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2011年6月26日日曜日

続・共感脳の話

 
続・共感脳の話




中村哲医師とブッシュ大統領は

どちらもバプテスト派のクリスチャン


中村: これは私の、アフガニスタンだけの体験かもしれませんけれども、イスラム主義者だとか、過激なイスラム論者だとかいう人ほど、私の言うことをよくわかってくれるんですね。 妙に世俗化するよりも、かえってその教えを忠実に守ろうとしている人のほうが……。

澤地: 原理をきちんと知っている人のほうが、わかりあえるんですね。

中村: だからよく、キリスト教会のほうから、イスラム教徒と接して、最近はモスクまでつくっているので、「矛盾はないのか」と言われるけど、矛盾はありません。 それよりも、ブッシュ大統領--私と同じ宗派ですけれども--のしていることは、とんでもない話です。 聖書には、「報復するな」ということは書いてあっても、「報復爆撃をして何万人も殺せ」なんてことは書いてない。 「十字軍」というぶっそうな言葉を言っていました。

 (中略)

澤地: やっぱり、9.11以後のブッシュ大統領の選択は、ひどい間違いですね。 その前に、ソ連の敗退というお手本があった。 アフガン人の抵抗の前に、約十年後、撤退せざるを得なかったのですから。 9.11以後のアメリカはひどすぎます。

中村: ブッシュ大統領の間違いというよりは、犯罪的ですね。 人道的に見て、非常に犯罪的ですよ。 とりあえずアメリカ国民の怒りを鎮めるためにやったとしか、思いようがないです。 資源が目的で入っていくというなら、悪いにしてもわかりやすいじゃないですか。 単に復讐心を満足させるために、正義ドラマとしてやったのなら、ブッシュは死刑に値します。

澤地: それに付随して、ただちに「お味方する」といった国の総理大臣や、その国はどうなるんですかね。

中村: さらに、さらに、最低です。

澤地: まったく悪いです。

中村: 日本人が戦慄すべきは、そういった戦争状態に、たいした議論もなく日本が関与することで、昔の戦争のイメージを美化したり、カッコいいと言ったりね。 それが、奴隷根性と結びついてやられるというのは、見ていて非常に情けない気がします。

(注: 赤字はデンマンが強調)




63ページ、127 - 128ページ
『アフガンとの約束』
著者: 澤地久枝・中村哲
2010年4月15日 第7刷発行
発行所: 株式会社 岩波書店


澤地久枝: 私の提言・命の水路


澤地久枝:私の提言・命の水路 by LunaticEclipseAfghanistan




中村哲 (医師)



1946年9月15日生まれ。
福岡県福岡市出身の日本の医師。
ペシャワール会医療サービス(PMS)総院長。西南学院中学校、福岡県立福岡高等学校、九州大学医学部卒業。

国内病院勤務ののち、1984年、パキスタン北西辺境州の州都ペシャワールに赴任。
以来、20年以上にわたってハンセン病を中心とする医療活動に従事。登山と昆虫採集が趣味。
パキスタン・アフガニスタン地域で長く活動してきたが、パキスタン国内では政府の圧力で活動の継続が困難になったとして、今後はアフガニスタンに現地拠点を移して活動を続ける意思を示している。

作家の火野葦平は母方の叔父(妹が中村の母)。
外祖父で若松において港湾荷役業を営んでいた玉井金五郎が映画『花と竜』のモデルとなったことで周囲から玉井家が別の社会の人と誤解され中村も迷惑を被ったとしている。
また、福岡高校の同期に原尞がいる。
自身はキリスト教プロテスタント系バプテスト派のクリスチャンであるが、現地の人々の信仰や価値観に最大限の敬意を表しながら活動を続けている。

2003年マグサイサイ賞受賞。
2004年には、皇居に招かれ今上天皇・皇后と紀宮清子内親王へアフガニスタンの現況報告を行った。
2008年には参議院外交防衛委員会で、参考人としてアフガニスタン情勢を語っている。

(注: 赤字はデンマンが強調
写真とイラストはデンマン・ライブラリーより)




出典:
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




デンマンさん。。。あんさんは冒頭の文章を引用して日本国の総理大臣と日本の国民を馬鹿にしやはるのォ~?



