2012年7月23日月曜日

母と愛犬と愛猫

母と愛犬と愛猫


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その日、私は防波堤から砂浜に駆け降り、風に舞い上がって耳あてのついた帽子のような形になって、ふわふわと飛んでゆくコンビニの袋を追いかけていた。
母がコンビニで買ったアイスクリームを取り出したとき、風にあおられて袋が飛ばされ、私はそれを追いかけているのだけれど、母は防波堤に腰かけ、アイスを食べながらそんな私を見て笑っているのだった。

意外に遠くまで飛んだビニール袋に追いつき、ジャンプしてつかまえたとき、何かが走ってくる気配を感じた。
逆光でよく見えないその何かは、私の足元まで駆け寄って来て止まった。
何?
私が見下ろすと、それは黒い子犬で、その子も私を見ている。
くりくりした黒い瞳。


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前世以来の再会だとでも言うように、その子犬は私をじっと見つめる。
私はドキドキしながら思わずしゃがんで、子犬の頭をなでた。
子犬はぶんぶんとシッポを振り、もっとなでてとばかりに小さな頭を私の手のひらにグイグイと押しつけてくる。
その間も、目はじっと私を見つめている。
私の中に何かが流れ込んでくる。
この子を連れて帰りたい!と思わず抱き上げると、私の腕の中で子犬は安心したように丸まった。

「つかまえてくれて、ありがとう」
声のほうを振り返ると、セーラー服の女の人が私の横にいた。
「ダイスケが人になつくの、はじめて見た」
女の人が両手をさしのべるようにすると、それに反応して子犬は私の腕をすりぬけて、ピョンと彼女の胸に飛び込んだ。
私は放心してしまって、ただそこに立ちつくしていた。
彼女は子犬の前足を持ち、「バイバイ」と振った。
私も「バイバイ」とつぶやき、遠ざかってゆく子犬を、姿が見えなくなるまで見つめていた。

「行こうか」
いつのまにか横に来た母に肩を叩かれた。
「見た? 今の犬見た?」
私は興奮していた。
「見てたよ。 あかりは犬、怖くないんだね」
「かわいい……」
私を見つめていた黒い瞳。
腕の中にいた温かみと重み。
それから私は街や海辺で犬を見かけると、じっと見つめてしまうようになった。


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(写真はデンマン・ライブラリーより)




12-13ページ 『犬と私の10の約束』
著者: 川口 晴
2008年2月25日 第11刷発行
発行所: 株式会社 文藝春秋




デンマンさん。。。あんさんは犬を飼いはってるのォ~?



いや。。。わてのマンションではペットを飼ってはダメちゅ~ねん。

ペットを飼ってもええところに移ればええやん。

いや。。。それほどまでしてワンちゃんを飼おうとは思ってへん。

あんさんは動物が好きとちゃいますのォ~?

もちろん犬や猫は可愛いと思うでぇ~。。。そやから、上のエピソードを読んだら、なんとのう、こうして記事で取り上げたくなってしもうたのやァ。

上のエピソードにはお母さんとワンちゃんは出てきよるけど、ニャンニャンは出てきまへんでぇ~。。。

あのなァ~、上のエピソードを読んでいたら急にめれちゃんが飼っている3匹のニャンニャンのことが想い浮かんできたのやがなァ~。。。


美女にゃ
 
 

 

我が家の長女猫です!

親バカですが、

とびっきりの美猫です

おまけに頭脳明晰!

ふと気付くと、

見とれていることも…

 
 
by めれんげ

2008.07.20 Sunday 14:10




『即興の詩 美女にゃ』より

『美女猫』に掲載
(2009年10月19日)

 

姿がいいねぇ~



うん、うん、うん。。。

猫らしい猫だよね。

姿がいいねぇ~。

テレビ出演できるよう。

\(^Д^)/ギャハハハハ。。。。

しかし、長女と次女の違いが

ものすごいねぇ~ (爆笑!)



まさか同じ親から

生まれたんじゃないよね?

