(maid12.gif)
デンマンさん。。。「10分間の失楽園」ってぇどういう意味やのォ~?
あのなァ~、わては日本で話題になった『失楽園』のDVDをバンクーバー図書館から借りて、そのうち観ようと楽しみにしていたのやァ。
そういえば次の記事の中で『失楽園』のことをあんさんは書いていましたわァ。
■『日本人の祖先』
(2012年4月10日)
(lib20409.gif)
あらっ。。。デンマンさんは『失楽園』のDVDも借りているのですわね。
(paradise.jpg)
去年の10月に日本に帰省していた時に知り合いが話題にしていたので、見てみようと思ったのですよ。
まだ観てないのでござ~♪~ますか?
そのうち観て、また記事を書きますよ。
それで、あんさんは『失楽園』を観やはったん?
なかなかまとまった時間が取れへんかったのやァ。 それでも、『失楽園』は誰かが話題にしておったさかいに以前の記事を探してみたのやァ。
小百合さんか、それとも卑弥子さんが『失楽園』について何か書きはったん?
誰が書いたのか?。。。わては、はっきりと覚えてへんけれど頭の片隅に『失楽園』について読んだ記憶があるねん。
。。。で、記事を見つけはったん?
まず、次のようにGOOGLEで検索してみたのやァ。
(gog20430.gif)
わては、すっかり忘れていたのやけど 『なつかしの映画・TV番組(うら話)掲示板』を、だいぶ以前に作ったのやァ。
半世紀以上を経た今も関心を集めつづけ、ベストセラー小説『失楽園』の下地ともなった事件を、お定はなぜひき起こすことになったのか。
生い立ちから事件を起こす
... 自伝・阿部定の生涯 その5
[デンマンで御座います] (05/23 19:56)
検索結果を見ると、このように書いてある。 [デンマンで御座います]と書いてあるよってに、わてが書いたことになってるのやけど、書いた覚えがあらへん。
途中が省略されてるさかいに、あんさんでも、よう解(わか)らへんと思うわ。。。
そうなのやがなァ。 とにかく、内容を確かめようと思うて、わてはタイトルをクリックしてみたのや。 そやけど掲示板が見れへん。
なんでぇ~。。。?
目障りなケバケバしい広告が出て来(き)よるねん。。。で、掲示板の看板だけしか見えへん。
あんさんが長い間更新せ~へんかったさかいに掲示板提供サイトの管理人さんがケバケバしい広告と差し替えてしもうたと思うわァ。
わてもそう思うて、すべてのファイルを SmartFTP を使ってアップロードしたのやァ。 そやけど、やっぱりケバケバしい広告が出てきよって掲示板の内容を見ることができへん。
なんでぇ~。。。?
この提供サイトは イギリスの Lycos.uk というプロバイダーなのやがなァ。 2008年に管理人が変わってしもうた。 それでサイトのエンコーディング(encoding)が変わってしもうたと思うねん。 わてのサイトが文字化けするようになったのやァ。 それ以来、わては更新してへん。
あんさんが自分の掲示板のエンコーディング(encoding)をプロバイダーのエンコーディングに変えればえ~やんかァ!?
一つや二つなら、そうするでぇ~。。。そやけど、数え切れへんほどのページがあるねん。 それで、そのままにしてあるのやがなァ。
。。。で、結局、内容を確かめることができへんかったん?
できへんかったのやァ。 そやけど、オリジナルのデータ・ファイルがわてのパソコンにあるねん。 そやから、そのファイルを調べたのやァ。 コンピューターに詳しい人なら、Lycos.uk のわての掲示板のサイトにあるログ・ファイル (log.log) を見ることができると思うねん。 そのファイルには次のように書いてあるのやァ。
お定色ざんげ
次郎 barclay1720@aol.com 04/19 06:55
お定色ざんげ
愛人を殺し、男根を切りとって持ち歩くというセンセーショナルな事件をひき起こした女・阿部定。
半世紀以上を経た今も関心を集めつづけ、ベストセラー小説『失楽園』の下地ともなった事件を、お定はなぜひき起こすことになったのか。
生い立ちから事件を起こすまでのお定の歩みを、彼女の立場に立ち、彼女に寄り添うようにして描いた告白体小説。
「次郎」というハンドル名を使って2005年の4月19日に書き込まれたものやがなァ。 スパム投稿が多くなったので現在では書込み禁止にしてあるのやけど、2005年当時は誰でも書き込むことができるようになっていたのやァ。
あんさん以外の人が書き込みはったん?