いや。。。わては日本国の総理大臣と日本の国民を馬鹿にしてへんでぇ~。。。

そやけど、上の文章を読めば、それ以外に考えられしまへんがな。

つまり、めれちゃんも馬鹿にされたような気がするのか?

いいや。。。わたしは善良な日本国民の一人やさかいに、あんさんに馬鹿にされているという気はせんかった。 そやけど、上の文章を読まされた日本国民は、まず間違いなく自分が馬鹿にされたと感じますやん。

わては、そうは思わんでぇ~。。。

どうして。。。?

めれちゃんと同じように、たいていの人は自分が善良な日本国民の一人やと信じてるねん。

でも、実際には愚かな事を考えてブッシュ前大統領のように戦争に賛成していると、あんさんは言わはるのォ~?

いや。。。わては断定しておらへんでぇ~。。。でもなァ、わてのこれまでの経験から、そないに思えるのやがなァ。

あんさんは、自分がまるで日本国民の一人やないように言うてるやん。

わては日本国民の一人である前に、世界市民の一人やねん。 つまり、国際人の一人やと思うておるねん。

ちゃいますやろう。。。?

何がちゃうねん。

あんさんやったら、国際人である前に、まず宇宙人か? それとも火星人でおますのやろう? (爆笑)

めれちゃんはユーモアのセンスがあるなァ~。。。うしししし。。。

。。。で、あんさんは何が言いたいねん。

あのなァ~、以前、ジョージ・W・ブッシュ前大統領は「尊敬する政治哲学者は誰ですか」と問われて、「イエス・キリストです」と答えた有名なエピソードがあるねん。

そやから、どうやと言うの?

中村先生もジョージ・W・ブッシュ前大統領もクリスチャンやがなァ。 それなのに、中村先生は人の命を助け、ジョージ・W・ブッシュ前大統領はイラク戦争やアフガニスタン戦争を始めて報復爆撃をしおった。

要するに、ジョージ・W・ブッシュ前大統領は大好きな哲学者の教えを守っておらへんと、あんさんは言わはるの?

いや。。。キリストさんの教えを守っていない人はジョージ・W・ブッシュ前大統領だけではあらへん。

それで、あんさんはジョージ・W・ブッシュ前大統領にどうして欲しいと思うてるん?

ああしろ、こうしろ、と言うつもりはあらへん。 ただ、もっと人間らしく振るもうて欲しいねん。

人間らしくってぇ、具体的にはどういうことやの?

そやから、アフガニスタンで爆撃を受ける人の悲惨な気持ちに共感することやがなァ。 難しい哲学者の本など別に読まなくてもええねん。 めれちゃんにも、わてにも、そしてジョージ・W・ブッシュ前大統領にも共感する心があるねん。


心の場所



相手の悲しみや苦しみに共感できたとき、人は「それほど悲しいのなら」「そんなにも苦しいのなら」と自分の感情を抑えて相手に譲るのです。
「共感」とは、共に感じると書きますが、もっとかみ砕いて言えば、「読みとった相手の感情を自分も感じる」ということです。
感情を抑えるのは理性ですが、実はその理性を働かせるのは、共感という感情の一致なのです。
動物は感情を持っていますが、相手に共感することはめったにありません。

共感は人間だけに見られるものです。 ということは、共感の働きは人間脳(大脳皮質)にあるということです。
では、その働きは、人間脳の中のどの部分でしょう。
実はそれは、この章の最初の部分でお話した「心の場所」である前頭前野の中の、さらにその真ん中の部分「内側前頭前野」というところにあるのです。 このことから内側前頭前野は、別名「共感脳」ともいわれています。

「内側前頭前野」というのは、わかりやすく言うと、額のちょうど真ん中部分にあたります。 仏像を見ると額に小さな丸いものがついています。 あれは「白毫びょくごう」というのですが、ちょうど脳のあのあたりに位置する脳が「内側前頭前野」です。



人間が社会生活をする上で必要な、「がまんの心」や「共感」といった能力は、「内側前頭前野=共感脳」の働きによってつくり出されていたのです。

(注: 赤字はデンマンが強調
写真とイラストはデンマン・ライブラリーより)




72 - 73ページ
『脳からストレスを消す技術』
著者: 有田秀穂
2010年5月20日 第11刷発行
発行所: 株式会社 サンマーク出版

『共感脳の話(2011年6月3日)』に掲載




要するに共感は人間だけに見られるものやと、あんさんは言いたいん?



