2012年9月15日土曜日

なぜ戦争するの?


  
なぜ戦争するの?






ケイトー。。。なんだか物騒なタイトルを持ち出してきたじゃない? このようなことを話題にするとCIAに睨(にらま)まれるわよ。



まさかァ~?

ケイトーは気づかなかったのォ~?

何を。。。?

United States Department of Defense (ペンタゴン) にマジで睨まれているのよ。

どうして。。。?

だってぇ~、ケイトーはペンタゴンを含め、CIAやブッシュ元大統領の戦略や権力闘争・利権闘争を次の記事で批判してきたからよ。


『ブッシュの戦争(2011年7月7日)』

『キモい戦争(2011年9月19日)』

『チョコレートと軍産複合体(2012年1月28日)』

『CIAの黒い糸(2012年3月6日)』

『CIAの黒い手(2012年3月12日)』




あのねぇ~、僕はしがないネット市民の一人ですよ。 僕がペンタゴンのやり方やCIAを批判したからって狙われるわけがないでしょう!?



だったら次のリストを見たらいいわよ。


(hg20502.gif)

(■『世界を駆け巡る日本人【2012年5月4日】』より)



今年(2012年)の3月29日から5月2日までの35日間の国別アクセス数の記録があるのよ。 33番を見てよ。 .mil からアクセスがあったのよ。


.mil

.milは、ジェネリックトップレベルドメイン(gTLD)の一つで、アメリカ国防総省(ペンタゴン)とその下部組織が使用するドメインである。
1985年1月、最初に作られたトップレベルドメインの一つである。
milは、militaryの略である。

アメリカ合衆国は、その軍がトップレベルドメインを持つ唯一の国である。
その他の国では、軍用ドメインとしてセカンドレベルドメインを使用しているところもある。
例えば、イギリス国防省は.mod.ukを使用している。

ただ、アメリカ軍独自のトップレベルドメインを持っているのにもかかわらず、いくらかの新兵募集サイトは.comドメインを使用している(例:goarmy.com)。
これについてインターネット純粋主義者は、新兵募集サイトは商売を目的としたサイトではないので、.comドメインの使用は不適当だと考えている。
また、軍関係の教育機関では.eduを使用している。
例えば、アメリカ陸軍士官学校、アメリカ海軍兵学校、アメリカ空軍士官学校のサイトは、.eduドメインでも.milドメインでもたどり着ける。
また3つの士官学校の公式運動プログラムのサイトは、.comドメインを使用している。

アメリカ国防総省は、今では.milドメインの下でバニティドメインも使用している。
(例:americasupportsyou.mil)




出典: 「.mil」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




記録を見ればわかるでしょう? 。。。 ケイトーがペンタゴンや「軍産複合体」を批判しているので狙われて調べられているのよ。



それはシルヴィーの考えすぎですよ。

いいえ。。。違うわ。 でも、例えそうだとしても、またこの記事でペンタゴンの世界戦略を批判したらテロリストの一味だと思われて、ますますペンタゴンに睨まれるのよ。

シルヴィーは僕を脅(おど)かすのォ~? いつからペンタゴンのエイジェントになったのォ~?

馬鹿な事を言わないでよ! どうして私がペンタゴンのエイジェンとにならないといけないのよ?

だってぇ、ペンタゴンとアメリカ政府をかばっているような口ぶりじゃないかァ。

とにかく、私はケイトーがペンタゴンやCIAのエージェントに暗殺されるのではないかと心配しているのよ。

まさかァ~。。。あのねぇ~。。。僕はしがない無力なネット市民の一人に過ぎないのですよ。

でも、ペンタゴンやCIAはそうは思わないわよ。 上の記事が「デンマン・シンジケート」を通して世界のネット市民の皆様に読まれていることをちゃんと掴(つか)んでいるのよ。


(denmansyn.gif)


(hg20831q.gif)

海外からのアクセス
 
 

(wp20913map.gif)


(wp20913.gif)



だからペンタゴンは「デンマン・シンジケート」の影響力が心配になってケイトーを調べ始めたのよ。



あのねぇ~、それはシルヴィーの考えすぎ! もし、そうだとしたら.mil のアクセス数は 1度だけじゃないはずでしょう!?