その可能性も充分あるでぇ~!。。。そやけど、わてのメールアドレスが書いてあるさかいに、多分わてが書き込んだと思うのやァ。
あんさんの記憶には、全くあらへんのォ~?
覚えてないねん。 わては当時「デンマン」というハンドル名を遣って書いていたのやァ。 「次郎」なんて使ってえ~へんかった。
メールアドレスは誰でも書き込むことができたん?
誰でも書き込めたでぇ~。。。 そやけど、書かんでも投稿できるようになっておったのやァ。 上のGOOGLE検索結果に出てくる「自伝・阿部定の生涯 その5」というのはわてが書いたものやァ。 これは、はっきりと覚えてるゥ。 阿部定を実際に尋問した検察官か、警察の取調官が書き取った調書のコピーが密かに出回っていたのやァ。 わてはそれをゲットして5部か6部に分けて上の掲示板に書き込んだのやァ。
「阿部定事件が小説『失楽園』の下地ともなった」と書いてあるやん。 この部分も、あんさんは覚えてへんのォ~?
記憶にあらへん。 第一、わては小説も読んでへんし、もちろん映画も観てへん。 もし書いたのやったら、どの資料を見て書いたのかもすっかり忘れてしまっておるねん。 自分ながら呆れてしもうたのやァ。 何か思い出すやろかァ? そう思うて次のように検索してみたのやァ。
(gog20430b.gif)
当然やけど、わての掲示板の同じレスが表示される。 2番目の出版社の本の説明を読めば「阿部定事件が小説『失楽園』の下地ともなった」と書いてあるかもしれへん。 そう思ってページを開いてみたのやァ。
(gog20430c.gif)
「阿部定事件が小説『失楽園』の下地ともなった」とは書いてまへんでぇ~。。。
そうなのやァ。 それはわてのオツムには無い事、当然書きたくとも書けへん。 わて以外の人が書き込んだと思うのやァ。 それにしても、どうしてわてのメールアドレスを書き込んだのやろかァ?
嫌がらせですやろう?! 阿部定事件を基にして作った映画は大島渚監督の『藍のコリーダ』ですやん。 『失楽園』は有島武郎の心中事件がモデルやと、わたしは聞いたことがありますねん。
さよかァ~。。。わてもウィキペディアで調べてみたでぇ~。。。
『失楽園』
渡辺淳一の小説。また、それを原作とした映像作品。
小説は1995年から翌年にかけて『日本経済新聞』に掲載され、1997年2月に講談社から単行本として刊行された。
上下巻を合わせた年間発行部数は267万部、現在は300万部を突破している。
不倫を主題にし、一般向け新聞連載ではあまり例のない性描写を含め、連載当時から話題になる。
映画・テレビドラマ化され、流行語にもなった。
有島武郎の心中事件をモチーフとしており、小説後半の多くは自殺現場調書の引用で占められている。
あらすじ
出版社の敏腕編集者である久木祥一郎は、ある日突然、編集の第一線から閑職の調査室配属を命じられた。
そんな久木の前に、友人・衣川が勤めるカルチャーセンターで書道の講師をしている松原凛子という美しい人妻が現れる。
彼女は“楷書の君"と呼ばれているほど折り目正しく淑やかな女性だが、久木の強引でひたむきな恋の訴えに、やがて彼を受け入れた。
そして、週末毎に逢瀬を重ねていくうちに、凛子はいつの間にか性の歓びの底知れない深みに捕われていく。
二人の関係は次第にエスカレートしていき、凛子の養父が死んだ通夜の晩、久木にせがまれた凛子は、夫や母親の眼を逃れて喪服姿のままホテルで密会した。
凛子は罪悪感にさいなまれるが、それはかえってふたりの気持ちを燃え上がらせる。
やがて、久木は密かに都内にマンションを借り、凛子との愛の巣を作り上げた。
しかし、そうした大胆な行動は隠し通せるものではなく、凛子の夫・晴彦は興信所の調査で妻の不貞を知る。
晴彦はあえて離婚しないことで凛子を苦しめようとし、一方、久木の妻・文枝は静かに、しかしキッパリと離婚してほしいと要求した。
家庭や社会からの孤立が深まっていく中、それでも二人は逢うことを止めようとはせず、世間並みの日常が失われていく分だけ、二人だけの性と愛の充足は純度を増していく。
そんな折、久木の会社に彼の行状を暴く告発文が送られてきた。
久木は、それをきっかけに辞職を決意し、文枝との離婚も承諾する。
凛子もまた晴彦や実母との縁を切って、久木のもとに走った。
「至高の愛の瞬間のまま死ねたら」という凛子の願いに共感するようになった久木は、誰にも告げず、二人でこの世を去ろうと決意する。
雪深い温泉宿へ向かった久木と凛子は、生命を絞るように激しく求め合ったまま、互いに毒の入ったワインを口にした。
