2012年6月17日日曜日

日本の崩壊

日本の崩壊









デンマンさん。。。、なんだか物騒なタイトルですわね?



かつて「日本沈没」という映画がありました。

ずいぶん前のことですわ。 でも、誰も日本が沈没するとは真面目に考えていなかったと思いますわ。

じゃあ、日本が崩壊することは小百合さんには想像もつかないのですか?

日本が沈没することも崩壊することもないと思いますわ。

日本沈没(1973)予告編





例えば、東日本大震災よりも大きな地震が起きて福島原発事故が4つぐらいの規模で起きることを考えてくださいよ。



デンマンさんは、そのような可能性があると思うのですか?

いや。。。実際にそのような大地震が近じか起こることを警告している人が居るのですよ。

誰ですか?

あのねぇ~、たまたま僕はバンクーバー図書館で『原子炉時限爆弾』という本を借りたのですよ。


(lib20614.gif)



青枠で囲んだ本ですか?



そうです。。。この本の中で著者は次のように書いている。


闇に葬られた秘密報告書

この当時(1960年4月)、わが国最初の商業用原子炉として計画が進められていた茨城県の東海発電所で最悪の大事故が起こった場合に、どれほどの被害が発生し、日本政府がその被害を補償できるか、保険会社がそれを引き受けられるかどうかを、真剣に検討したものである。

秘密報告書であるから、沖縄返還における外務省の「核密約」文書と同じように、私たち国民はまったくその内容を知らされずに今日まできたが、私の知る限り一度、この秘密報告書の存在を毎日新聞が報道した。
この1974年の報道では、これを書いた日本原子力産業会議にその存在を確認しても、外務省と同じように「報告書はない」とシラをきったという。

 (中略)


(japan13b.jpg)

「物的損害は、最高では農業制限地域が長さ1000Km以上に及び、損害額は1兆円以上に達しうる」と小さく書かれており、東海村からの半径が同心円で示されていた。
つまり図にやや濃く描いた園内の矢印範囲は、農業できない地域になる。
日本全土で農業ができないのだから、日本人が日本列島に住めないと考えてよいだろう。

 (中略)

三段論法に従ってここまでの説明をまとめると

①原発の大事故は起こりうる。

②大事故が起これば日本はほぼ壊滅する。

③その可能性が最も高く、こわい原因として大地震が考えられる、という結論になる。

原発震災の被害を誰も償えないので、外国の保険会社は日本との契約を放棄した。
それなのに、当の被害者になる日本人がそれを知らずに生きているのは、大変不思議なことであると、読者はお考えにならないか。

 (中略)

いよいよ迫る東海大地震と、

予期される浜岡原発震災






日本列島のちょうど真ん中、静岡県の駿河湾に面した御前崎というところに、トヨタ自動車などの名古屋経済圏のために建設された、中部電力の原子力発電所がある。
この浜岡原発には現在、三基の原子炉が稼動している。
浜岡原発は、今を去る34年前の1976年3月17日に、1号機が営業運転を開始した。

その運転開始からわずか5ヶ月後の8月23日に、当時東京大学理学部助手だった石橋克彦氏が地震予知連絡会で「駿河湾でマグニチュード8クラスの巨大地震が起こる」と、東海地震説にもとづく重大な警告を発した。
マグニチュード8.0とは、10万人を超える死者を出した関東大震災の、さらに1.4倍の破壊力を持った大地震ということになる。

 (中略)

こうして、石橋氏の警告は、後年に確立されるプレート運動の理論によってその正しさが、次々と実証されてきた。
ところが、その警告が発せられて以来34年間にわたって、浜岡原発はこのとてつもない巨大地震の危険性と同居しながら、綱渡りの原子炉運転を続けてきた。
石橋氏は東京大学理学部で地球物理学課を学んだ屈指の地震学者であり、神戸大学の教授として、浜岡原発の危険性を裁判で訴え続けてきた。

(中略)

2004年には、浜岡原発を止めるために起こされた「原発震災を防ぐ全国署名」の賛同人に、京セラ創業者の稲盛和夫氏が名を連ねた。
「東海地震が今後30年間に起こる確率は87%」というのが、政府の地震調査研究推進本部の判断である。
これは、30年後に起こるということではない。
30年後かそれとも明日か、確率は発生時期を教えてくれない。
しかし87%なのだから、必ず起こる、ということは断言できる。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています
写真と地図はデンマン・ライブラリーより)




12-21ページ、28-29ページ
『原子炉時限爆弾』 著者: 広瀬 隆
2011年4月28日 第6刷発行
発行所: ダイヤモンド社




これを読んで小百合さんはどう思いますか?



