2012年7月22日日曜日

お股の花々

お股の花々
 
 





デンマンさん。。。どうして、またヤ~らしい画像を持ち出してきたのですか?



ヤ~らしくないでしょう! これは僕が想い描いた小百合さんですよ。。。きれいな百合が咲きほこる花園でポーズを取っているロマンチックな姿です。

でも、そのポーズがなんだかヤ~らしいのですわ。 私は絶対にこのようなポーズをとりませんわ。 まるでアダルトビデオのタイトルに出てくるようなポーズではありませんか。

あれっ。。。小百合さんは、そのようなアダルトビデオを観たのですか?

観てませんわよ。。。だから、例えばの話ですわ。

僕はヤらしいとは思いませんよ。

タイトルの「お股の花々」もヤ~らしいではありませんか! 今日、もしおシモの話をするのでしたら私は帰らせていただきますわ。

ちょっと小百合さん。。。帰らないでくださいよ。 せっかく面白い話をしようと思っているのに、小百合さんが帰ってしまったら僕の立場がありませんよう。

。。。で、いったい何が「お股の花々」なのですか?

あのねぇ~、バンクーバー図書館から借りてきた本を読んでいたら次の箇所にぶつかったのですよ。


空耳力(そらみみぢから)をつける



「おマタのハナハナ イヤイヤよ~」
娘が今日も朝からたのしそうに歌っている。
「お股の花々が、いやいや?」と思って、ことばのリズムをよく聞いてみると、「ああ、あの歌か!」とわかった。
Old McDonald's Farm (「マクドナルドじいさん」)という英語の童謡だ。
2歳になったばかりの娘としては、この歌の出だしを歌っているつもりだったのだ。

Omatano hanahana iyaiyayo!

Ol' McDonald had a farm. E I E I O!

「お まくだ~な はどふぁむ い~あい~あいお~」
空耳アワー的に聞けば、「おマタのハナハナ イヤイヤよ~」と聞こえなくもない。
子供なりに自分の知っている日本語として解釈して歌ったのだろうか。

いや、ひょっとして逆の原理か?
娘は、Ol' McDonald had a farm. E I E I O!と歌っているのに、母親には「おマタのハナハナ イヤイヤよ~」に聞こえてしまうとか?

 (中略)

知らない語を自分の耳慣れたことばに引きつけてしまうというのは、おとなのほうがやりがちだ。
子供は案外、聞いたままを覚えて使っている。

赤字はデンマンが協調のため。
写真はデンマン・ライブラリーより。)




75-76ページ 『孕むことば』
著者: 鴻巣友季子
2008年5月22日 第1刷発行
発行所: 株式会社 マガジンハウス




小百合さんは上の歌を聞いたことがありますか?



ありますわ。 うちの三男坊が幼稚園の時に歌っていましたわ。

おおォ~。。。最近では幼稚園でも英語の歌を教えるのですか?

そのようですわ。

僕も急に懐かしくなったというか。。。つい最近、この歌を聞いたばかりですよ。

Ol' McDonald had a farm.

E I E I O!



(farm2.jpg)





あらっ。。。デンマンさんのお孫さんが歌っていたのですか?



やだなあああァ~。。。なんで僕の孫が歌わなければならないのですか!? 僕の孫じゃありませんよ。 実は、この記事を書いているのはバンクーバー図書館の分館(Joe Fortes Library)なのですよ。





この分館には入り口を入ったすぐ左側に幼児コーナーがあるのです。 要するに幼稚園児用のコーナーですよ。 そこで、つい最近3人ぐらいの幼児が上の歌を一緒に歌っていたのですよ。 全く可愛いものでした。 つい、キーボードを叩く手を休めて聞き惚れてしまいましたよ。



デンマンさんも一緒に歌ったのですか? うふふふふふ。。。

どうして僕が幼児と一緒に歌うのですか? 歌いませんよう。 保母さんじゃありませんからね。

つまり、可愛い童謡を聞いたので、嬉しくなってこうして記事を書く気になったというわけですか?

いや。。。それだけじゃないのですよ。 

他にどのような理由があるのですか?

あのねぇ~、上の本を読んで「お股の花々が、いやいや?」という箇所に突き当たって、僕は一瞬ギクリとしたのですよ。 心臓が止まるかと思いましたよ。

心臓が止まるなんてオーバーですわよ。

小百合さんは覚えてませんか?