後日発見されたふたりの心中死体は、局所が結合したままの愛の絶頂の瞬間の姿であった。
映画
1997年5月10日公開。
制作は角川書店、東映、エースピクチャーズ、日本出版販売、三井物産。
日本アカデミー賞、報知映画賞、キネマ旬報賞受賞作。
監督:森田芳光
制作総指揮:角川歴彦
脚本:筒井ともみ
キャスト:
久木祥一郎:役所広司
松原凛子:黒木瞳
衣川和記:寺尾聰
松原晴彦:柴俊夫
久木文枝:星野知子
知佳:木村佳乃
出典: 失楽園 (渡辺淳一)
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
。。。で、ここまで調べてきやはってぇ、あんさんはさっそく DVD を観やはったん?
いや。。。見る前にまだすることがあったのやァ。 もう一度検索結果を見て欲しいねん。
(gog20430.gif)
■『楽園と無責任大国日本』
(2007年11月25日)
わてが書いた上の記事の中に表われた次の部分がどうしても気になる。
…渡辺淳一文学【失楽園】ブーム辺りから不倫恋愛を婚外恋愛と美化するのは愚かしくも卑しく醜く感じます。失敗談を…
これは、あんさんが書きはったん?
上の記事は間違いなくわてが書いたものやけど、上の箇所は書いた覚えがあらへん。 誰が書いたのやろか? そう思うたから、すぐに上のタイトルをクリックして飛んで行ったのやァ。
。。。で、どなたはんが書きはったん?
ダ・ヴィンチさんやがなァ。 当時はハンドル名を変えて「魔女」を使ってはった。 わては彼女のブログから引用していたのやがなァ。 めれちゃんも、その部分を読んで欲しいねん。
1988年から11/22が良い夫婦の日と成ったと記載されていたのだけれど、やはりスポーツ新聞はサブカルチャー的な記事も有りエロでラヴなネタが好きだ。
お金が無くても良い夫婦
ランキング成るモノも有りましたが所得と夫婦のセックス回数に着目。
案外収入多い家庭はセックスが疎からしい。
逆にちょっと少ないかなと言う家庭の夫婦の方がセックスが多いって意外過ぎる統計に驚かされました。
(中略)
甘い施しや言葉に踊らされる馬鹿で間抜けなタイプだけが損してしまう話も良く聞きますけど。
実際は相性とか有る訳ですから結婚前のプロセスが上手く行っていれば
基本的に良い関係を構築出来ている訳です。
間違っても他人のモノに関心は無いのが御約束ですけどね。
摘み食いの話も多種多様だけど
摘まれる程度に堕ちて酔うって案外恥かしい事ね、
実に沢山聞くけど、結局独り善がりの自己憐憫ばかりで、
都合良い身体と感情を利用されてるだけだし、
末路は本当惨めの一言に尽きるわ。
って言うか
「あっ、そんな自分に酔ってる?」と毒突きたくも成るけど、
先ずそんな後ろめたい行動取る人とは関わらないのが一番ね。
だって
自分まで汚れそうだもん。
厭じゃない。
良い夫婦ってスポーツ紙では今回はセックスとお金で統計を計ってましたが、
実際はもっと精神的、肉体的な繋がりを大事にした夫婦の事でしょうから、
同じ結婚や将来を考えるなら、幸せに成る方向で良い夫婦を目指したいものです。
愛=セックスと考える浅はかさ故の統計データでしたけど、
同じ生きるなら無償で互いを尊重しあえる男女の関係の絆として良い夫婦と言うモノが理想ね。
他人が家族に成り家庭を築く訳だから良い関係で生きて楽しみたいもの。
(中略)
渡辺淳一文学【失楽園】ブーム辺りから
不倫恋愛を婚外恋愛と美化するのは愚かしくも卑しく醜く感じます。
(paradise.jpg)
失敗談を美談に置き換える計算なのか
大抵ブログで見掛けるのは他人様の夫や妻を摘み食いされる
又はするお馬鹿さん達が得意顔で記事を書いては自己満足か
自慰みたいな自己憐憫であり不自由な状況での欲求不満ばかりが目に付く。
奇妙な世の中よね。
辻褄合わない虚言夫婦話もあれば異常執着する話も有るけど、反面教師。
相変わらずお馬鹿な戯言を抜かすのも目に付いて
こんな日にこんな話題と読んで思わず笑ったわ。
可哀想にとね。
あぁは成りたくないと思うだけですけど。
by 魔女
2007-11-23 01:44
『良い夫婦の日が過ぎて』より
写真はわてが付け加えました。
改行等ちょっと編集してあります。あしからず。
『楽園と無責任大国日本』に掲載
(2007年11月25日)
魔女さんの不倫恋愛、婚外恋愛についての穿(うが)った考察やでぇ~。。。 わては初めて魔女さんのブログを読んだ時、もしかすると、めれちゃんがハンドル名を変えて書いているのではないやろか? そう思うたものやがなァ。
どうしてぇ~。。。?