そうやァ。 そやから、人間らしくアフガニスタンで爆撃される人の気持ちになれば、戦争などやる気にならへん。

そのようなことを言うても、戦争はなくならへんと思うわ。

どうして。。。?

歴史を見れば人間は戦争ばかりやってるではおまへんか!

そやから、人間がもっと人間らしくなればええねん。

つまり、もっと共感するオツムを大きくすればええと、あんさんは言わはるの?

その通りや。

どのようにして。。。?

だから、めれちゃんも、わても、そしてこの記事を読んでくれる日本語が分かる世界のネット市民の一人一人が、もっと共感する毎日を送ればええねん。

そやから、どのようにすると共感する脳を大きくすることができるん?

常日頃から、共感するように努力すればええねん。

だから、具体的にどのようにすればええねねん?

あのなァ~、心がけ次第やねん。 ちょっと次の小文を読んで欲しいねん。


志集



2008年12月のある晩、東京にある別のターミナル駅前で中年女性を見かけたのだが、慌しい人ごみの中、女性は歩道橋下の柱の前に静かに立ち、「私の志集を買ってください」と書いた、汚れた広告板を手にして、詩集を1冊300円で売っていた。

彼女を見てびっくりしたのは、東京でも路上で詩集を売る人が珍しいからではない。 四半世紀前に、私がその駅を使って日本語学校に通っていた時に、同じ女性が同じ広告板を持って同じ落ち着いた顔つきで詩集を売っていたからである。 当時、彼女の詩集を何回も買おうと思ったが、勇気は出なかった。

しかし、年をとるメリットの一つは、知らない人に話しかけようとすると怖じ気づく気持ちが減っていくことである。 今回は躊躇なく彼女の「志集」を買った。 謄写版のような簡易印刷で刷られ、手作業によりホッチキスで止めたようなその小冊子は、もう第40号に達していた。

その晩は帰りの電車で、また次の日以降は大学の研究室で何回も詩集を読み返して、その詩人のことを思い返した。 この25年間、その駅の周辺は再開発と再々開発ですっかり様子が変わったのに、彼女がそこで自分の言葉を都会人に提供し続けていることは感慨無量である。

(注: 写真はデンマン・ライブラリーより
赤字はデンマンが強調)




150ページ 『英語のあや』
著者: トム・ガリー(Tom Gally)
2010年10月25日 初版発行
発行所: 株式会社 研究社

『共感脳の話(2011年6月3日)』に掲載




う~ん。。。ええ話やなァ~。。。



めれちゃんも、そう思うか?

そやけど、共感脳を大きくするだけで戦争がなくなれば、政治家は必要ないやん。

いや。。。その政治家のオツムの共感脳が一番小さいねん。 特に日本の政治家の共感脳は小さいねん。

ホンマかいな?

今の日本の政治を見れば分かるやろう? 弱者のための政治になっておらん。

マジで。。。?

そやから、1年で3万人以上の人が自殺してるねん。 これが何よりの証拠やんか。


【レンゲの独り言】



ですってぇ~。。。
そうですよね。
確かに日本の自殺者の多いのを見ると、日本の政治家の共感脳がとりわけ小さいとしか言えませんよね。
共感脳が大きければ、もっと共感して自殺者の身になって政治が行われると思うのですわ。

バイブルを読まなくても共感脳を大きくすることはできます。
だから、ブッシュ大統領が大好きな哲学者の本を読まなくてもよいのです。
あなたにも、そしてあたしにも共感する心があるのです。
その心に素直であればよいのですわ。
そうすれば戦争など起こらないのです。

でも、世の中って、そう簡単にはゆかないのでよね。
ええっ。。。どうしてかって。。。?

アメリカの大統領の影響が強すぎるのですわよ。
たとえば、第41代および第43代米国大統領を生み出したブッシュ家です。
この家系は、軍産複合体を生業としてきました。

第43代米大統領の曽祖父のサミュエル・ブッシュはオハイオ州で兵器を製造していたバッキー・スティール・キャスティング社を経営していました。
祖父のプレスコット・ブッシュは東京大空襲で大量に使用された焼夷弾である集束焼夷弾E46の製造を行なっていたドレッサー・インダストリーズ社に関与していたのです。

第41代ブッシュ大統領はこの会社の石油部門で働いていたのです。
その後、第41代ブッシュ大統領はCIA長官、副大統領、大統領時代に、海外との兵器貿易を押し進めていました。
副大統領時代にはイラン・コントラ事件が起こりました。

この事実だけを見ても、「軍産複合体」の動きが見えてきますよね。

では、ここで面白いジョークをひとつ。


その大統領は誰?

