デンマンさん。。。今日はやらしいお話をするのでござ~♪~ますか?
どうして僕が卑弥子さんとやらしい話をしなければならないのですか?
だってぇ、上のタイトルに色欲と書いてあるじゃござァ~ませんか!
色欲はやらしいのですか?
そうですわ。。。一般的に色欲はやらしいと思われているのですわ。
あのねぇ~、それは卑弥子さんの個人的な意見ですよ。
10人に8人までは色欲はやらしいと思っていると、あたくしは信じておりますわ。
それも卑弥子さんの個人的な思い込みですよ。
あたくしの思い込みだという証拠でもあるのですか?
ありますよ。 次の統計を見てください。
(wp20623.gif)
これは Denman Blog の人気記事のリストなのですよ。 最も読まれているのが次の記事です。
■『床上手な女の7つの見分け方』
あらっ。。。上のやらしい記事がこれまでに延べ 29,002人に読まれたのですわね。
そうですよ。 ダントツですよ。 この記事だけではなく、他の人気記事のタイトルを見ても、卑弥子さんの目には、おそらくほとんどすべての記事がやらしい記事だと映るはずですよ。 違いますか?
確かに、やらしい記事がたくさんありますわ。 驚かされますわよ。
人気がある記事は。。。つまり、普通の人によく読まれる記事は普通の記事だということですよ。 本当にやらしい記事ならば読まないはずですよ。 そう思いませんか?
でも、『床上手な女の7つの見分け方』というタイトルはやらしいですわ。
だから、それは卑弥子さんの個人的な意見です。 『床上手な女の7つの見分け方』を読んだほとんどの人は、やらしいと思って読んだのではなく、興味深い記事だと思って読んだのですよ。
そうかしら?
信じてくださいよ。 じゃないと、『床上手な女の7つの見分け方』を読んだ 29,002人は“やらしい人間”ということになってしまうのですよ。
解りましたわ。。。んで、「色欲は歴史を変える」ってぇ、どういうことなのでござ~♪~ますか?
ちょっと次の小文を読んでみてください。
牛若の目がさめます
義経の幼名は牛若丸であり、母は常盤(ときわ)という。
常盤は平清盛に敗れた源義朝の妾である。
義朝との間に、三人の男児を生んだ。
七歳の今若、5歳の乙若(おとわか)、そして一歳の牛若を連れ、逃げ隠れていたが、老母が清盛に捕えられ、むごい目にあっているのを聞いて、子どもと共に自首して出た。
義朝憎しで、一族全滅を遂行していた清盛は、常盤をひと目見たとたん、カッ、と頭から熱を発した。
何しろ、「常盤と申すは日本一の美人なり」(『義経記(ぎけいき)』)
年恰好からいって、色気もふんぷんだったろう。
のぼせ上がってしまったのである。
(bond911.jpg)
清盛は、子の助命を願う常盤に、条件を出した。
自分に従うなら、助けてやってもよい。
舌なめずりしながら迫ったことであろう。
常盤は三児の将来に希望を託し、応諾した。
そこで、川柳子の登場である。
「牛若の 目がさめますと 常盤言ひ」
「義朝と おれとはどうだ などとぬれ」
この川柳をもっと露骨な文章に仕立てたのが、春本である。
(読み易いように改行を加えました。
イラストはデンマン・ライブラリーより)
28-29 ページ 『春本を愉しむ』
著者: 出久根 達郎
2009年9月20日 第1刷発行
発行所: 株式会社新潮社
あらっ。。。この時に歴史が変わったのでざ~♪~ますか?
そうですよ。 もし常盤がブスで清盛の色欲を刺激しなかったら、3人の幼い子供たちと一緒に常盤は殺されていたのですよ。
そうでしょうか?