\(@_@)/ キャハハハ。。。

長女も次女も個性的だけれど、

あまりにも違いすぎるよね。

でも、小説を書くとしたら、

ボクちゃんは

次女猫をモデルにしたいよう。

なんか、とっても面白い

小説になりそうジャン。

うしししし。。。



でも、一番かわゆいのは

やっぱり三女猫だよね。

まだ、個性がなくて

不安そうな様子だよう。

こういう不幸な国に生まれて

どうしたらいいニャン?

本能的に、日本の本質を

見抜いたような不安が

表情に見えますよう!

なんだか、3匹のうちでは、

一番哲学的にオツムが

良くなるような印象を

ボクちゃんは持ちますよう。

うしししし。。。

この三匹の猫を相手にしていたら、

1日退屈しないよねぇ~。

くだらない男と付き合って、

人生を無駄にするよりは、

三匹の猫ちゃんの生態を

じっくりと眺めながら、

小説を書いた方が

表現者のめれちゃんの才能が

花を咲かせると言うものですよう。

うしししし。。。



3匹の猫ちゃんは、めれちゃんに

幸せをもたらすために、

この世に生まれてきたのですよう。

ボクちゃんは、マジで、

そう信じていますよう!

ところで、平安朝の小説できた?

それもいいけれど、

『めれちゃん一家女三代記』

この方が素晴しいと思うよう。

めれちゃんのおばあちゃんの話が

特に面白そうだよう。

でも、『三匹の猫とめれちゃん』

これが、ミーちゃんハーちゃんには

最も受けるよう!

うへへへへ。。。

♪┌(・。・)┘♪ キャハハハ。。。

題材が何であれ、

めれちゃんは、間違いなく、

面白い小説を書くと

ボクちゃんは信じていますよう。

応援していますからね。

ノーベル文学賞も夢じゃないよう!

頑張ってね。

めれちゃん、バンザ~♪~イ

三匹の猫ちゃん、ばんにゃ~♪~い

(≧Д≦)ノ彡 ニャ~オウ。。。

(≧Д≦)ノ彡 プニィ~♪~

(≧Д≦)ノ彡 ニャンニャン

by デンマン

2008/07/20 6:08 PM




うちの三姉妹は、血はつながってないです~
長女はペットショップで

次女は「猫もらって下さい」の貼り紙を見て

三女は純粋の野良ちゃん

確かに次女を主人公にすると楽しそうですね!
メタボなのに、運動神経
抜群なんですよ!
そして甘え方が、最高に
可愛くて…
(今もわたしに寄り添って、のどを鳴らしてます!)

小説のほうは、進んでいません…(;Д;)
勉強する習慣が、疎かになってしまっています

うちのおばあちゃんには
楽しいエピソードが
たくさんあります♪
そして母も、かなりユニークな人なんですよ
父と母の夫婦漫才を
聞きながら、成長したわたしです


by めれんげ

2008/07/20 6:53 PM






うん、うん、うん。。。

どう見ても血がつながっているようには

見えないよね。うしししし。。。

\(^_^)/キャハハハ。。。

でも、素晴しい組み合わせですよう!

次女猫がとにかくユニークで面白いですよう。

文学的に魅力のある小説は

やっぱり、『めれちゃん一家、女三代記』だと思うよう。

これならば、直木賞か芥川賞は間違いないね。

うん、うん、うん。。。

僕ちゃんが太鼓判を押しますよう。

でも、選考委員を誰も知らないから、

裏金をつかませないと、ダメだよね。

うへへへへ。。。

でも、そこまでして、めれちゃんが

直木賞と芥川賞を欲しいとは思いませんよう。

やっぱり、狙うのはノーベル文学賞だよね。

ん。。。?

話が大きすぎるゥ?

そうかもねぇ~~

あまり大きすぎると、

次女猫が呆れて、

また眠ってしまいそうだよねぇ~。



オイ!次女猫!

眠ってる場合じゃないぞォ~

起きて、めれちゃんの小説のモデルになれ!

素晴しい作品をめれちゃんに書かせてね。

デンマンからのお願いィ~♪~

聞いてよにゅ~♪~あん。。。

デンマン!

いつまでも、バカやってる場合じゃない!

バンクーバーは午前4時になるんだよう!