アメリカのある高官が、イラク戦争についてのラジオ番組に出演した際に、こう語った。

「大量破壊兵器を使用した歴史を持つ恐怖の独裁国家は、国際社会から排除しなければならない。 あの強欲で無能な大統領を拘束することに成功した今、全世界はより安全で幸せになった」

番組終了後、ラジオ局には次のような問い合わせが殺到した。



「いつブッシュが捕まったんだ!?」




『バカの固定観念』より
(2011年5月26日)


とにかく、次回も面白くなりそうですわ。
あなたもどうか、またあさって読みに戻ってきてくださいね。
では、また。。。






ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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心では  

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分かりますよねぇ~

この“肩重い”さんと言う名前は、

もちろん“片思い”に引っ掛けた

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川柳にふさわしい、

ウィットにとんだ名前だと思いました。

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いかにも日本語らしいと感じます。

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では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。




2011年6月3日金曜日

共感脳の話

 


共感脳の話








ニカイア攻囲戦



(Siege of Nicaea)








ニカイア攻囲戦は第1回十字軍の主要な戦闘の一つ。

1097年5月14日から6月19日にかけてルーム・セルジューク朝の首都ニカイアを十字軍および東ローマ帝国軍が包囲した。

ニカイアは十字軍ではなく東ローマの方に降伏した。



5月16日、テュルク人の守備兵が城外へ攻撃に出たが、戦闘の結果200名ほどを失い退却を強いられた。

彼らは東方のメリテネで戦っているクルチ・アルスラーン1世に応援を要請した。

ニカイアに戻ってきたクルチ・アルスラーン1世はやがて十字軍本隊の強さを思い知ることとなる。

先遣隊は5月20日にレーモンとロベール2世の部隊と衝突して敗北し、翌5月21日にはクルチ・アルスラーン1世の本隊が、夜中まで続いた激戦の末に敗北を喫した。

両軍とも被害は甚大だったが、ついにクルチ・アルスラーン1世はニカイア守備兵の嘆願にもかかわらず撤退を決めた。

この戦いの後、勝った十字軍側は投石機でセルジューク兵の首を城壁内の市街に投げ込み、立てこもる市民を脅かした。








獅子心王(Richard the Lionheart)



捕虜2700人の首を斬る








第3回十字軍はフィリップ2世、神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世が参加しているが、フリードリヒ1世は一足先に出発し、既にキリキアで溺死している。

フィリップ2世とは途中まで同行し、シチリア島でも合流したが、フィリップ2世の異母姉アリスとの婚約を正式に取り消し、ナバラ王サンチョ6世の娘べレンガリアと婚約したことなどにより互いに反目し、その後別行動を取った。

以降、フィリップ2世はリチャードに対してあからさまに敵対するようになる。



1191年7月、フィリップ2世、オーストリア公レオポルト5世と共にアッコンを攻め落としたが、その際、レオポルト5世が自身の功績を誇示し旗を掲げたのをリチャードの側近が叩き落としたため、レオポルト5世は激怒し、帰路についた。

アッコン降伏時には停戦の条件として、イスラム教徒の市民(捕虜)の身代金の支払い、キリスト教旧司教座に安置されていた大十字架の返還およびキリスト教徒の捕虜の解放などが協約として結ばれていた。

だがイスラム側はこれを延期し続けた。

8月20日、リチャードはアイユーブ朝のスルタンサラーフ・アッディーン(サラディン)の弟との会合に赴くが、そこには誰の姿もなく、捕虜の食費と監視の費用の支出など我慢の限界に達したリチャードは、イスラム教徒の捕虜2700人あまりを処刑した。








略奪と暴行







第4回十字軍(1202年 - 1204年)は、インノケンティウス3世によって呼びかけられ、フランスの諸侯とヴェネツィアを中心として行われた十字軍。

結果的にキリスト教国の東ローマ帝国を攻略し、コンスタンティノポリス(コンスタンティノープル・現イスタンブル)を陥落させ、略奪・殺戮の限りを尽くしたため、最も悪名の高い十字軍とも呼ばれる。