だって、そうでしょう! 平清盛は源義朝憎しで、一族を全滅させるつもりだったのですよ。 ところが、日本一美しいと噂されていた常盤をひと目見たとたん、カッ、とのぼせて、この女性をぜひ自分の女にしたいと思ったのですよ。
平清盛でなく、谷岡ヤスジ先生が常盤を見たら、もう鼻血をブー、ブー出すところですよ。
平清盛は鼻血をブー、ブー出さなかったのかしら? うふふふふふ。。。
いや。。。もしかすると出していたかもしれませんよ。 うへへへへへ。。。
つまり、もし平清盛が常盤と3人の子供たちを殺していたら、鎌倉幕府を立ち上げることになる源頼朝も、源義経が活躍する『平家物語』も歴史に登場しなかったということですか?
その通りですよ。
。。。んで、その後に平清盛と常盤のやらしいお話が続くのでござ~♪~ますか?
ん。。。? 平清盛と常盤のやらしいお話?
だってぇ、デンマンさんは上のエピソードを『春本を愉しむ』から引用しているではありませんか!
つまり、卑弥子さんは『春本』に書かれている平清盛と常盤の「濡れ場」の話を聞きたいのですか?
いえ。。。あたくしは、どうでもよいのですわ。 うふふふふふ。。。でも。。。、でも。。。、あのォ~。。。、この記事をお読みになっているネット市民の皆様は、ぜひそのお話を聞きたいと思っていると思うのですわ。 うふふふふふ。。。
あのねぇ~、平清盛と常盤の「濡れ場」は『春本を愉しむ』の中には書いてないのですよ。
あらっ。。。じゃあ、「春本を愉しむ」というのは嘘なのですか?
いや。。。嘘じゃないですよ。 ただし、牛若丸が大きくなって源義経となった後、壇ノ浦で平家をやっつけた時に、身を投げた建礼門院徳子が助けられ、その後で二人が親密になる。 それで、やがて二人は愛し合うという濡れ場が書いてあるのですよ。
あらっ。。。建礼門院徳子と言えば安徳天皇をお産みになった女性ですわね。 確か、平清盛の娘ですわ。 なんだか不思議なめぐり合わせですわね。 平清盛が牛若丸の母と濡れ場を演じる。 そして、今度は牛若丸が成長して源義経となって徳子と、つまり、清盛の娘とねんごろになる。 歴史は繰り返すと申しますが、なんとなく、そのような繰り返しですわね。
そうなのですよ。 徳子は18歳の時に当時12歳の天皇と結婚した。 それから6年後の24歳でお世継ぎを出産した。 この子が安徳天皇になるわけです。
それで、あのォ~。。。濡れ場と言うのは。。。どのような。。。? どのような。。。?
ちょっと。。。ちょっと。。。卑弥子さん。。。身を乗り出して、それほど僕に近づかないでくださいよ。 卑弥子さんの熱い鼻息が。。。ちょっと匂う鼻息が僕の顔にかかるのですよ。 もう少し離れてくださいよ。
あらっ。。。あたくしとしたことが。。。つい。。。つい。。。うふふふふふ。。。
あのねぇ~、これから話すけれど、鼻血だけは出さないでくださいよね。
出しませんわ。
(義経と徳子は)裸になり、布団に入る。
並んで横になる。
「明かりを消してちょうだい」と(徳子は)頼む。
「見ている者はいない。 美人とたわむれるのも、その顔が見えなくちゃ、何のしあわせぞ」(義経は)手を伸ばして、徳子を探る。
その手を払い、(徳子は)急に背中を見せる。
「邪慳(じゃけん)になさると、それ神罰を受けますよ」手を引いて、おのが「宝亀」をつかませる。
徳子は驚いて、掌を開く。
「神罰を欲するのですか?」
徳子はか細い手を添え、わずかに動かす。
柔らかいこと、まるで萌えいずる芽のようである。
義経は喜んだ。
徳子は手を収めた。
義経はやおら徳子の腰を引く。
徳子は逃げようとする。 体が海老のように曲がり、お尻のみ義経のへその下に接している。
左手で「玉唇」を開いた。「紫龍」たちまち玉口を攻める。
徳子は声をのむ。
玉内は狭く、わずかに先っぽしか入らぬ。
ああ、痛い、と訴える。