それはケイトーを欺(あざむ)くために、たった1度だけにしているのよ。 そうすればケイトーが油断すると思って。。。 それで、その隙にケイトーを調べつくして、もしアメリカ政府の脅威だと断定したらケイトーを暗殺すか? あるいは拉致してキューバのガンタナモベイにある刑務所に監禁して、拷問しながら取り調べるのよ。。。んで、多分、ケイトは厳しい拷問に耐えられなくなってあの世に逝ってしまうのよ。 (苦笑)

シルヴィー!。。。脅すのもいい加減にして欲しいよ! 僕は何度も言うように nobody なのですよ。 しがないネット市民の一人なのですよ。 テロリストとは全く関係がない! 僕一人をこの地球上から抹殺したとて、時間と手間の無駄ですよ。

でも、そうやって殺されていった人たちがガンタナモベイにある刑務所にはウジャウジャ居たのよ。

あれっ。。。シルヴィーは、なかなか詳しいんだねぇ~。

そんな事よりも、「なぜ戦争するの?」というタイトルを掲げて何が言いたいのよ?

あのねぇ~、僕はバンクーバー図書館からDVDを借りて先日次のドキュメンタリーを観たのですよ。


(lib20913.gif)

『実際のカタログページ』



あらっ。。。9月13日にケイトーはコメントを書いてるじゃない。



うん。。。この記事を書くつもりでいたので書いたのですよ。

どうして日本語で書かないのよ?

英語のドキュメンタリーなのですよ。 それに英語で書いた方が世界のたくさんの人に読まれるでしょう!?

。。。で、どのような内容なの?

あのねぇ~、ネットで調べてみたらYouTube で同じドキュメンタリーが公開されていましたよ。 シルヴィーのためにここに貼り出すから観たらいいよ。

"Why We Fight"

2005年制作のドキュメンタリー

(1時間39分)



(eisen02.jpg)





1時間39分もかかるドキュメンタリーを今、全部観るわけにもいかないわ。 いったい、どのような内容なのよ?



要するに戦争するのは一部の政治家と、これら政治家と結びついている少数の富裕権力層、つまり、大企業、特に軍事産業のお偉方のためだというのですよ。

その根拠でもあるの?

だから上のドキュメントを観るとその根拠がよ~く解るのですよ。

でも、英語でしょう? 多くの日本人にとっては英語だから観てもさっぱり解らないのじゃないの?

英語の苦手な人には次の小文を読んでもらいたいのですよ。


イラク戦争の目的




イラクは世界第2の石油埋蔵量を誇るからです。
遅かれ早かれ、米国が、この膨大な宝を、他の国々の特権的アクセスを否定して米国の統制化に引き戻そうとする可能性はありました。
けれども、それはこの間、ペンディングになっていたのです。
2001年9月11日のニューヨークとワシントンに対する攻撃により、「対テロ戦争」の口実の元で、その目的を追求する新たなチャンスがやってきました。
この口実は薄っぺらなものですが、プロパガンダ目的としては十分だったでしょう。

計画されているこの戦争はまた、眼前の国内的な必要にも奉仕するものです。
ブッシュ政権は、通常の基準すら逸脱する忠誠心で、少数の富裕権力層に仕え、普通の人々と将来の世代に対する攻撃を続けています。

こうした状況下では、保険や社会保障、赤字、環境破壊、文字通り生存を脅かす新たな兵器システムの開発、その他、好ましくない話題の長いリストから、人々の注意をそらすことが望ましいのです。
伝統的かつ妥当な方法は、「オオカミが来る」といって人びとを脅迫することです。

偉大な米国の風刺家H・L・メンケルは、かつて、次のように述べています。
「現実政治の全目的は、無数の実在しないお化けを使って、人びとを恐怖状態に置き、それを通じて安全をうるさく要求するよう人びとに仕向けることである

 (略)

今にも世界を、そしておそらくは宇宙を滅ぼしかねない、究極の悪の力というイメージを、サダム・フセインに付与するために、大きな技術はいりません。
そして、私たちの勇ましい部隊が奇跡のように恐ろしい敵をやっつけている間、人びとは恐怖に身を縮ませています。
そのような状況では、おそらく、人びとは、自分たちに対して何がなされているかについてあまり注意を払わないでしょうし、そして「我々の指導者」への賞賛を口にする著名知識人のコーラスに、多くの人が参加することさえ出てきます。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
イラストはデンマン・ライブラリーより)