東ローマ帝国を一旦滅亡させたために、十字軍の当初の目的とは逆にこの地域のキリスト教国家の力を削ぎ、後のオスマン帝国による東ヨーロッパの大部分の支配の伏線のひとつとなった。

通常は1453年のコンスタンティノープル陥落をもって東ローマ帝国が滅亡したとされるが、この第4回十字軍で東ローマは実質的に滅亡したと見る歴史家もいる。



1204年4月の攻撃では、東ローマ側も慣れてきており、十字軍側の苦戦が続いた。

しかしコンスタンティノープル城内にはヴェネツィアの居留民が大勢住んでおり、彼らが東ローマへの抵抗に回ったため、東ローマ側も防衛は苦しいものだった。

4月12日、十字軍側が城壁への侵入に成功し、これを見たアレクシオス5世は夜更けに逃亡し、代わった「一夜皇帝」ラスカリスも抵抗を断念し逃亡した。



東ローマ側は抵抗をやめたが、都市に侵入した十字軍はコンスタンティノープルで破壊と暴行の限りを尽くした。

アギア・ソフィア大聖堂に立てこもった者も含めた聖職者、修道士、修道女、市民たちは暴行・殺戮を受け、一般市民・修道女の別を問わず女性達は強姦された。

総主教座には娼婦が座り込んで卑猥な歌をわめきちらした。

市街のみならず聖堂や修道院でも略奪が行われ、貴重な品々は持ち去られるか、持ち帰れないものは破壊された。

こうしたコンスタンティノープルに対するヴェネチアと十字軍の暴行は、彼らが東ローマ帝国の信仰を自分達と同じキリスト教のものであるとは考えていなかった事を示している。



(注: 赤字はデンマンが強調)








出典: 「十字軍」

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

イラストはデンマン・ライブラリーより








デンマンさん。。。あんさんは『共感脳の話』というタイトルを書いておきながら全く関係ない十字軍の話を持ち出してますやん。。。一体どないなつもりやのォ~?







あのなァ~、全く関係ない話を持ち出すはずがないやろ!



そやったら、共感脳の話を始めにすればええやんかァ。



「共感脳」と言って話し始めても、ちっともおもろうないねん。



それで十字軍の残酷な話を持ち出してきやはったん?



そうなのや。 これならば、めれちゃんも『共感脳の話』が聞きとうなるやろう?



つまり、共感脳の話をするために残酷な話を持ち出してきやはったん?



そういうこっちゃ。 人間の良識が信じられなくなるほどの残酷の話なら十字軍を調べればすぐに見つけることができるねん。 上の3つのエピソードは、ほんの氷山の一角に過ぎんのやァ。



。。。で、共感脳のエピソードって、どないなものやねん?



この話もちょっと信じられんような話やねんけど、史実として歴史家も認めている事実やねん。 ちょっと読んでみィ~なァ。




アッシジのフランチェスコ







フランチェスコは、西欧中世の盛時、12世紀後半、ピエトロ・ディ・ベルナルドーネ(Pietro di Bernardone)を父に、イタリアはローマの北に位置するウンブリア地方アッシジの町に生まれた。

織物商人であった父親が仕事上フランス語が非常に堪能だった(あるいはフランスびいきだった)ことから、母親のピカがすでにつけていた洗礼名(ジョヴァンニ)に満足せず、彼につけたという。



裕福な家庭に生まれたため放蕩生活を送っていた。

騎士になろうと思い立ち、対ペルージャ戦に参加するが、捕虜になり、病気にかかるなどした。

1206年頃から改心が始まる。

家を出て、ハンセン氏病患者に奉仕し、荒れ果てた聖ダミアノ聖堂の修復を行うなどした。

1208年に福音書の三節を自らの戒律とし、活動を始めた。

戒律は全ての財産を放棄して福音を説くことを求めるものであった。

弟子たちとともに各地を放浪し、説教を続けた。



1210年、当時のローマ教皇であるインノケンティウス3世に謁見し、修道会設立の認可を求める。

教皇は口頭で認可を与えたとされる。

当時、カタリ派などキリスト教内部の腐敗に対する批判として、多くの信仰復活の運動がローマによって弾圧された中で、フランシスコ会は例外的に教皇から承認されて発展した。

これに倣ってその他の修道会が次々に誕生し、それらの中から教皇が選ばれるようになっていく起点となった。



1219年にイスラムに対する福音宣教を行った。

サラセン人に捕えられるが、スルタンに面会を許され、キリスト教徒になるように求めたが、彼らは拒み、フランチェスコは去ることになった。



(注: 赤字はデンマンが強調

イラストはデンマン・ライブラリーより)








出典:

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』








このフランチェスコさんがどうやと、あんさんは言わはるのォ~?







