかった。 でもなァ~、実際にこのような女性がおるのやでぇ~。。。

そやけど、どう言う訳で「おいど」が突き出したのやろか?

あのなァ~、わてもその事について、いろいろと考えたのやけど、赤ちゃんをおんぶするときに都合がいいように何百年という進化の過程を経て突き出したのやと思うねん。





これは、あんさんがコラージュしましたのやろう?



そうやァ。。。誰が見ても分かり易いように赤ちゃんを付け足したのやァ。

。。。で、あんさんは実際に「おいど」が突き出した女性をアフリカで見やはったん?

見たのや。

マジで。。。?

こないな時に、ウソや「でまかせ」が言えるかいな。

。。。で、エジプトのカイロ? それともアレキサンドリアで見やはったん?

いや。。。実は、アフリカでないねん。

いったいどこで見やはったん?

バンクーバーやがなァ。

マジかいな。。。?

こないな時に、ウソや「でまかせ」が言えるかいな。 わてがバンクーバー図書館で記事を投稿しおわって2階のロビーから外に出ると、そこに Marwa (マーワ)さんが目の前を歩いていたのやがなァ。







でも、この上の写真は、あんさんがコラージュしましたのやろう?



そうやァ。。。マーワさんのプライバシーを保護するために、わてがコラージュして作ったものやァ。 そやけど顔の表情を除くと尻の形は、ほぼ実物に近いのやでぇ~。。。

マジかいな。。。? で、あんさんはマーワさんをナンパしやはったん?

そないな事をするかいなァ! わてはマーワさんの姿を見た時、まるで雷に打たれたように衝撃が体中を走ったのやァ。

そいで、あんさんは、その場に気絶して倒れはったん?

何を言うてんねん。 気絶して倒れている場合ではないがなァ。。。わては無意識にマーワさんに声をかけていたのやァ。 「実は。。。実は。。。あのォ~。。。私は歴史オタク(history nerd)で古代史や旧石器時代の事について勉強している者なのですが。。。不躾(ぶしつけ)ながら、あなたにぜひ質問したいことがあるのです。 でも、質問の内容があまりにも突拍子もないことなので、とりあえずこの記事を読んでもらえないでしょうか。。。」 そう言って上の記事のURLをノートの切れ端に書いてマーワさんに手渡したのや。

マーワさんは、あんさんの英語の記事を読みはってから、あんさんに会(お)うたの?

そうなのやァ。 マーワさんはエジプトのカイロから10年ほど前にカナダに移住してきたのやァ。 カイロでは大学で英文学を専攻したのやけど、カナダではいい仕事が見つからず、スーパーのレジの仕事をやっていたのやけれど、それには飽きたので、もと良い情報関連の仕事に就きたいとかでバンクーバー図書館から歩いて5分のVCC(コミュ二ティ・カレッジ)に通っているそうやァ。 わてはランガラ・カレッジで情報処理工学を教えていたことがあると言うたら。。。「これも何かのご縁ですわね」と言って、うふふふふ、と笑いおったのやァ。

マジかいな。。。? ちょっと話ができすぎているやおまへんか!?

とにかく、そないな訳で、マーワさんも情報関連の仕事について話を聞きたいと言うので何度か会ってダベッたわけやァ。

。。。で、マーワさんの「おいど」が大きな訳が分かりはったん?

分かったのや。 





実は上の女性はパント(Punt)という古代のアフリカの国の女王なのやァ。 その国は今のエチオピアとソマリア北部にまたがっていた。 マーワさんはカイロで生まれたのやけど、両親はソマリア北部からエジプトのカイロに移住したと言うのやァ。



つまり、マーワさんの先祖にはパントの女王の血が流れていると、あんさんは言わはるの?

可能性が全く無い訳ではないでぇ~。。。

そないな事が信じられるかいな!

とにかく、赤ちゃんを世話するには具合がいいと言うてたでぇ~。。。





あんさん。。。調子に乗って、この写真もコラージュしやはったん?



うししししし。。。

。。。で、あんさんもマーワさんの「おいど」にハマッてしもうたのォ~?

いや。。。わてはマーワさんの尻の魅力に捕らわれてしもうたわけではないねん。

尻の魅力でないとしたら、他に何の魅力に捕らわれはったん?