何をですか?

菊ちゃんのことですよ。 「お股の花々が、いやいや?」で。。。僕はすぐに菊ちゃんの事を思い出してしまったのですよ。 かつて記事にも書きました。 読んでみてください。


菊ちゃんの愛の世界


(theron573.jpg)



僕は自分の部屋でこっそりと輸入品の“Playboy”を眺めていたんですよ。



デンマンさんがいくつの頃のお話なんですの?

中学1年か2年生の頃ですよ。僕の知り合いが引っ越すので欲しければやるけど持って行くか?と言ったので、もうワクワクしながら、10冊ほど持ち帰ってきたんですよ。当時は検閲があって“毛”は見せてはならなかった。だから、黒いインクであの部分が丸く塗りつぶされていたんですよ。僕はどうにかして、あのインクを取り除くことができないものかと、いろいろなもので試してみましたよ。

デンマンさんは研究熱心なんですのねェ~。

レンゲさん、半分呆れていますねェ~~?へへへ。。。とにかく、性に目覚めた頃で、好奇心が旺盛でしたからね。いろいろなもので試したけれど、どうにもインクを取り除くことが出来ないんですよ。僕は、どうしたらいいものか?。。。そう思いながら気に入ったページの(黒いインク以外に)一糸もまとわぬ女性の写真を眺めていたんですよ。

それで。。。

無我夢中だったんでしょうね。菊ちゃんが僕の部屋に入って来たことも僕は分からなかった。お袋だと思って、一瞬、びっくりして僕は肝をつぶしましたよ。お袋は買い物に出かけた、と言うんですよ。菊ちゃんは余りハッキリと言葉が話せないんですよね。僕の名前もハッキリとは言えない。アキラではなく“アキィ~ヤ”と言うんですよ。

その菊ちゃんの表情はどうなんですの?知能が遅れていることが分かりますの?





いや、普通の人と変わらないですよ。だから、いやなセールスマンが来たりすると、お袋は菊ちゃんだけを残して隠れてしまう事がありましたよ。初めての人は菊ちゃんを見ても知能が遅れているとは思わないから、まともな大人に向かうような話し方をしますよ。菊ちゃんもそのような話し方をされると、うれしいんですよね。それで、天気の事から始まって、世間話をし始めるのだけれど、とにかく、僕の名前がまともに言えないほどだから、10分もすると、この人は知能が遅れているというのが分かるんですよね。そう言う時のセールスマンの表情の変わり方を見る事はいつ見ても飽きないものでしたよ。へへへ。。。。



デンマンさんは、いやな趣味をお持ちですのね?

セールスマンの知能が分かって面白いですよ。中には、菊ちゃんの知能が遅れているのが分からない奴が居て、早々に品物の説明をする愚か者が居るんですよ。菊ちゃんは何を言われているのか分からないけれど、一生懸命相槌を打つ。セールスマンも売りたくって仕方ないから、一生懸命に説明する。。。この様子を眺めているのは、どんな漫才を聞くよりも面白かったですよ。。。へへへ。。。

分かりましたわ。それで、菊ちゃんとどのようなことが。。。?

そうですよね。へへへ。。。その話をしようとしたんですよね。僕は、ハッと思って菊ちゃんをじっくりと見ましたよ。インクを取り除かなくても、そこに実物の健康で成人した見ごたえのある女性の体を持った菊ちゃんが居るではないか!。。。“灯台下(もと)暗し!” そう思ったわけなんですよ。

それはデンマンさん、いけない事ですわ。

僕だって、いけない事だとは分かっていましたよ。でも、好奇心がムラムラと湧き上がってきてしまった。それで、“Playboy”のページを菊ちゃんに示して、いろいろと説明したんですよ。“どう、菊ちゃん、きれいな女の人が写っているでしょう。菊ちゃんだって、このようにきれいなんだよ。だから、菊ちゃんも裸になって見せてくれない?” 菊ちゃんは僕になついていて、僕の言う事なら、たいていの事は、“あい、。。。あい、。。。”と言って、聞いてくれるんですよ。むしろ、喜んで僕の言う事に従うんですよ。

それで、菊ちゃんは裸になったんですの?