「あなたの心を平穏にするために神から遣(つか)わされたのです」と言うてイスラム教徒である敵の大将、つまり、スルタンに一人で会(お)うたのやァ。



それで、どうしたん?



「戦争を止めて平和な世の中にしましょう。 そのためにはあなたがイスラム教を捨ててキリスト教に改宗する必要があります」。。。このように言うたのやァ。



そないな事を言わはったん?



そうなのやァ。。。ちょっと常識では考えられんこっちゃ。 十字軍がイスラム教徒にした残虐な行為を考えれば、フランチェスコは殺されても文句を言えんでぇ~。。。むしろ、殺されてしまうのがこの当時ではあたりまえやんかァ。



それで、殺されてしまいはったん?



やだなあああァ~。。。殺されてしもうたら、ここで取り上げるようなエピソードにならんがなァ。んもお~~。。。殺されなかったからこそ、わてもこうして、このエピソードを取り上げることになったのや。



それで、どないなことになったん?



スルタンはフランチェスコの考え方に共感する心を持っていたのやァ。 その点で、やはりスルタンもフランチェスコのような、けったいな人物やったのやがなァ。 ところがスルタンの周りの人間は、このフランチェスコに呆れてしもうたのやァ。。。と言うよりも、ぬけぬけと「イスラム教を捨てて改宗しなさい」とスルタンに言うものだから、激怒してしもうた。 周りに居た他の誰もが殺すようにと喚(わめ)き散らしたのやァ。



それで、スルタンは心変わりをしてフランチェスコさんを殺してしまいはったん?



やだなあああァ~。。。めれちゃんは、何が何でもフランチェスコを殺したいんかア!?



あんさんが、そう言わせるように仕向けるのやないかいなァ。 はよう結末を話さんかいなア!



あのなァ~、スルタンは微笑して部下にキリスト教徒の陣営に無事に送り届けるように言うたのやァ。



マジで。。。?



もちろんやァ。。。そやから、わても、こうしてこのエピソードを取り上げたのやんかァ。 つまり、どのような人間も「共感脳」を持っていると言うことなのやァ。 ただし、その共感脳は戦場では「動物の心」に負けてしまうねん。 そやから、残虐なことができるねん。 その残虐な話がこのページの最初に取り上げた十字軍の仕業(しわざ)やねん。



。。。で、その「共感脳」ってぇ、どないなモノやのォ~?



わてが調べたさかいに、ここに書き出すから、めれちゃんも読んでみたらええやん。




心の場所







相手の悲しみや苦しみに共感できたとき、人は「それほど悲しいのなら」「そんなにも苦しいのなら」と自分の感情を抑えて相手に譲るのです。

「共感」とは、共に感じると書きますが、もっとかみ砕いて言えば、「読みとった相手の感情を自分も感じる」ということです。

感情を抑えるのは理性ですが、実はその理性を働かせるのは、共感という感情の一致なのです。

動物は感情を持っていますが、相手に共感することはめったにありません。 共感は人間だけに見られるものです。 ということは、共感の働きは人間脳(大脳皮質)にあるということです。

では、その働きは、人間脳の中のどの部分でしょう。

実はそれは、この章の最初の部分でお話した「心の場所」である前頭前野の中の、さらにその真ん中の部分「内側前頭前野」というところにあるのです。 このことから内側前頭前野は、別名「共感脳」ともいわれています。



「内側前頭前野」というのは、わかりやすく言うと、額のちょうど真ん中部分にあたります。 仏像を見ると額に小さな丸いものがついています。 あれは「白毫びょくごう」というのですが、ちょうど脳のあのあたりに位置する脳が「内側前頭前野」です。







人間が社会生活をする上で必要な、「がまんの心」や「共感」といった能力は、「内側前頭前野=共感脳」の働きによってつくり出されていたのです。



(注: 赤字はデンマンが強調

写真とイラストはデンマン・ライブラリーより)








72 - 73ページ

『脳からストレスを消す技術』

著者: 有田秀穂

2010年5月20日 第11刷発行

発行所: 株式会社 サンマーク出版








要するに共感は人間だけに見られるものやと、あんさんは言いたいん?