あのなァ~、日本やったら、マーワさんのような尻を持って生まれてきたら整形外科病院で尻を小さくして、形も標準並みにしてしまうと思うねん。 ところがマーワさんは他人の目など気にせずに親からもろうた自分の体を大切にしているのや。 その気持ちが尊いと思うてなァ。 その気持ちが美しいのやァ。 わては感心してしもうたでぇ~。 本当の喜びは、誰にも注目されていない女性の中にすばらしい美しさを見出したときに得られるのやァ。


【卑弥子の独り言】



ですってぇ~。。。
確かにそうですわよね。
あたくしだってぇ、この十二単を着ていると、「オツムが可笑しくなってしまったのかしら?」と妙な目で見られることがあるのでござ~♪~ますわ。
でも、そのような好奇の目を気にすることなく、あたくしは日本の伝統を守っているつもりなのですう。

だけど、夏には十二単を着ていると、クソ暑いのよねぇ~。
大きなお尻よりも、このクソ暑さをどうにかして欲しいものでござ~♪~ますわ。
京都は盆地なので夏は茹(う)だるような暑さなのですう。
あまり暑いので、あたくしは今日も冷し中華を食べたくなったのでざ~♪~ますう。



あああァ~。。。「冷し中華」を思い浮かべただけで汗がタラタラと滲み出てきましたわ。
もういけません!
十二単を脱ぎ捨てて、すぐ近くの中華料理店へ走ってゆこうと思います。
うふふふふふ。。。

とにかく、次回も興味深い話題が続くと思います。
あなたも、また戻ってきてくださいましね。
じゃあねぇ。






ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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こんにちは。ジューンです。

お尻は大きくもなく、小さくもなく

ほどほどがよろしいようですわね。

お料理も甘すぎず辛すぎず

ほどほどのお味が良いようです。

デンマンさんは四川料理の辛いのが好きなのですわ。

私には辛すぎるのです。

そのような訳で、デンマンさんが久しぶりに

ご馳走してくれると言ったので

四川料理ではなく、シルビアホテルの近くの

イタリア・フランス料理専門レストランへ行きました。









デンマンさんが、何が食べたいの?ときくので、

ちょっとおねだりして仔牛と

フォアグラのローストをリクエストしました。



う~♪~ん。 期待していた通りですう。

仔牛は、フランス語で「ヴォー」veau、

英語では「ヴィール」vealですよね。

まだ脂肪が少なくて赤い色も薄い感じです。

特徴は香りやクセがなく、

とても柔らかいのですわ。

その分、バターなどコクのある食材と

あわせる場面が多いようです。

今回は春キャベツで包んだ乳飲仔牛と

フォアグラのローストです。

マルサラ酒とリコッタチーズのソースが

とっても合っていました。

2色のアスパラガスが添えてあって、

落ち着いた感じを与えています。

フレッシュでクセの無い乳飲仔牛に合わせるのは

贅沢にも濃厚なフォアグラですう。

やわらかな春キャベツと季節のアスパラは、

お肉とぴったりと相性が合っていましたよ。

ソースはしっかり目に全体をまとめていました。

普段、口にする機会がないヴィールと

フォアグラなので、とっても期待していました。

デンマンさんが特別に注文してくれた

カクテル「楊貴妃」が、まず出てきました。



わたしが首を長くして待っている間

デンマンさんは楊貴妃の大理石像を見るために

わざわざ中国の西安に行ったときの事を、

いろいろと話してくれました。



料理が出てくるのを待ちながら、

わたしは「楊貴妃」をチビリチビリお口に運びました。

いつものようにデンマンさんは、

かなり詳しい歴史のお話をしてくれましたが、

わたしは半分、上の空で聞いていました。

うふふふふ。。。



次に出てきたのはイタリア料理の

バヴェッティーネでした。

焼穴子、あさりと松茸に、たっぷりの

芽葱(ネギのスプラウト)があしらってありました。

食べた瞬間、京都の老舗(しにせ)で味わうような

上質の和食を連想させる優しい味わいでした。



そして、デザートにはクレームエペスでした。

クレームエペスと言うのは、

フランス・ノルマンディー地方の

生クリームの一種です。

乳酸発酵させた爽やかな

酸味と芳醇なコクが特徴です。

クリーミーなヨーグルトといった感じの味わいですわ。

エペス(epaisse)とはフランス語で

「厚い」「濃い」という意味の形容詞で、

その味わいを表現しています。

なぜか、どこか懐かしいキュートなテイストでしたわ。

フレッシュな巨峰との相性が抜群でした。



ところで、卑弥子さんが面白い記事をまとめました。

楽しいですから、ぜひ読んでみてくださいね。

■ 『笑って幸せな気分になれるサイト』



では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。




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