では、めれちゃん、おやすみなさ~♪~い

次女猫も、しっかりと眠ってね。

じゃあね。

\(^o^)/ キャハハハ。。。

by デンマン

2008/07/20 7:54 PM






次女猫は、ぷーぷー言ってわたしに甘えた後、
ぽちゃぽちゃの身体を
横たえて寝ていますよ♪

さっきまでは、壁のぼり
上までのぼったら、
腕の力で、ドアの上の壁
にぶらさがって移動

すごい運動神経です…

by めれんげ

2008/07/23 3:19 PM






次女猫は、本当に楽しくて面白そうな

キャラクターだね。

1日中見ていても飽きないね。

次女猫の記事がたくさん書けそうですよう。

『めれんげと猫三匹ブログ』を書いたら、

きっと面白いものができあがるよう!

個性的な三匹の猫と

三人の異なる女が同居しているような

めれちゃんと織り成す愉快な物語。

考えただけでも楽しそうですよう。

うしししし。。。

めれちゃんも、時間が余って退屈したら、

そうゆうブログを立ち上げてね。

期待していますよう。

うへへへへ。。。

\(^_^)/キャハハハ。。。

by デンマン

2008/07/23 5:31 PM




猫ブログ。
楽しそうですね!
ん~。良さそうな所
探してみようかな?

by めれんげ

2008/07/23 6:26 PM




『即興の詩 美女にゃ』のコメント欄より

『美女猫』(2009年10月19日)に掲載




デンマンさん。。。あんさんもわたしが飼っている猫が可愛いと思いますう?



そら、そうやァ。。。めちゃ可愛いと思うでぇ~。。。それに、めれちゃんも冒頭のエピソードの「あかりちゃん」のように、おかあはんと楽しい思い出がたくさんあったと思うねん。

いいえ。。。わたしの場合、母とは犬猿の仲ですねん。

あのなァ~、「親孝行、したいと思う時に親は無し」という諺をめれちゃんも知ってるやろう?

もちろん、聞いたことがありますう。 そやけど、なんで急にそないな諺を持ち出しますねん?

めれちゃんのおかあはんがあの世に逝ってしもうたら親孝行したくてもできへんのやでぇ~。。。あかりちゃんのおかあはんは膵臓がんで40代であの世に逝ってしもうたのやァ。

あかりちゃんがいくつの時やったん?

確か13歳の時やと思うでぇ~。。。あかりちゃんは一人っ子だったので、おかあはんは後ろ髪を惹かれる思いであの世に逝ったと思うのや。

あかりちゃんとお母さんは仲がよかったん?

もちろんやがなァ、冒頭のエピソードはあかりちゃんが12歳の頃の話なのやァ。。。12歳の誕生日におかあはんがゴールデン・リトリーバーの子犬をあかりちゃんにプレゼントするのやけど、子犬を家に連れて帰るときに倒れて入院するねん。

膵臓がんのために倒れはったん?

そういうことになってるねん。

それでどないしやはったん?

お父さんはお医者さんなんやけど、膵臓がんがかなり進行していたのにも気づかへんかった書いてある。 結局、おかあはんはあの世に逝ってしまうねん。 あかりちゃんは子犬の名を「ソックス」とつける。 可愛がって育てたのでソックスはあかりちゃんになついて大きくなる。 それでもやがてソックスが10歳になる頃に急に体が弱って、ソックスもあの世に逝(い)んでしまうねん。

可哀想やんかァ。

そうやねん。。。あかりちゃんとお父さんで犬小屋を始末している時に、奥の方に封筒に入った書置きが見つかる。

誰が書いたものやのォ~?

おかあはんが死ぬ前に書いたものやった。 それまで犬小屋の奥にあったけど見つからへんかったのやァ。

何て書いてあったん?