大変なことですわね。 でも、今日、明日ということではないのでしょう?

だから、書いてあるじゃありませんか! 「30年後かそれとも明日か、確率は発生時期を教えてくれない。 しかし87%なのだから、必ず起こる、ということは断言できる」と。。。つまり、東海大地震が明日起こる可能性が全く無いわけではないのですよ。

ええ。。。分かりますわ。。。でも、それほど大変な事を新聞やテレビはどうして報道しないのでしょうか?

あのねぇ~、新聞やテレビの大口スポンサーは電力会社なのですよ。 電力会社からプレッシャーがかかるので新聞・ラジオやテレビが思うように発表できない。

まさかァ~。。。?

あのねぇ~、電力会社が「今後そのような事を発表したら一切の広告を載せるのを止める」と言ったら、それこそ新聞会社、テレビ会社の死活問題ですよ。

でも、政府が日本国民のために、そのような原発震災が無いように手を打ってくれると思いますわ。

あのねぇ~、小百合さんは現在の日本政府や政治家がそれほどまでに日本国民のために考えているとマジで信用しているのですか?

だってぇ~、政治家は私たち国民のために良かれと思うことをやってくれるはずですわ。 そう思って私たちは選挙の時に候補者の中からふさわしい人を選ぶのですから。。。

そのようにして小百合さんも選挙に票を投じているのですか?

子供の事や家事に追われていなければ、私も3回に1回ぐらいは投票所に行きますわ。

3回に1回ですか・・・?

いけませんか。。。?

毎回選挙に行ってくださいよ。

でも、最近の若い人たちは選挙などに全く関心がなさそうですわ。

熟女の小百合さんが3回に1回なのだから、コスプレやマンガに夢中になっているミーちゃんハーちゃんが選挙に無関心なのも理解できますよ。

どうしてでしょうか?

政治家がろくな事をやってないので、国民も半ば呆れて諦めているのですよ。 それで国民の多くが選挙に無関心になっているのですよ。 だからねぇ、裏返して考えてみれば、国民のことを親身に考えている政治家が国会に居るだろうと期待する小百合さんの考え方のほうが甘いのですよ。

でも、政治家の皆さんは国民のために良かれと思うことをやってくれていると思いますわ。

それが甘いのですよ。

デンマンさんは、日本の政治家がろくでなしだと言うような事を、どうして見てきたように言うのですか?

あのねぇ~、今朝、起きてラジオをつけたらニュース担当のアナウンサーが次のように伝えていたのですよ。




原子炉の稼動を許可する法案が日本の国会で可決されました。
去年の3月11日の福島原発事故以来、日本のすべての原子炉は停止しておりましたが、この法案が可決されたことにより西日本の大飯原発の原子炉がまもなく稼動の予定です。




バンクーバー AM Radio 1130 ニュース
2012年6月16日(土曜日) 午前9時20分
(日本時間: 6月17日午前1時20分)




日本語でニュースを伝えていたのですか?



ローカルのCNNニュースだから、もちろん英語ですよ。

あらっ。。。日本の事がバンクーバーでニュースになるなんて珍しいですわね?

原子炉のことはそれだけ関心があるのですよ。 世界で唯一の被爆国であり、しかも地震が毎日のように起こっている日本で、原子炉を稼動しているということは、海外の人にしてみれば、「ブレーキの利(き)かないスポーツカーを運転してもよい」という法案が可決されたぐらいに非常識な事実として映るのだと僕は思いますね。 だから、ニュースとして報道したのですよ。

そうでしょうか? 日本で原発を稼動させることは、ブレーキの利かないスポーツカーを運転するほど危険でしょうか?

だから、広瀬隆さんが「そのような愚かな事は止めろ!」と本まで書いて警告しているのですよ。

でも、日本政府がブレーキの利かないスポーツカーを運転することを許すはずがありませんわ。

でも、実際に国会でブレーキの利かないスポーツカーを運転することを許可したのですよ。

違いますわ。 原子炉の稼動を許可する法案が日本の国会で可決されたのですわ。 

だから、それを解り易く言えば、ブレーキの利かないスポーツカーを運転することを許可したようなものですよ。

違うと思いますわ。 日本の政治家がそのような愚かな事を許可することは無いと思いますわ。

でも、上のニュースは事実だと思いますよ。 僕はまだ確認してないけれど。。。

私は日本政府と政治家を信用したいですわ。 ブレーキの利かないスポーツカーを運転するような事はしないと思いますわ。

あのねぇ~、政治に無関心な若者が屯(たむろ)している日本で、日本政府と政治家を信用したいと思うこと自体が砂上の楼閣ですよ。

どういうことですか?