めれちゃんの知能指数は 140。 魔女さんのブログを読んで、彼女の知能指数もかなり高い人やと、直感的に思うたのやァ。 ミーちゃんハーちゃんのような駄文を魔女さんは絶対に書かへん。 わてはつい、釣り込まれて最後まで読まされてしまうねん。 そのあとで考えさせられてしまう文章を魔女さんは書きよる。 彼女は間違いなく理知的な人やと思うでぇ~。
つうことわァ~、あんさんはわたしも理知的な女やと思うておるのォ~?
もちろんやァ。 そやから『レンゲ物語』は生まれたのやでぇ~。。。めれちゃんが、コスプレにうつつをぬかすミーちゃんハーちゃんやったら、『レンゲ物語』は生まれてえ~へんかったのやァ。
そいで、あんさんはここまで調べてきよって、やっと『失楽園』のDVDを観る気になりはったん?
いいやァ。。。その前に、まだする事があったのやァ。 ちょっとバンクーバー図書館のわての一週間後の「借り出しリスト」を見て欲しいねん。
(lib20416.gif)
あらっ。。。『失楽園』を1週間延長したのやねぇ。
そうやァ。。。今度は返却日の4月21日までに観ようと決めたのやァ。 でもなァ~、"The Bone Collector" の予告編を観てしもうた。
(bone003.jpg)
The Bone Collector (予告編)
これを観たら、ファーストペースで、ワクワクするよってに。。。どうなってるん? 一体次はどうなるのやろう? もう、ハラハラ、ワクワクして、すぐに観ないわけにはゆかなくなってしもうたのやがなァ。
それで『失楽園』は、あと回しにしやはったん?
あと回しと言うよりも。。。あのなァ~、たとえば食べ物は、一番食べたいと思うものは最後に食べるやろう! そやから、わても『失楽園』を楽しみに、後で見ることにしたのやがなァ。。。うへへへへへ。。。
。。。で、"The Bone Collector"を観てから、ついに『失楽園』を観やはったん?。。。どうやったァ?
あのなァ~、その前に、"A Woman Called Golda"も返却日が4月21日よってに、これを先に見ることにしたのやァ。 とにかく、あの有名なイングリッド・バーグマンが出てきよるねん。
(ingrid.jpg)
Ingrid Bergman ... Can't
take my eyes off of you
あんさんはイングリッド・バーグマンの熱烈なファンやのォ~?
もちろんやァ。 あの『カサブランカ』は脳裏に焼きついてるでぇ~。。。
(golda004.jpg)
Casablanca - 予告編
それに、あのサウンド・トラックも忘れられへん。
As Time Goes By -
Original Song by
Sam (Dooley Wilson)
。。。で、映画そのものはどうやったのォ~?
実に良かったでぇ~。 わては歴史馬鹿やさかいに、イスラエルの最初の女性首相の生い立ちには実に興味をそそられたでぇ~。。。
(golda001.jpg)
A Woman Called Golda (予告編)
この上のDVDを観おえてから、あんさんは、ようやく『失楽園』を観る気になったん?
いや。。。その前に、どうしても気になることがあったのやァ。
一体、何がそんなに気になりはったん?