138-140ページ
『チョムスキー21世紀の帝国アメリカを語る』
著者:ノーム・チョムスキー
訳者: 寺島隆吉
2004年4月30日 初版第1刷発行
発行所: 株式会社 明石書店




なるほど、あのイラク戦争はブッシュ大統領にとっては、保険や社会保障、赤字、環境破壊、文字通り生存を脅かす新たな兵器システムの開発、その他、好ましくない話題の長いリストから、人々の注意をそらすために、好都合だったのね。



その通りですよ。 しかもペンタゴンと結びついている軍需産業のお偉方は新たな兵器の需要に開発費やらで政府の助成金が貰えて、兵器はどんどん売れるし懐(ふところ)が潤(うるお)うわけですよ。

そのためにイラク戦争をしたというの?

だってそうでしょう! 大量破壊兵器はイラクになかったし、世界に脅威を与える化学兵器も見つからなかった。 つまり、ペンタゴンのトップ・ラムズフェルド長官やブッシュ大統領、チェイニー副大統領が盛んに人びとを恐怖状態に置き、それを通じて安全をうるさく要求するよう人びとに仕向けた。 だから、アメリカの国防費はダントツなのですよ。





イラク戦争も、そうやってアメリカ国民に恐怖を植え付けて戦争に駆り立てたわけですよ。



要するに、メディアをうまく利用したわけね。

その通りですよ。


「ペンタゴンのメディア統制」


(penta02.jpg)

ベトナム戦争の場合、解放戦線の側は決して一般民衆を攻撃の対象にしませんでした。
民衆の側も石油をかぶって火を放ち自殺する僧侶などの抵抗運動はありましたが、一般民衆を巻き添えにする自爆攻撃という方法はとりませんでした。
むしろ一般民衆を「戦略村」に閉じ込めたり、ソンミ事件のように村ごと焼き払ったりしたのは米軍のほうでした
このような抵抗の仕方がメディアを通じて米国民に流れ、そのことが米国内の反戦運動を高める力になたといわれています。

だからこそ、ベトナム戦争以後、米国は徹底的なメディア戦略を展開し、米軍が許可しない映像は決して流れないことになりました。
これはイラク戦争の場合も同じでした。
パレスチナでも同じです。
イスラエル軍が町を丸ごと破壊してもその凄惨な映像はほとんど報道されることはありませんが、抵抗する側が自爆テロで反撃すれば必ず犠牲者の血だらけの姿が茶の間に届き、それが次の国家テロの口実にされます。
これが現在の「非対称戦争」の現実です。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
イラストはデンマン・ライブラリーより)




211ページ
『チョムスキー21世紀の帝国アメリカを語る』
著者:ノーム・チョムスキー
訳者: 寺島隆吉
2004年4月30日 初版第1刷発行
発行所: 株式会社 明石書店




これってぇ、アメリカ国民を。。。アメリカ国民ばかりじゃなく世界のネット市民も騙しているわけじゃない!



その通りですよ!

じゃあ、ケイトーは世界のネット市民はどうすればいいと思うのォ~?

だから、アメリカ政府の報道に騙されないように、世界のネット市民がお互いにネットの上で連携するのですよ。 例えば、ツイッターとかフェイスブックを使って、あるいはブログに記事を書いて。。。Grassroots Net Politics(草の根運動)を広げてゆくのですよ。

でも、ネットをしない人はどうするのォ~?

だからネットをしている人たちがコミュニティー・グループや図書館、地区組織や、協同組合、それに公民館とか、ボランティア市民組織などを通して一般市民に正確な情報を伝えてゆくのですよ。 そうすれば、アメリカの政府のプロパガンダに騙されないようになる。

その程度のことで戦争を無くす事ができるかしら?

あのねぇ~。。。まず、ネット市民の意識改革ですよ。 戦争は誰だって嫌だと思っている。 一人一人と話してみれば誰だって戦争は悲惨で残酷で無益なものだと知っている。 それなのに、どうして戦争が起こるのか?

どうして。。。?