あのねぇ~、僕はたまたまあバンクーバー図書館で『日本中枢の崩壊』という本を借りていたのですよ。


(lib20614.gif)



赤枠で囲んだ本ですか?



そうです。 その本の中で著者は次のように書いている。


役人たちが暴走する仕組み



現在の霞ヶ関の最大の問題は、繰り返すが、官僚が本当に国民のために働く仕組みになっていない点である。
官僚志望者の大半は、国民のために持てる能力を発揮したいと望み、官僚を目指す。
ところが、この純粋無垢な気持ちは、いつの間にか汚濁(おだく)にまみれてゆく。
そういう構造的な欠陥を現在の官僚機構が宿している。

 (中略)

省利省益の確保と縄張り争いに血道(ちみち)を上げ、(省内職員のためで、国民のために働かない。) 職員の生活が豊かになっても、国民の誰も賞賛はしないどころか、それは悪でしかない。

 (中略)

霞ヶ関では「先輩に迷惑がかかる」ようなまねは一切許されないのだ。
年功序列による負の連鎖は連綿と続いており、若手が改革案を実施したいと考えても、現役の上層部だけでなく、OBからも圧力がかかり潰される。

核燃料サイクルに反対した若手官僚3人が左遷され、うち一人は経産省から退職を余儀なくされたこともあった。
電力業界の逆鱗(げきれん)に触れ、OBからもクレームがついたのだろう。


公務員制度改革に賭けた原英史氏、埋蔵金をはじめとする数々の霞ヶ関のカラクリを暴(あば)いた高橋洋一氏、小泉改革を支えた岸博幸氏ら、改革意欲に燃える能力の高い役人は結局、自らの組織を見切るしかなくなるのだ。

...国民に対して、結果を出さなければ責任を取るべきなのに、悪事を働かない限り降格もない。
年金がなくなっても、歴代の社会保険庁の長官は、いまだに天下りや渡りで生活が保障されている。

実績は関係ないのだから、国民のために働こうという意欲はどんどん失(う)せていく。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
イラストはデンマン・ライブラリーより)




146-150ページ 『日本中枢の崩壊』
著者:古賀茂明 (経済産業省官房付
2011年6月30日 第5刷発行
発行所: 株式会社 講談社




これでは国民の生活はいつになっても良くならないではありませんか!



その通りですよ。

どうすればよいのでしょうか?

日本が落ちるところまで落ちないと幕末に明治維新を起こそうと立ち上がった「改革の志士」のような人物が現れないかも知れませんよ。

デンマンさんが日本へ帰ってきて、その「改革の志士」たちを先導してくれませんか?

あのねぇ~、「言うは易し行うは難し」なのですよ。 僕はそのつもりでいますよ。 だから、こうして記事を書いているのですよ。 でもねぇ、日本国民の一人一人が自覚して、せめて、悪い政治家を国会から追い出して、「改革の志士」となるよな人材を国会に送り込むことですよ。 そのためには、小百合さんも選挙に3回のうち1回ではなく、毎回出向いて投票してくださいよ。


【卑弥子の独り言】



ですってぇ~。。。
そうですわよね。
やっぱり、駄目な政治家を国会から追い出すことが大切だと思いますわ。

ええっ。。。言うほどうまく行くもんじゃないってぇ。。。?

ところで、あなたは選挙に行ったことがありますか?

ええっ。。。誰を選んだって日本が良くなるわけじゃない?!
だから、選挙に行かないのだよ!

あなたがそのような考えだから、いつになっても日本が住み良くならないのですわ。
幕末に明治維新を起こそうと立ち上がった「改革の志士」の事を考えてくださいまし。
皆さん若かったのでござ~♪~ますわ。
20代から30代。


(ryouma2.jpg)

あなたも「改革の志士」になったつもりで、日本をこれ以上駄目な国にしないために立ち上がってくださいな。

ええっ。。。どうするのかってぇ。。。?

まず、あなただけは、私服をこやしたり、権力欲に駆られて組織を私物化するような事がないようにしてくださいまし。
それから、そのような人を見かけたら、断固として立ち向かってくださいまし。

ええっ。。。そんな事をしたら今の職場を追い出されるって。。。?

あなたは、チキンなのねぇ~。。。だから、日本が良くならないのですわよ。

幕末に明治維新を起こそうと立ち上がった「改革の志士」の事を考えてくださいまし。

とにかく、次回も興味深い記事が続きますわ。
だから、あなたも、また読みに戻ってきてくださいね。
じゃあ、また。。。








ィ~ハァ~♪~!

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