ところが、この時ばかりは、僕が何と説得しても首を縦には振りませんでしたよ。あとで考えてみれば、お母さんからしっかりとした“家庭教育”を受けていたんでしょうね。菊ちゃんのお母さんはしっかりした人でしたから。。。菊ちゃんを特殊学校にはやらなかったけれど、必要最低限の教育はしていたようです。つまり、自分の体の中で見せてはならないモノは見せてはダメ。触れさせてはいけない所は触れさせてはいけない。そういう女として守らなければならない事はしっかりと教えていたんですよね。あとで僕は反省したんだけれど、しみじみとそう思いましたよ。

それで、デンマンさんはどうなさったんですの?

僕だって、そう思い立ったらぜひとも菊ちゃんの“桜の花”を見てみたい。もう何が何でも見てみたくなったわけですよ。

それで、。。。?

僕は精一杯説得したんですよ。僕が余りにも一生懸命になっているので、菊ちゃんも本当に困ってしまったようでしたよ。“ね、。。ねっ。。。菊ちゃん、いいよね?だから、脱ごうねェ。” 僕は本当に一生懸命になって説得している。お願いしているわけですよ。菊ちゃんにだって、僕の熱意が通じている。それで、菊ちゃんは、すっかり困ってしまっている。しかし、埒(らち)があかないんですよ。

それで、どうなさったんですか?





菊ちゃんは一向に脱ごうとしない。僕は、イライラしてきて菊ちゃんのスカートのすそをたくし上げたんです。そして見たのがこの写真のような“おばさんパンティー”だったんですよ。でも、まさにこのようにフィットした見ごたえのあるもので、思わず僕は生唾をごくりと飲み込みました。心臓が口元まで飛び上がってきたような息苦しさを感じて、目がくらくらしてきましたよ。でも、菊ちゃんだって、大変な思いをしていたんですよね。“もう、それ以上は止めてくれ、。。。あたしは死んでしまう。。。。” そういう感じで、オロオロしているんですよ。泣き顔になって、しゃくりあげているんですよね。体を震わせて、声を殺して泣いているんですよ。僕はバケツの水を頭から浴びせられたようにハッとなりました。やはり、良心があったんですよね。してはいけないことを無理やり菊ちゃんにやっていた。“悪かったよな。。。” 僕は謝りましたよ。



それでどうなったんですの?

僕だって、菊ちゃんと一線を越えようなんて思っても居なかった。ただ、菊ちゃんの“桜の花”を見たくなった。しかし、菊ちゃんが“家庭教育”を受けていた事までは僕は知らない。7歳の「女性」だから、僕になついている菊ちゃんに頼めば見せてくれると思った。中学生の浅はかな頭だったんですよね。“女の操”を初めて感じさせられましたよ。

菊ちゃんは、その後どうしたんですの?

僕は、菊ちゃんという人を改めて見直しましたよ。しかも、そのあとで、僕の部屋にお盆の上にお茶とおやつの“八橋(やつはし)”を載せて入って来たんですよ。時々、お袋に言われて、僕の部屋にそうやっておやつを持ってきてくれたんです。でも、その日は買い物に行ってお袋は居ませんでしたからね。菊ちゃんが自発的におやつを用意してくれたんですよ。僕は本当に菊ちゃんにすまない事をしてしまったと思ったのだけれど、菊ちゃんが根に持たないで、そうやっておやつを用意してくれたことに感激しましたね。“菊ちゃん、一緒に食べようね” “あい” そう言って、菊ちゃんとお茶を飲みながら八橋を食べた思い出がありますよ。



 。。。(中略)。。。



菊ちゃんは字がほとんど読めないんですよ。読めるのはせいぜい平仮名ぐらいでしょうか。だから、買い物も一人では出来ないんですよ。計算が出来ませんからね。本当にオツムは7つぐらいなんですよ。



それで。。。?

菊ちゃんのお母さんだって、何とか菊ちゃんを自立させたいと思う気持ちがあるんでしょうね。だから、買い物にも慣れさせようとして肉屋さんや八百屋さんへ買い物に出すんですよ。でもね、メモ書きを持たせるんですよ。なるべくつり銭の面倒がないようにきっちりと商品代だけのお金が買い物籠に入れてあるんです。

デンマンさんは何がおっしゃりたいのですか?