一部の政治家と軍需産業のお偉方に引きづられてしまうからですよ。 だから、ネット市民が団結して世界に、あたりまえの常識を広めて意識改革をするのが先決ですよ。

でも、そんな簡単に戦争がなくなるかしら?

あのねぇ~、7つの海も一滴の雨粒からできあがったのですよ。

じゃあ、戦争が無くなるのもずいぶん長くかかるわねぇ~。。。

そうです。。。でも、やがて無くなるはずです。

どうして。。。?

僕は人間が馬鹿じゃないと信じたいからですよ。 世界終末大戦争を起こして自分で自分の首を絞めるような馬鹿な人間にはなりたくない。


【ジューンの独り言】



ですってぇ~。。。
そうですよね。
戦争して得をするのは一部の政治家と軍需産業のお偉いさんだけですわ。
戦争に借り出された人間と戦争で殺される一般市民こそ迷惑ですわ。
良い戦争や正義の戦争というのはありません。
戦争はすべて悪いものなのです。

だから、あなたも私も好戦的なプロパガンダに騙されずに、どんな戦争に対しても反対してゆきましょうね。
アメリカの国防費の10パーセントでも地球環境保全のためや、世界で餓死しようとしている人たちや、エイズで苦しんでいる子供たちのために使ったら、世界はもっと幸せになるのですわ。
あなたも、そう思いませんか?

ところで、シルヴィーさんの事をもっと知りたかったら次の記事を読んでくださいね。




『シルヴィー物語(2011年4月27日)』

『波乱の半生(2011年4月29日)』

『シルヴィーとネット革命(2011年5月6日)』

『シルヴィーとデヴィ夫人(2011年5月30日)』

『シルヴィーとケネディ夫人(2011年6月15日)』

『バンクーバー暴動と平和(2011年6月25日)』

『ビルマからの手紙(2011年7月3日)』

『ブッシュの戦争(2011年7月7日)』

『国際的愚か者(2011年7月11日)』

『あばたもえくぼ(2011年7月14日)』

『あなたも国際市民(2011年7月18日)』

『リビエラ夫人のハンバーグ(2011年7月22日)』

『芸術とブルックリン(2011年7月26日)』

『思い出のパリ(2011年7月30日)』

『海外志向とおばさんパンツ(2011年8月5日)』



『地球の平和(2011年8月9日)』

『愚かな写真狩り(2011年8月13日)』

『死の写真狩り(2011年8月17日)』

『キモい写真狩り(2011年8月21日)』

『生パンツと床上手(2011年8月25日)』

『ヌードと写真狩り(2011年8月29日)』

『あなたの平和と幸福(2011年9月2日)』

『あなたの平和な日々(2011年9月7日)』

『奈良の鹿と憲法9条(2011年9月11日)』

『文は人なり(2011年9月15日)』

『キモい戦争(2011年9月19日)』

『バカの歴史(2011年9月23日)』

『ムカつく検査(2011年11月1日)』

『アッシジからの平和(2011年11月5日)』

『中国からの怪電話(2011年11月9日)』

『気になる英単語(2011年11月18日)』

『戦争を知らないの?(2011年11月23日)』

『熟女ヌードとデンマン(2011年11月29日)』

『山形とバンクーバー(2011年12月8日)』

『ねえ、ねえ、ねえ見て(2011年12月10日)』

『URL スパマー(2011年12月20日)』

『坂の上の平和(2012年1月4日)』

『平和と武士道(2012年1月10日)』

『スカートをはいた兵隊(2012年1月15日)』

『レモン戦争(2012年1月16日)』

『常連さん、こんにちは(2012年1月23日)』

『チョコレートと軍産複合体(2012年1月28日)』

『壁に耳あり障子に目あり(2012年2月3日)』

『チョコレートと世界銀行(2012年2月10日)』

『チョコレートと甘い権力(2012年2月22日)』

『CIAの黒い糸(2012年3月6日)』

『CIAの黒い手(2012年3月12日)』

『平和が一番(2012年3月29日)』

『オツムの中の英語(2012年4月17日)』

『誰?あなたなの?(2012年5月5日)』

『ジャンボのエンジンが全部停止!』
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『日本の良心は停止したの?』
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『僕のお父さんは東電社員』
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『小学生でも知っている国のウソ』
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『ん?オバマ大統領暗殺?』
(2012年9月3日)


とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。バーィ。






ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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