「変だな。 あなたは生娘じゃないのに」つぶやきながら、身を起こす。
徳子は仰向けになる。
義経は静かに乗る。
「また指でいじめる気?」
「いやいや。 濡らすだけだよ」
ようやく二枚の扉が開く。
「紫龍」今度はつつがなく受け入れられる。
出没してついに全身を潜む。
徳子、思わず、「ああ」
「痛むのですか?」
「いいえ。 快(よ)いのです」
「もっと快くしてあげましょう。 股をもっと私に引っつけなさい。 そして踵(かかと)を私の尻の上に。 そうそう。 そして私に合わせて腰を上下に。 いいですか?」
右手で徳子の尻を抱いて、ささやく。 「そら、上げて」
「ああ」
「それ、下げて」
「ああ」
「どう? 指とこれとどっちが快い?」
「比べものにならないわ」
「ご主人とはどうですか?」
「言わせる気?」
次第に二人の鼻息が急になる。
徳子が結婚したのは18歳、夫はわずかに12歳だったし、その夫婦生活もたった9年だから、真の快美を知らぬのも無理はなかった。
まして閨技など、義経に教えられるまで、こんな世界があるなんて思いもよらない。
(読み易いように改行を加えました。
イラストはデンマン・ライブラリーより)
42-44 ページ 『春本を愉しむ』
著者: 出久根 達郎
2009年9月20日 第1刷発行
発行所: 株式会社新潮社
卑弥子さん。。。卑弥子さんも鼻息が荒くなってきましたよ。
あああァ~。。。
どうしたのですか?
なんだか切ないのですわ。 あたくしも早く素晴らしい殿方を射止めて義経さんと徳子さんのような甘美な官能の世界でしっぽりと濡れてみたいのでござ~♪~ますわ。
【ジューンの独り言】
ですってぇ~。。。
デンマンさんが上で引用した
やらしいお話は中学生や高校生でも
読んで理解できる言葉で書いてあります。
でも、昔の春本は実は難しい字で
書いてあるのですわ。
デンマンさんがこれを読んで理解できる?
そう言って渡されたページを開いてみると
次のように書いてありましたわ。
徳子脚を捻り股を鎖して奥を許さず。
廷尉(義経)曰く、何故。
徳子曰く、只恥ずかしいのみ。
廷尉曰く、すでにここに至れり、何すれぞ更に恥じて、いづれの時をか期せん、尚然らざれば、此の如くせんと。
よって柔草を抜く。
徳子曰く、ああ痛い。いけない人。股を少しく解く。
廷尉すなわち求めて温郷を得たり。
心に温柔を感じて、徐に中指の頭を以って緩く玉舌を掻くこと数時、終りに玉舌に伝い這わせる。
玉舌軟らかにして凝脂の如し。
徳子身を縮め、面を廷尉の胸に当て、耳朶赤くして鶏冠に似たり。
廷尉即ち双指を弄して終に玉心を探る。御珠を拾う。
徳子鼻息梢高く、呼吸漸く疾し。
身を悶えて膝に堪えず、相擁して前に倒る。
徳子仰臥して廷尉斜に其胸に乗り、双指は尚玉心に在り。
摩擦益々秘術を尽す。
徳子、額を顰め、左手を転じて義経の腕首を強く握り、急に禁じて曰く、ああ、やめよ、指を以って弄するなかれ、ああ、ほとんど堪えず、ああ、それ指をやめよ。
(読み易いように改行を加えました。
イラストはデンマン・ライブラリーより)
39-40 ページ 『春本を愉しむ』
著者: 出久根 達郎
2009年9月20日 第1刷発行
発行所: 株式会社新潮社
あなたは理解できましたか?
読みながら、わたしはなんだか
霧に覆われたロンドンの街を
歩いているような気分でしたわ。
ところで、卑弥子さんが面白いサイトを
やっています。
興味があったら、ぜひ次のリンクをクリックして
覗いてみてください。
■『あなたのための笑って幸せになれるサイト』
とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。バーィ
ィ~ハァ~♪~!
メチャ面白い、
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