つまり、菊ちゃんは自発的に物事を考えるような事が極めて苦手なんですよ。お母さんが言った事を守って生活する習慣が出来ている。だからね、僕と気まずい事があったあとで誰からも言われなくても、お盆の上にお茶とおやつの“八橋(やつはし)”を載せて僕の部屋に持ってきてくれた。。。分かりますか?。。。僕は本当に感動しましたよ。

菊ちゃんがデンマンさんに感じていた愛だと。。。?

そう言いたい所ですが、これだけでは不十分ですよね?

まだ他にあたしに話す事があるのですか?

このあとで、僕は『風とともに去りぬ』と言うあの名画をビデオで見たんですよ。





菊ちゃんと一緒にですか?



そうですよ。僕は英語の勉強のつもりでこのビデオを借りてきたんですよ。もちろん吹き替えなしで字幕ですよ。だから、字の読めない菊ちゃんには全く面白くはないはずなんですよ。もちろん英語が分かるはずもないですからね。

それで。。。?

この写真の名場面ですよ。僕はこの場面を何度も何度も繰り返してリプレーしたわけです。どのような事を言っているのか?このラブシーンもすばらしいけれど、この時のせりふに僕は妙に心惹かれるモノを感じたわけですよ。だから、英語の勉強もかねて何度も見たわけです。僕は菊ちゃんがそばに居るのも忘れるくらいに一生懸命に聴き取ろうとして見ているわけですよ。菊ちゃんはそのうちつまらなくなって部屋から出てゆくだろうと思っていたわけです。

それで、出て行ったのですか?

ところが僕と一緒になって一生懸命になって見ているんですよ。言っている事は何も分からないはずなんですよ。でも、僕と一緒になって一生懸命に、。。。僕と同じぐらい熱中して見ているんですよ。“菊ちゃん分かるの?” 僕がそう聞いたら、ニヤニヤってして、うなづくんですよ。しかも分かっているような表情を浮かべているんですよ。分かりっこないだろうに。。。僕はそう思っている。でも、どうなんだろうか?僕は、またムラムラっと。。。好奇心が頭をもたげてきたんですよ。

少年の頃のデンマンさんって、本当に好奇心が旺盛だったんですのね?

今だって旺盛ですよ。だから、僕はレンゲさんと。。。

なんですの。。。?

イヤ、この話をするとまた長くなるから、菊ちゃんの話だけにしておきましょうね。

言い出しておいて止めにしてしまうんですの?

だから、横道にそれると、またこの記事が長くなるでしょう?あとでゆっくりとレンゲさんに話しますよ。

分かりましたわ。それで菊ちゃんにどうしようとしたわけなんですの?

僕は、別にエッチな事をしようとした訳ではありませんよ。

だから、どうなさったのですか?

僕は菊ちゃんに尋ねたんですよ。“菊ちゃんは僕のお嫁さんになりたいんだよね?”

そしたら?

7つの女の子が大好きなお人形さんでも買ってもらえると思うように、にっこりして“あい”って返事をするんですよ。僕は言いました。“菊ちゃん、この映画の中の女の人もね、この男の人のお嫁さんになりたいんだよ。分かる?” そしたら、菊ちゃん、うなづくんですよ。

それで。。。?

僕は半信半疑ですよね。だから言ったんですよ。“じゃあ、この映画のようにキスしようか? ねっ?”

マジで。。。?

冗談で言ったわけではないんですよ。僕は菊ちゃんが本当に分かっているのかどうか?。。。マジで知りたいと思ったんですよ。

それで。。。?

そしたらね、上の写真のように眼をそっと瞑(つむ)って僕を見上げるようにしてキスを受けようとするしぐさをするんですよ。

それで。。。デンマンさんは、どうなさったんですの?

僕は、なんだか言葉にはならないような感動を覚えましたよ。7才の“女性の愛”なのだろうか?。。。菊ちゃんのキスを受け入れようとする表情を見ていたら僕はもう、誘い込まれるように唇を合わせましたよ。菊ちゃんのオツムは7才だとはいえ、菊ちゃんの体は立派な大人のものですよ。僕は菊ちゃんを抱きしめながらおっぱいの感触を胸に感じて無意識に右手でおっぱいを愛撫しようとしたんですよ。

で。。。?