あのなァ~、『失楽園』は有島武郎の心中事件をモチーフとしていると書いてあるねん。
それがどうして気になりはったん?
有島武郎は軽井沢の別荘で婦人記者の波多野秋子と心中したのやがなァ。
それが、どないな訳で気になりはったん?
あのなァ~、その別荘「浄月荘」は軽井沢タリアセンにあるねん。
(karu810.jpg)
「浄月荘」は、今は改造されてカフェになってるゥ。 『軽井沢タリアセン夫人 - 小百合物語』 をブログで書いているわてにとっては、有島武郎と心中事件がどうしても気になるねん。 わてと小百合さんも軽井沢タリアセンでデートしたのやがなァ。
。。。で、あんさんも小百合さんと心中しようとしやはったん?
アホかいなァ~。。。! なんで。。。どないなわけで、わてと小百合さんが心中せんとあかんのやァ?
そやかて、心中が気になると、あんさんは言うたばかりやないのォ~?
あのなァ~、わてと小百合さんはカナダで出会い、カナダでロマンを育(はぐく)んだのやがなァ~。。。建設的で前向きな愛のロマンやさかいに心中など全く思いつかへん。 それやのに、有島武郎と婦人記者の波多野秋子はどうして軽井沢の別荘で心中せんとあかんかったのかァ~? それが気になったのやがなァ。 そやさかいに、『失楽園』を観る前にぜひとも調べんとあっか~んと思うたわけやァ。。。
有島 武郎 (ありしま たけお)
誕生 1878年3月4日
東京市小石川(現・文京区)
死没 1923年6月9日(満45歳没)
東京小石川(現・文京区)に旧薩摩藩士で大蔵官僚の有島武の長男として生まれる。
武郎4歳の時、父の横浜税関長就任を機に一家で横浜に移る。
父の教育方針により米国人家庭で生活。
その後、横浜英和学校(現横浜英和学院)に通う。
このころの体験が後に童話『一房の葡萄』を生むことになる。
10歳で学習院予備科に入学し、19歳で学習院中等全科を卒業。
その後、札幌農学校に入学。
教授の新渡戸稲造から「一番好きな学科は何か」と問われ「文学と歴史」と答えたところ失笑を買ったという。
内村鑑三や森本厚吉の影響などもあり、1901年にキリスト教に入信する。
農業学校卒業後に軍隊生活を送り、その後渡米。
ハバフォード大学大学院、さらにハーバード大学で学び、社会主義に傾倒しホイットマンやイプセンらの西欧文学、ベルクソン、ニーチェなどの西洋哲学の影響を受ける。
さらにヨーロッパにも渡り、1907年帰国。
このころ信仰への疑問を持ち、キリスト教から離れる。
アナーキストの巨星であった大杉栄が海外に遠征した際に、黒百合会を主宰していた有島武郎は同志としてカンパをしたが、実はそれまでに大杉とは数回しか会った事がなかった。
帰国後はふたたび予備見習士官や東北帝国大学農科大学の英語講師として過ごしていたが、弟の生馬を通じて志賀直哉、武者小路実篤らと出会い同人誌『白樺』に参加。
『かんかん虫』『お末の死』などを発表し、白樺派の中心人物の一人として小説や評論で活躍した。
1916年に妻と父を亡くすと、本格的に作家生活に入り、『カインの末裔』『生まれ出づる悩み』『迷路』を書き、1919年には『或る女』を発表した。
しかし創作力に衰えが見え始め、『星座』を途中で筆を絶つ。
1922年、『宣言一つ』を発表し、北海道狩太村の有島農場を開放。
1923年、婦人公論記者で人妻であった波多野秋子と知り合い、恋愛感情を抱く(当時有島は妻と死別していた)。
しかし秋子の夫春房に知られるところとなり、脅迫を受けて苦しむことになる。
そして1923年6月9日、二人は軽井沢の別荘(浄月荘)で縊死を遂げた。
7月7日に発見されるが、梅雨の時期に一ヶ月以上遺体が発見されなかったため、相当に腐乱が進んでおり、遺書の存在で本人と確認されたという。
複数残されていた遺書の一つには、『愛の前に死がかくまで無力なものだとは此瞬間まで思はなかつた』と残されていた。
2009年7月に、死の約半年前から有島が秋子と取り交わした書簡、各3通が札幌市にある『北海道立文学館』で一般公開された。
辞世の歌は次の3首。
幾年の命を人は遂げんとや思い入りたる喜びも見で
修禅する人のごとくに世にそむき静かに恋の門にのぞまん
蝉ひとつ樹をば離れて地に落ちぬ風なき秋の静かなるかな
唐木順三の評では「いずれも少女趣味以上ではない」と断じられている。(『自殺について』1950年)
また師であった内村鑑三は「この度の有島氏の行為を称えるものが余の知人に居るならば、その者との交流を絶つ」(大意)と言明した。
魯迅が紹介したことから中国での知名度が高く、教科書にも掲載され広く読まれている。
出典: 「有島武郎」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
あんさんは、ずいぶんと前置きが長いのやねぇ~。。。で、これだけの準備をして、ようやくあんさんは『失楽園』を観おわったん?