次のように書いてあったのや。 めれちゃんも読んでみィ~なァ。


ごめんね、あかり。
おかあさんはあかりを置いて先に逝きます。
ソックスが生きているうちはソックスが私のかわり。
あかりを見守ってくれるよ。
そして、ソックスも、いつかはあかりより先に逝くでしょう。
そのとき、私はいよいよ念願の風になります。
いつかあかりは私を風みたいだってほめてくれたよね。
あれ、かなりうれしかった。
ちょっといたずらな風が吹いたら、私がそばにいると思ってください。



それからもうひとつ。
『犬との10の約束』は覚えてくれてる?
あれにはつづきがあります。
それは約束ではなくて、『虹の橋』という詩です。
ソックスが先に逝ってしまったあとで読んでみてね。


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『虹の橋』
動物は、死んだあとに虹の橋と呼ばれる場所で暮らします。
そこは快適で満ち足りているのですが、ひとつだけ足りないものがあります。
それは特別な誰か、残してきてしまった誰かがそこにはいないこと。
それがさびしいのです。
草原で遊び回っている動物たちのうち一匹が突然遊ぶのをやめ、遠くに目をやります。
一心に見つめるその瞳は輝き、からだはかすかに震えはじめます。
その子は突然草原を飛ぶように走り出します。
あなたを見つけたのです。
あなたとあなたの特別な友だちは再会のよろこびに固く抱き合います。
そして、あなたを心のそこから信じているその友だちの瞳を覗き込みます。
あなたの人生から長い間失われていたけれど、
心からは一日も離れたことのなかったその瞳を。

じゃあ、元気でね。 芙美子 母より

 (写真はデンマン・ライプラリーより)




200-201ページ 『犬と私の10の約束』
著者: 川口 晴
2008年2月25日 第11刷発行
発行所: 株式会社 文藝春秋




なんだか、ジ~ンときますわァ。



そうやろう!? めれちゃんのおかあはんはまだ生きてるねん。 めれちゃんは犬猿の仲と言うけれど、仲直りしておけば良かったと思う時には、おかあはんはあの世に逝ってるかも知れへんのやでぇ~。

あんさんは、この事を言うために、わざわざ冒頭のエピソードを持ち出してきやはったん?

そうやァ。。。めれちゃんも心の中ではおかあはんのことを愛しているのやがなァ。。。そやから意地を張っておらんで仲直りしたらええねん。


【レンゲの独り言】



ですってぇ~。。。
う~~ん。。。あかりちゃんとお母さんのお話は悲しいですよね。
でも、悲しいエピソードの中にも心がぬくもるような暖かいものがながれていますう。
めれんげさんも、お母さんが生きている間に仲直りできるといいですよね。

ところで、三女猫が可愛いですね。



あなたも、そう思いませんか?

人間にかぎらず、動物と言うのは本来、楽(らく)したいものです。



だから、こうして「ねね」は、ちょっとつまらなくなると寝てしまいます。



タンタンだって、サカリが付いている時には、目の色を変えてオスを捜し求めますけれど、サカリが過ぎれば、こうして眠りをむさぼるのです。
人間だって、怠け癖が付けば、こうしてダラダラと眠りをむさぼりますよね。
あなたはいかがですか?

でも、こうしてここまで記事を読んできたのですから
あなたは決して怠け者ではありませんよね。
うふふふふふ。。。

とにかく、次回も面白くなりそうですわ。
だから、あなたもどうか、また読みに戻ってきてくださいね。
では、また。。。






メチャ面白い、

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こんにちはジューンです。

雪景色の中のワンちゃんの写真は

面白いですよね。

ちょっと見ただけでは、

何がなんだか分かりにくいのですけれど、

良く見ると確かにデズニィーの映画

『101匹のワンちゃん』にでて来る

白の毛に黒の斑点のある

ダルメシアンが地面に鼻先を

くっつけているのが見えますよね。

上の写真で思い出しましたが、

次のような有名な川柳があります。

幽霊の 正体見たり 枯れ尾花


(karesusuk2.gif)

幽霊だと思ってびっくりしたけれど、

よくよく見たら枯れススキだった。

そう言う事ですよね。

つまり、お化けが怖い怖いと思っている人には、

枯れススキまでがお化けに見えてしまう。

そう言う意味ですよね。

そのことで、デンマンさんが

ちょっとエッチなお話を書いています。

興味がある人は次のリンクをクリックして

読んでみてくださいね。
 
■ 『雲とおく オンナは近し 枯れおばな』



とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。




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