そしたら、菊ちゃんは眼をガバっと見開いて、“それは絶対ダメ!”と言うような表情をして、僕から離れてしまいましたよ。まるでバネ仕掛けでしたね。キスを受け入れようとした時の期待に満ちた表情と、僕の手をおっぱいに感じて拒絶した時の表情の違いが、あまりにも対照的だったので僕には2度目の驚きでしたよ。

デンマンさんは、エッチな事をしようとしたではありませんか?

僕は、その先に進もうとは全く思っていませんでしたよ。




『燃えて悩んで』より
(2007年7月12日)




つまり、「お股の花々が、いやいや?」を読んだらデンマンさんのオツムに菊ちゃんの“桜の花”が思い浮かんできたのですか?



そうなのですよ。 うへへへへへ。。。

デンマンさんは笑って過去の罪をごまかそうとするのですか?

小百合さん。。。「過去の罪」なんてぇ、厳しいことを言わないでくださいよ。 僕は罪を犯す手前で踏みとどまったのですからね。 罪を犯していたら上のエピソードをノー天気に、このように記事にして書けませんよ。

デンマンさんは何でも書いてしまうではありませんか!

あのねぇ~、人間には誰にでも絶対に話したくないことってあるのですよ。 このように古傷にも似たエピソードを公開できるということは、そのエピソードはその人にとって「大人のメルヘン」なのですよ。

つまり、デンマンさんにも誰にも話せずにお墓の中にまでもって行くような絶対秘密のエピソードがあるのですか?

だから言ったでしょう、そのような極秘のエピソードは誰にだってあるのですよ。 小百合さんだってあるはずですよ! 違いますか?

デンマンさんと違って私はもともと自分の事を世間に言うようなタチではないのですわ。 デンマンさんにメールを書いたときも、まさかデンマンさんがブログでネット市民の皆様に公開するなんて思いもよりませんでしたわ。

小百合さんはどうして自分のことを秘密にしたいのですか?

昔から「口は災いの元」と言うではありませんか! 私はもともと個人的な事は自分の胸の内に秘めておくタイプなのですわ。

つまり、小百合さんが僕にいろいろと個人的なエピソードを語ったということは異例のことだったのですか?

そうですわ。 デンマンさんに、いろいろとお世話になったのでついつい心を許してしまったのですわ。 私は目下反省しているのです。

ちょっと、それはオーバーではありませんか?

要するに、私にこの事を言わせるために「お股の花々が、いやいや?」を持ち出してきたのですか?

いや。。。違いますよ。 子供が素直に歌っている歌詞が大人の耳には全く関係ない他の言葉を連想させる。 確かにそのような事ってあるものですよ。 冒頭のエピソードでは、子供は Ol' McDonald had a farm. E I E I O! と歌っていたのに、大人の耳には「お股の花々が、いやいや?」と聞こえた。

デンマンさんにもそのような経験があるのですか?

あるのですよ。

最近ですか?

いや。。。僕が小さかった頃のことですよ。 その当時、島倉千代子さんが歌った『どうせひろった恋だもの』という歌がはやっていた。

どうせひろった恋だもの

(カラオケ) 映画が背景




(歌声と字幕付き)





ネットで島倉千代子さんが歌う『どうせひろった恋だもの』を探したけれど見当たらなかった。 どうやら初代のコロンビア・ローズさんが歌って、はやらせたらしのですよ。



デンマンさんは島倉千代子さんのファンなのですか?

いや。。。別にファンではありません。 当時の僕は幼稚園に通う年頃でしたからね。 それなのに『どうせひろった恋だもの』の歌を思い出すとき、なぜか島倉千代子さんの歌声が聞こえてくるのですよ。

『東京だよおっ母さん』

(セリフ入り) by 島倉千代子






デンマンさんの記憶の中では、どうして島倉千代子さんが『どうせひろった恋だもの』を歌うのですか?



僕にも理由が判らないのだけれど、島倉千代子さんが歌った『どうせひろった恋だもの』が僕のオツムには印象的だったのでしょうね。 彼女の声は他のどの女性歌手よりも僕には印象的だったのですよ。 いまでも、彼女の歌声を聞くと、すぐに彼女が歌っていると判りますよ。

それで、その歌がデンマンさんにはどのように聞こえたのですか?