いや。。。全部観ることができへんかったァ。
なんでぇ~。。。?
恥ずかしうなってしもうたのやがなァ。
どうして。。。? ああっ。。。わかったァ~! つまり、バンクーバー図書館でDVDを観たさかいに、男女の絡み合いのシーンで周(まわ)りの人たちが寄って来たのやねぇ~。。。それで、あんさんは恥ずかしくなってしもうたのやねぇ~。。。?
ちゃうねん。。。誰も寄ってきやへんかったでぇ~。
それやのに、どうしてあんさんは恥ずかしくなりはったん?
始まりが1980年代の安っぽいアダルトビデオのようやったのやァ!
失楽園 (1997) 予告篇
「至高の愛の瞬間のまま死ねたら」という凛子の願いに共感するようになった久木は、誰にも告げず、二人でこの世を去ろうと決意する。
雪深い温泉宿へ向かった久木と凛子は、生命を絞るように激しく求め合ったまま、互いに毒の入ったワインを口にした。
後日発見されたふたりの心中死体は、局所が結合したままの愛の絶頂の瞬間の姿であった。
正直なところ、ウィキペディアでの上の箇所を読んだ時に、わては映画から多くのことを期待するのは無理やと思うたでぇ~。。。
なんでぇ~なァ?
あのなァ~、赤字で強調した部分は、まるで『愛のコリーダ』の続きやんかァ。 わては『愛のコリーダ』が低俗やと言うつもりはあらへん。 あの映画は素晴らしい映画やと、わてはマジで思うとる。 そやけど、『愛のコリーダ』で描かれているモノは、ミーちゃんハーちゃんの野生の性愛なのやがなァ。 そやけど、有島武郎と波多野秋子はミーハーではあらへん。
理知的なインテリやと、あんさんは言わはるのォ~?
そうやァ。 有島武郎はハバフォード大学大学院、さらにハーバード大学で学び、社会主義に傾倒しホイットマンやイプセンらの西欧文学、ベルクソン、ニーチェなどの西洋哲学の影響を受けたのやでぇ~。 波多野秋子も阿部定とは違って理知的な人なのやがなァ。 大正元年(1912年)に実践女学校を卒業。 この時、英語塾経営者であった波多野春房(烏峰)と18歳で結婚。 秋子は春房の学費提供により女子学院英文科に入学して、大正3年に卒業してるねん。 それから青山学院英文科に入学しやはった。 大正7年(1918年)に卒業後、高島米峰の推薦で『婦人公論』の編集者となり、美人記者として活躍したのやがなァ。 『失楽園』は、明らかにこの二人をモデルにしている。 阿部定と石田吉蔵がモデルではあらへん。
それで。。。?
それやのに、『失楽園』は『愛のコリーダ』の続編になってるねん。 要するに、阿部定さんが新しいボーイフレンドを見つけ、第2の人生を得て、それも破綻して、後日二人は心中することになるねん。 それで 発見されたふたりの心中死体は、局所が結合したままの愛の絶頂の瞬間の姿であったと。。。 もし、モデルが阿部定であれば、これでもええねん。 そやけど、有島武郎と波多野秋子がモデルであれば、上のラストシーンはあまりにも低俗やんか! 現実には、有島武郎と波多野秋子は、そのような死体で発見されてはおらんのやでぇ~。。。二人は首吊り自殺をしている。
『失楽園』は失敗作やと、あんさんは言わはるのォ~?