そうやァ。



そやけど、十字軍ではキリスト教徒がさんざ残虐な事をしたではおまへんか!



そやから、その当時の十字軍の兵士は人間よりも動物の心によって動かされていたのやがなァ。



つまり、スルタンとアッシジのフランチェスコのエピソードは、その当時としては極めて人間的な、つうかァ~、共感脳的なエピソードやと、あんさんは言わはるのォ~?



そうやァ。



でも、それってぇ、ずいぶん昔の話やおまへんかァ!



そんなら最近の話をここに紹介するよってに、めれちゃんも読んでみたらええやん。




志集







2008年12月のある晩、東京にある別のターミナル駅前で中年女性を見かけたのだが、慌しい人ごみの中、女性は歩道橋下の柱の前に静かに立ち、「私の志集を買ってください」と書いた、汚れた広告板を手にして、詩集を1冊300円で売っていた。 彼女を見てびっくりしたのは、東京でも路上で詩集を売る人が珍しいからではない。 四半世紀前に、私がその駅を使って日本語学校に通っていた時に、同じ女性が同じ広告板を持って同じ落ち着いた顔つきで詩集を売っていたからである。 当時、彼女の詩集を何回も買おうと思ったが、勇気は出なかった。 しかし、年をとるメリットの一つは、知らない人に話しかけようとすると怖じ気づく気持ちが減っていくことである。 今回は躊躇なく彼女の「志集」を買った。 謄写版のような簡易印刷で刷られ、手作業によりホッチキスで止めたようなその小冊子は、もう第40号に達していた。



その晩は帰りの電車で、また次の日以降は大学の研究室で何回も詩集を読み返して、その詩人のことを思い返した。 この25年間、その駅の周辺は再開発と再々開発ですっかり様子が変わったのに、彼女がそこで自分の言葉を都会人に提供し続けていることは感慨無量である。



(注: 写真はデンマン・ライブラリーより

赤字はデンマンが強調)








150ページ 『英語のあや』

著者: トム・ガリー(Tom Gally)

2010年10月25日 初版発行

発行所: 株式会社 研究社








う~ん。。。ええ話やなァ~。。。







めれちゃんも、そう思うか?



それで、どこが「共感脳」と関係してはるん?



年をとるメリットの一つは、



知らない人に話しかけようとすると



怖じ気づく気持ちが減っていくことである。




つまり、「共感脳」が大きくなっていることやがなァ。 人間は経験をつんでくると恥ずかしいとか、カッコが悪いとか、見栄を張るとか、外聞を気遣うとか。。。そういう事に拘(こだわ)らなくなる。 それで、共感する気持ちの方が大きくなるのやないかいなァ。 そやから、トムさんも素直な気持ちで「志集」を買うことができたのやァ。 



。。。で、あんさんは、この事が言いたくて「共感脳」を取り上げる気になりはったん?



いや。。。そればかりではあらへん。



他に何が言いたいねん?



あのなァ、めれちゃんは、かつて次のようなエゲツナい事を書いたのやァ。




ディスレクシア







オマエは言葉がわからないんだな

ディスレクシアだからな

オマエにもわかるように言ってやる

わたしのすべてと関わるな

わたしにとってオマエの存在を消せ

オマエの頭からわたしを消せ



こっちだっていつまでも

我慢するわけにはいかないんだ

オマエの影がちらつくと

吐き気を催すんだよ



わたしを利用するのはやめろ

どっかのババアをネタにすれば

それで話は片付くんじゃないのか



オマエがこれ以上関わってくるんなら

強制的に排除してやるからな

潔くあきらめちまえ

未練がましいオマエが

心の底から気持ち悪いんだ
 


 


by merange (めれんげ)



September 28, 2009 17:08








『極私的詩集 ディスレクシア』より



『仲直りの接吻』に掲載

(2010年1月23日)








あんさんは、ずいぶん前の手記を持ち出してきましたのやねぇ。。。







あきまへんか?