すてちゃえ、すてちゃえ

どうせひろった鯉だもの


僕は5歳か6歳でしたからね。 「恋」という言葉など実感としてオツムにない。 捨てる、拾う、のあとに「こい」だから、たとえ「恋」という言葉を知っていたとしても、「恋」を拾うとか、捨てるという考えが理解できなかったと思いますよ。 子供のオツムには「鯉を拾う」、「鯉を捨てる」というようにしか聞こえなかったのですよ。

でも、「鯉を捨てる」は解りますけれど、「鯉を拾う」じゃなくて「鯉を釣る」でしょう?

でも、子供の耳には「恋を捨てる」よりも「鯉を捨てる」の方がずっと現実的なのですよ。 見えない「恋」をどのように手にとって捨てるのか? 「恋」という言葉を知っていても、当時の僕には理解できなかったと思いますよ。 とにかく、どういう訳かこの歌が気に入って。。。特に鯉を拾って捨てる、というところが気に入って、何度も何度も歌ったことを覚えてますよ。

歌の内容も理解しないで「すてちゃえ、すてちゃえ、どうせひろった鯉だもの」と歌っていたのですか?

そうなのですよ。 知らない人が耳にすれば、ずいぶんませた子供だと思ったかも知れませんよ。 うへへへへへ。。。


【卑弥子の独り言】



ですってぇ~♪~。。。
確かにそうでしょうねぇ~。。。
5歳か6歳当時のデンマンさんが何度も何度も歌えば、
それを聞いている大人は
「この子は歌の意味が解っているのだろうか?」
。。。とふと考えてしまうかも知れませんわ。
うふふふふふ。。。

あなたにも、そのような面白い誤解がありますか?
あったら、ぜひコメントに書いてくださいまし。

とにかく、次回も興味深いお話が続きますわ。
だから、あなたも、また読みに戻ってきてくださいね。
じゃあ、また。。。






ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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こんにちは。ジューンです。

『風と共に去りぬ』が菊ちゃんのエピソードの中に

出てきましたが、あなたはこの映画を見ましたか?

原題は Gone with the Wind です。

ヴィクター・フレミング監督作のアメリカ映画で

1939年に公開されました。

70年前の映画です。

『風と共に去りぬ』(予告編)



マーガレット・ミッチェルが書いた小説を映画化したものです。

全編で3時間42分という大長編であるにもかかわらず、

当時空前の大ヒットを記録しました。

題名は南北戦争という「風」と共に、

当時絶頂にあったアメリカ南部の貴族的白人文化社会が

消え「去った」事を意味しています。

南北戦争下のジョージア州アトランタ市を背景に、

アイルランド系移民の父とアメリカ南部の

フランス系名家出身の母を持つ気性の激しい

南部の女、スカーレット・オハラの半生を、

彼女を取り巻く人々と共に壮大に描いた作品です。

1939年にアトランタで初公開されたのですが

当時、南北戦争の南軍兵士の生き残りが

招待されたそうです。

「二度と製作することができない豪華さ」と喧伝され、

アメリカ映画協会が選出した「アメリカ映画ベスト100」では

4位となったように映画史上屈指の名作の1つです。

有名なヒロインの最後のセリフは

「After all, tomorrow is another day.

(結局、明日は別の日なのだから)」でした。

「明日は明日の風が吹く」と訳すことが多かったのですが、

最近ではより原文に近い

「明日という日がある」と訳されています。

最も有名なセリフは、

この直前にレットが去り際に吐く捨てゼリフです。

スカーレットに「これから私はどうしたらいいの?」

と聞かれたレットは、

「Frankly, my dear, I don't give a damn.

(知らないね、勝手にするがいい)」と

振り向きざまに言います。

字幕や吹き替えではそれほど

きついセリフではないものの、

英語の「damn」は実際は強い罵りの言葉で

製作当時は映画において使うべきではない言葉、

いわゆる禁止用語でした。

しかし原作のセリフを一言も変えないという

プロデューサー、デヴィッド・O・セルズニックの

強い意向によって

そのまま盛り込まれたそうです。



ところで、小百合さんの物語を

一つにまとめました。

時間があったら下のリンクをクリックして

覗いてみてくださいね。

■ 『夢とロマンを持って前向きに生きる

小百合さんの物語』


では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。




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