わての目から見たら失敗作や。 わては魔女さんと同じような感想を持ったでぇ~。
渡辺淳一文学【失楽園】ブーム辺りから
不倫恋愛を婚外恋愛と美化するのは愚かしくも卑しく醜く感じます。
(paradise.jpg)
失敗談を美談に置き換える計算なのか
大抵ブログで見掛けるのは他人様の夫や妻を摘み食いされる
又はするお馬鹿さん達が得意顔で記事を書いては自己満足か
自慰みたいな自己憐憫であり不自由な状況での欲求不満ばかりが目に付く。
奇妙な世の中よね。
辻褄合わない虚言夫婦話もあれば異常執着する話も有るけど、反面教師。
相変わらずお馬鹿な戯言を抜かすのも目に付いて
こんな日にこんな話題と読んで思わず笑ったわ。
可哀想にとね。
あぁは成りたくないと思うだけですけど。
つまり、あんさんが「10分間の失楽園」と言うのんは、10分以上観るに耐えない映画やと言うことやのォ~?
そうやァ。 わては10分観ただけで、それ以上は恥ずかしくて、どうしても見る気になれへんかったのやァ。 観てる者を恥ずかしくさせるような映画は良くないものやでぇ~。
そうやろか?
あの映画は台本があんじょうできてへんと思うのや。 台本が素晴らしいと下手な役者が演じても何とか観られるものやァ。 そやけど、台本が悪いと、どんなうまい俳優が演じても駄目になるねん。 あの映画に出てきた役者は、結構ベテランぞろいで、いい役者が多いねん。 惜しいことをしたと思うのや。
。。。で、あんさんが監督さんならば、どないな映画にするのォ~?
師であった内村鑑三が「この度の有島氏の行為を称えるものが余の知人に居るならば、その者との交流を絶つ」と言うたのやァ。 おそらく、有島武郎は師からそう言われるのを知っていたに違いない。 それなのにどうして心中を選んだのか? そこを映画で描くべきやったのやァ。 それが『失楽園』では『愛のコリーダ』の続編のようなものになってしもうた。 性欲不満をどうするか? というような映画になってるねん。
辞世の歌は次の3首。
○幾年の命を人は遂げんとや思い入りたる喜びも見で
○修禅する人のごとくに世にそむき静かに恋の門にのぞまん
○蝉ひとつ樹をば離れて地に落ちぬ風なき秋の静かなるかな
唐木順三の評では上の3首は「いずれも少女趣味以上ではない」となってるねん。
あんさんも、少女趣味以上ではないと思いはるゥ~?
いや。。。深い意味が上の3首の中には眠っていると思うでぇ~。 そやから、わてが映画監督なら、その深いものを映画の中で描くつもりやァ。
あんさんも映画を作ったらええやんかァ。
映画は金がかかるよってに、『軽井沢タリアセン夫人 - 小百合物語』を書いてるねん。
■『軽井沢タリアセン夫人 - 小百合物語』
。。。んで、そのテーマは。。。?
『復楽園』
【レンゲの独り言】
ですってぇ~。。。
そうですよね。
『失楽園』は破滅の道です。
せめて『復楽園』を目指したいものですよね。
とにかく、次回も面白くなりそうですわ。
あなたもどうか、また読みに戻ってきてくださいね。
では、また。。。
メチャ面白い、
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こんにちは。ジューンです。
イスラエルの最初の女性首相 ゴルダ・メイヤーの映画も良かったですけれど、
Meryl Streep が演じた イギリスの最初の女性首相
サッチャーさんの映画も良かったですよね。
The Iron Lady - Trailer (2012)
でも、なんと言っても『カサブランカ』は
多くの映画ファンの心に
忘れがたい印象を残したようです。
Play it again, Sam
俳優・映画監督の ウディ・アレン(Woody Allen) も『カサブランカ』から多くのインスピレーションを受けたようです。
"Play It Again, Sam" は 1972に製作された映画です。
ウディ・アレンが書いたブロードウェイの劇を基にして作った映画で、
アレンは映画『カサブランカ』に夢中になっている男の役で主人公を演じています。
女性にもてない主人公がハンフリー・ボガードの指導を受けながらガールハントに出かけるというお話です。
笑えます。
あなたも時間があったらぜひ観てください。
ところで、英語の面白い話をまとめました。
興味があったら、
次のリンクをクリックして
読んでくださいね。
■ 『あなたのための 楽しい英語』
■ 『性の俗説 (2008年3月4日)』
とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょうね。
じゃあね。
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