わたしに「共感脳」が無いと、あんさんは言わはるのやろう?



いや。。。めれちゃんに共感脳が無いと言うつもりはないねん。 そやけどなァ、めれちゃんは時にはマジで感情的になってしまうねん。 完全にキレてしまうことがあるのやァ。



誰かてぇ感情的になってしまうことはありますがなァ。



そうやァ。 その通りや。 そやから、そのような時のめれちゃんの心の状態を見てもらおうと思って上の手記を書き出したのやないかいなァ。



。。。で、あんさんは何が言いたいねん?



めれちゃんにも「共感脳」があるねん。



もちろんですやん。 わたしは、あんさんが考えているほど冷たい女ではありまへんのやでぇ~。。。



そうやァ。。。そやけど、上の手記をネット市民の皆様方が読むと、めれちゃんには無慈悲な心だけしかない非情な女やと思うてしまう。 そやから、ここで終わりにしてしまうと、めれちゃんは誤解されてしまうのやがなァ。 そないなことになったら、めれちゃんが余りにも可哀想やから、めれちゃんにもメチャ大きな「共感脳」があることをわては最後に示そうと思うのや。




  


2006-11-02 18:08:07



posted by merange (めれんげ)



ちょいとマジな話やねんけど・・・



(テーマ:日記のつもり)







反省しきり。



わたし気がついたんやけど、

自分のことをずーっと考えてくれてる人の気持ちを、もっと冷静になって、考える必要があったよ・・・



固定観念にしばられて、

自分の尺度で相手のことを、

評価するのは、

あまりにも心のせまいことやった。

人それぞれの個性を考慮せずに、

好きだの嫌いだの、いいとか悪いとか、

決め付けたまんまで、態度を硬化させて、

そのまんまで、

再考しようともしなかった自分は、

なんちゅー視野のせまい人間やったことか。



いくら相手に理解を求めても、

いっこうに気持ちがつたわらないことがある。

それはお互いの個性が、

相容れないものであって、

どれだけの言葉をつくしても、

関係は平行線のまんま。

まして相手が他人の性格や表現様式を、

理解できなければ、

気持ちをつたえることは、あまりにもむずかしい。







わたしは長年、固定された評価でしか、

その人の自分への気持ちを考えずにいた。

確かに人間として、相容れない部分はある。

でも、自分のものさしで、その人を判断して、

その判断を、見直そうともせずに

態度を硬化させたままだった。

人それぞれの表現法や、

思考の違いを考慮せずに、

一度拒絶の気持ちを持ったら、

それを頑なに変えようとせず、

そのままで、思考をストップさせたままだった。



自分のことを、どんなかたちであれ、

考え続けてくれるということの意味を、

もっと尊重すべきだったことに、ようやく気がついた。




あらためて「ごめんなさい」と言います。

少なくとも、あなたを精神的に

拒絶することをやめます。

わたしの存在を忘れずにいてくれる人が

いるということを、

素直に受け入れるようにします。


それ以上のことは、

わたしにはできないけれど、

感謝の気持ちを忘れないようにしようと思います。












【デンマン注】 原文には全く手を加えていませんが

構成、背景や画像はデンマン流に変えてあります。




『めれんげの原材料 2006年11月2日』より



『出会い系の悪魔 (2008年9月10日)』に掲載








どうや、めれちゃん。。。? これで、めれちゃんが誤解されることはないと思うねん。







そうですなァ。。。そやけど、わたしがあんさんにムカついたのは、すぐ上の手記を書いた前ですねん。



さよかァ~? とにかく、めれちゃんにも「共感脳」がある事が分かってもらえば、わてはそれでええねん。 (微笑)




【レンゲの独り言】







ですってぇ~。。。

そうですよね。

誰にも感情的になってぇ、キレることってぇありますよね。

あなたにも経験があるでしょう?



でも、しばらく時がたつとムカついていた感情も落ち着いてきて、少しは反省する気持ちになってくるものです。

相手の気持ちが分かってくるのですよね。

つまり、「共感脳」が刺激されるのかもしれません。

あなただって、めれんげさんと同じような経験があるでしょう?



とにかく、次回も面白くなりそうですわ。

あなたもどうか、またあさって読みに戻ってきてくださいね。

では、また。。。












ィ~ハァ~♪~!



メチャ面白い、



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では、今日も一日楽しく愉快に



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